最近のニュースで、万引き誤認逮捕の記事がありましたが関連して。
ぎこまめの母は生後高熱で目を患い、手術で片目だけが紙に開けた針の穴から見えるくらいの視力になったらしい。
通常の生活ではほとんど見えないのと同じですが。
とある百貨店で、商品の価格の文字が見えなくて、尋ねようとして誰か傍を通らないかなと足音を頼りにキョロキョロしていたら、その行動を怪しまれ、別室に連れて行かれ尋問されたらしい。
疑いが晴れたもののお店の人が謝ることも無く冷たくされ、とても悔しい思いをしたことを、ぎこまめが大人になった時に聞かされたことがある。
白杖を持った弱者がそんなひどい扱い方をされたこと、ぎこまめはその頃子供だったから何も知らなかった。
昔は普通学級しか無かったし、目が見えないことで子供のころから随分と差別を受けたり、かなりの苦労をしたようだ。
それで皆と同じようになりたくて、文字も絵も描いていたことに尊敬です。
でも天性は明るい人だったと思うが、あれは本当に明るかったのか、それとも明るく振る舞って自分を誤魔化してたんじゃないかと思ったり。辛い筈なのに。
その母の13回忌を昨日、三姉妹で行った。
帰りに寄った日田市天ケ瀬温泉街の外れにある山奥の露天温泉、山荘天水。
従業員の方が皆とても親切で優しくて、また行きたいと思いました。
母を語りながらの一日でした。