えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

春の訪れ

2013-02-27 | 日記
ご近所に97歳にになられるAさんがいる。
とてもお元気で、昨年、ここに越してきた私たちを温かく迎えてくださった。
「桜井さんのことは、知っていましたよ。応援していましたよ。」とのこと。
初対面の私たちは、正直戸惑ったが、でも、Aさんは春夏秋冬の季節の物を、
「うちの庭のものよ」と
タケノコ、タラの芽、それにいろんなお花、野菜も届けてくださったり、伺った折に持たせてくださったり。
Aさんの長い人生のご苦労もお聞きした。
お出かけの時は車での送迎もさせていただくようになった。
そんなお付き合いが1年続いた。
 今日は、
 「寒いので、家の中で待っていてくださいね」と言ったのに、時間までにちゃんと家の角に出て待っていてくれたAさん。
手には、輪ゴムで束ねた小さな花を持たれて。
「この花、分かる?車の中に入れておくといいわ。いい香りがするわよ」と。
それは、蝋梅(2種類)とネコヤナギ(これも白ではなく赤いのでした)でした。

 車の中はもちろんいい香りでしたが、帰宅して、部屋に飾ると、部屋の中でもいい香りを放ってくれています。

 そう・・・
ここにきて、丸1年になったんですね。

 蝋梅の香りをかぎながら、ふっと「1年」を考えています。