絵画的、情緒的、日本らしい“洒落心”と“遊び心”がある唄。
色彩や形が、その周辺の情景と共に生き生きとした余韻となって、
カメラで撮影したかのように、私の頭のスクリーンにパシッと写ります。
とても好きな唄・・・。
(二つとも、泉鏡花の唄)
「まる髷」
蛍がいうた。
やみの夜の
しょぼしょぼ雨の
紺蛇目傘。
そっととまって覗いたら
青い手柄が見えたぞえ。
「やたい」
頬紅の
鮪、赤貝、穴子もいらぬ
露の青笹すっきりと
ぬれたがままの
てつか巻
・・・「鏡花全集」(岩波書店)より
注意:表記の漢字、カナは、PCで出てこないのと、横書きのため、残念ながら正確でない部分あります。
去年の2月、金沢近代文学館の学芸員・奥田さんが、あちこちをご紹介くださって、さらにお休みの日にご案内下さった時のこと。
確か、泉鏡花記念館で出会った唄「まる髷」。
非常に印象に残り、パンフレットに眉墨でメモした。
今になって、正しく知りたかったので、「泉鏡花記念館」へ問い合わせあところ、丁寧に教えてくださったのだ。
色彩や形が、その周辺の情景と共に生き生きとした余韻となって、
カメラで撮影したかのように、私の頭のスクリーンにパシッと写ります。
とても好きな唄・・・。
(二つとも、泉鏡花の唄)
「まる髷」
蛍がいうた。
やみの夜の
しょぼしょぼ雨の
紺蛇目傘。
そっととまって覗いたら
青い手柄が見えたぞえ。
「やたい」
頬紅の
鮪、赤貝、穴子もいらぬ
露の青笹すっきりと
ぬれたがままの
てつか巻
・・・「鏡花全集」(岩波書店)より
注意:表記の漢字、カナは、PCで出てこないのと、横書きのため、残念ながら正確でない部分あります。
去年の2月、金沢近代文学館の学芸員・奥田さんが、あちこちをご紹介くださって、さらにお休みの日にご案内下さった時のこと。
確か、泉鏡花記念館で出会った唄「まる髷」。
非常に印象に残り、パンフレットに眉墨でメモした。
今になって、正しく知りたかったので、「泉鏡花記念館」へ問い合わせあところ、丁寧に教えてくださったのだ。