モーツァルトさん、
父親レオポルドさんがテキトーに付けた名前にしては、
大そうな充実っぷりで。
ヨアネス・クリュソストムスは、1月27日が祝日の聖人( 344-407年 ) で、
見事な説教ぶりから、「 黄金の口のヨアネス 」 と呼ばれた人物から取ったものだし。
ウォルフガングは、 「 狼と行く者 」 という意味で、
つまり 「 剛の者 」 ちゅーこっちゃっしょ~?
テオフィールは、 「 神を愛する 」 だし。
愛すりゃ愛されるでしょーし。
雄弁で勇敢で信仰心に厚い…と、
全部まとめて一言で言うと、
素晴らしい人
― という意味じゃんよー!
でも、モーツァルトさんのキャラとは全然合っていないよな…。
評価のし所からも全然外れてるし。
そういう所からも、
テキトーに付けたというのが分かっちゃうよね~。
異様なまでに名前に願いを込めていないから、
その名にふさわしき人物となれ!
― なんて強要もされなかったんだろうし。
「 お母 ( 父 ) さんはね、 ×○ にね、
こーゆー人になって欲しくて、 ×○ って付けたんだよ。 」
とかね~。
モーツァルトさん、もし親が強い願いを込めて命名していたら、
将来はローマ教皇を目指させられていたって事だよね?
まあ、かの天敵、ザルツブルク大司教を部下にはできたんでしょうけど。
一方、トリストラム・シャンディさんなんですが、
誕生の際に、お医者さんが分娩鉗子の使用ミスをしてしまい、
鼻が潰れてしまいました。
で、ウォルターお父さんは、
錬金術の神、トリスメジスタスの名を与えようとしました。
不幸を幸に変えるというのを錬金術に例えたんでしょうね。
結局上手く行きませんでしたけど。
教育や躾も失敗したらしく、
現在どこにいるのかが不明なのですが、
自分の分身や身代りとも感じて、
今まで助け合ってやって来たハリソンさんに対して、
正直な所、不満を感じ始めている事でしょうね~。
今日の続きは明日。