4コマ目のハリソンさんの心理ネーム、
話中頓絶法になっています。
続きは一部が本日のタイトルにもなっていますが、
「 こいつら、実際シャンディに会ったら、
自分の知っている事を一方的に喋りまくるか、
何を言っていいのか分からなくなって、
黙りこくるかのどっちかだろうな。 」
― だそうですが、
ハリソンさん自身が、
現時点でも、意外に気難し屋のシャンディ氏に手を焼いていて、
第3部で正体を現した時には、
声も出せないくらい、
驚いていたようでしたからね。
ミゲル・デ・セルヴァンテス・サヴェードラさん著の、
「 ドン・キホーテ 」 の始まりの方で、
ドンキさんが騎士道物語を片っ端から読みまくる場面があって、
フェリシャーノ・デ・シルバさんの著書からの引用もあるのでしたが、
「 ことわりなきとこわり 」 とか、
「 ふさわしきふさわしさ 」 とか、
そういう表現が出て来て、
一文章全体が成ると意味不明となるのでした。
訳者の会田由さんは意味が分かったんでしょうか?
トリストラム・シャンディさん、
第3巻で誇張&教会関係をスルーして聖者に列していますが、
ドンキの後編第40章に出て来る、
冒険を成し遂げたけれども、
従者の協力についての記述が省略されて、
手柄を独り占めしてしまう、
騎士道物語の主人公のセコイ騎士、
ドン・パラリポーメノン・デ・ラス・トレス・エストレッリャスさんの
事なのでした。
ティックルトービーもパラライポメノンさんと同じく、
第3巻のマーブルペーパーと向かいのページに
出て来ますが、
ラブレーさんの第4の書の新序詞に出て来る、
性体験豊富な女性の事を意味するらしい言葉を、
アーカート卿が訳した英語、
thumpthumpriggletickletwiddletobied
― を、縮めて、
ちょっと意味を分かりにくくしたようですな。
―― 以上、何とも意地悪&悪趣味な、
お手紙公開エピソードでした。
御不快になられた方もおられると思いますが、
多分、話の展開上必要ならば、
また別の機会にも行われる事でしょう。
そして、ハリソンさんが、
手紙が公開された読者の中の誰かと
実際会ってしまうなんて事も、
あ・る・か・も。
次回からは、また 「 ほのぼのトーン 」 に戻るので、
そういうのがいいと思って下さる、
お優しい心の方々は、
どうぞホッとなさって下さいね。
〈 次回の更新は、7月31日 ( 土 ) ・ 8月1日 ( 日 ) の予定。 〉
そして、運命の少女からの手紙が――。