えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

時の流れ

2012-04-15 | 日記
 私が水戸市民になってどれくらいになるだろうか・・・。
今日、歩いて40分、車で2時間半、通常郵送している救援新聞の配達(直接、会員さんと顔を合わせたいと思って)のため、市内を回った。

 少し風が冷たかったが、晴れた天気の中、住宅街を歩いたら、家々の庭の花や花木がとてもきれいで「春」を楽しむ時間となった。
歩いてみると、車では気付けない新たな発見も生まれる。
特に、この地に引っ越して間もない私には、「探検気分」でわくわく! 花を見て、るんるん!
太陽と春の風を受けながら、「うん!これぐらいなら、歩ける!」と少し自信も持てた。
やっぱり、歩くって、気分いい!

 車で回ったところは、なぜか、何度も行ったことがあるところなのに、ふっと遠い記憶が蘇ってきた。
学生時代生活していた所は、当時は校舎と寮があったが、今は、まったくその形を変え、校舎は看護専門学院となり、寮は無くなり、校庭には県の住宅が建っている。
学生時代がなつかしく思いかえされた。

 初めて社会人になり、保母(保育士)として勤めた保育園の周囲では、受け持ちの子どもたちの家庭訪問した記憶が蘇ってきて、
一人ひとりの顔が思い出された。
「あの子は、今、いくつになったのかな?」などと、ふと、思ったりしながら、住宅地を通り過ぎた。

 昨年まで勤めていた、病院の周辺も歩いた。
元同僚の家の前や、病院の建物を見ながら、もう、すっかり「違う空気、違う世界」で生きている自分を感じた。
時間に追われたあの頃の生活が、今では「とても遠く」感じた。

 高校生の頃、自炊生活をしていた近くも通った。

新聞は、それでも会員の6分の1しか、今回は配れなかった。
次は、地域を変えて、また時間が有るとき回ってみよう。

 今日、会員さんと話せたのは、少なかったが家を覚えただけでも、収穫あり!と思う事にしよう。
会って、話が出来たところでは、さといも、ほうれん草、庭に咲いていたスイセンやチューリップのお花などいただき、夜の食卓が豊かになった。
 こういうお付き合いが大事なんだろうな・・・。
日常的に繋がって、「顔の見える」関係が大切なんだろうな・・・。

 今日は、何だか「記憶の中の市内めぐり」をしたような・・・。
そんな半日でした。