ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「落下の解剖学」

2024年09月30日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
今年2月公開の映画の紹介です

監督は、ジュスティーヌ・トリエ。
フランス制作の、法廷・スリラー映画です。
主演・出演は、ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、
サミュエル・タイス。


(あらすじ)
フランス。雪山の山荘。
作家のサンドラは、学生のインタビューに答えています。
ところが上階の音楽がけたたましく、後日時間をとると約束して学生は帰ります。
視覚障害のある11歳の息子・ダニエルは、愛犬スヌープを洗った後散歩に出かけます。
家に戻るとスヌープが吠え、外で父・サミュエルが血まみれで死んでいるのに気づきサンドラを呼びます。
3階から落下したサミュエルは検視され、
擦過傷の他、頭部に強く殴られた血種があり、それが死因と確認されます。
弁護士で友人のヴァンサンはサンドラを訪ね、状況をすべて確認します。
「私は殺していない。」
サンドラの言葉に、ヴァンサンは自殺の可能性を視野に入れます。
しかしその後、3点の要因からサンドラは起訴されてしまいました。
ダニエルが障害を持つため釈放が許されますが、
ダニエルの証言も重要であることから裁判の事で接触しないよう女性が滞在します。
裁判にはサミュエルのUSBが証拠として提出されていて、
その中には前日の2人の口論が録音されていました・・・

************************************************
いやはや、実はこの映画、かなり観たかったんです。
予備知識入れず、法廷モノと初めて知りました。
なので、タイトルからは全く想像できない展開でした。

起訴された3点の要因は、
・3階バルコニーから転落の複数の矛盾
・USBに残されたファイル
・前日の夫婦の会話

原題は『Anatomie d'une chute』。
意味は、「ある転落の解剖学」のようです。
そのまんまですね。

カンヌ国際映画祭では「パルム・ドール」「パルム・ドッグ賞」を受賞、
他たくさんの映画賞の受賞・ノミネートがあります。

サンドラ役は、ザンドラ・ヒュラー。
何と同時期の「関心領域」にも出演してました。
他、「希望の灯り」(2019)、「約束の宇宙」(2021)、「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」(2022)などの出演があります。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
大きな展開を期待しましたが・・・

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「消えた声が、その名を呼ぶ」

2024年09月28日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2015年公開の映画の紹介です

監督は、ファティ・アキン。
ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・ポーランド・カナダ・トルコ・ヨルダン合作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、タハール・ラヒム、。シモン・アブカリアン、ヒンディー・ザーラ。


(あらすじ)
数世紀にわたり君臨したオスマン帝国は衰退し、
ドイツ側につき第一次世界大戦に参戦した。
帝国内の少数民族は、一夜にして帝国の敵となった。

-------------------------------------
1915年。マルディン。
キリスト教徒の鍛冶職人のナザレット・マヌギアンは、
ある夜中、数人の憲兵隊が訪ねアルメニア人も戦争に徴収すると言われます。
ナザレットは妻・ラケルと双子の娘達と別れを惜しむ間もなく、
他の住民の男たちと連れていかれました。
戦争ではなく道を作る作業に安どするも、過酷な労働で命を落とすものもいたのです。
その後イスラム教に改宗したものだけが解放され、
残ったナザレットたちは後ろを向くよう言われます。
みな喉を切られる中、ナザレットに手をかけた男は傷だけつけてその後助けに来たのです。
そしてナザレットは脱走兵から住む村の女子供達が連れていかれたと聞いた場所、ラース・アルアインを目指します。
たくさんのテントが並ぶ中、悲惨な状態で埋め尽くされ、
ナザレットはある人物を見つけるのです・・・

******************************************************
ナザレット役のタハール・ラヒムは、最近幾つかの作品を観ていまして、
この映画でも見た目通りの穏やかな人物を演じていました。

原題は『The Cut』。
文字通り「切断、削減、無視、分け前、取り分」など。
映画の意味するところは調べ切れませんでしたが、
邦題は「なるほど」と思いましたです。

この映画は、ヴェネツィア国際映画祭で、「ヤング審査員賞」を受賞したようです。

トルコ系ドイツ人のアキン監督による“愛、死、悪に関する三部作”の最終作らしく、
他の2つは、

「愛より強く」(2006)
出演:ビロル・ユーネル、シベル・ケキリ

「そして、私たちは愛に帰る」(2008)
出演:バーキ・ダヴラク、トゥンジェル・クルティズ




オスマン帝国はこの辺り

皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
様々な国のスタッフ、俳優陣の映画も多く、やっぱり共通語は英語なんでしょうね

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ともしび」

2024年09月22日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2019年公開の映画の紹介です

監督は、アンドレア・パラオロ。
フランス・イタリア・ベルギー製作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、シャーロット・ランプリング、アンドレ・ウィルム、ステファニー・バン・ビーブ。


(あらすじ)
ベルギーの小さな地方都市。
高齢のアンナは、豪邸の家政婦をしていて、
その後演劇グループに参加する充実した日々を過ごしています。
その日電車で帰宅したアンナはいつものように夕食を作り、
その夜は夫とあまり会話もなく寝床に入ります。
翌日2人でタクシーに乗りある場所に手続きに行くと、アンナ一人だけで帰宅しました。
アンナは、夫だけに懐いている犬のフィンに話しかけます。
「あの人は帰ってこないのよ。」
その後、ドアをたたく音が聞こえ、女性が金切り声で怒鳴ります。
「シモンの母よ。幼い息子にあんなことして恥ずかしくないの!!??」
数日後、夫に面会に行ったアンナは、笑顔を作ります。夫は笑顔を責めながらも、
「やったと思われていて、移送されそうだ。ここで生き抜く自信がない。」
ある日息子・ミシェルに留守電を入れたアンナは、
孫の誕生日のケーキを手作りしてミシェルを訪ねます。
しかし、アンナは追い返され、駅のトイレに籠り涙を流すのです・・・

*************************************************
ほぼ名女優、シャーロット・ランプリングの表情が映ります。
気持ちが伝わってくる、とても切ないストーリーでした。
夫をもっと責めればいいのに。
因みに、夫の名前、登場しないんです。

この映画は、ベネチア国際映画祭で「主演女優賞/シャーロット・ランプリング」を受賞しています。

シャーロット・ランプリングは今年78歳。
イギリスの女優、歌手でもあったんですね。
コスチュームが評判だったというイタリア映画「愛の嵐」(1975)は、未見ですので是非観たいところです。
実はご紹介の映画でも、素裸が映ります。
「スイミング・プール」(2003)では、ヨーロッパ映画賞/女優賞を受賞、
「さざなみ」(2015)では、アカデミー主演女優賞ノミネート他、たくさんの賞を受賞しています。
近年でも出演は多く、
「レッド・スパロー」(2018)、「ベネデッタ」(2021)、「世界の涯ての鼓動」(2017)
「DUNE/デューン 砂の惑星」(2021)シリーズなど、観ている映画にほとんど出てます。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
少しづつ掴めてくる状況展開が魅力的でした

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヒプノティスト-催眠-」

2024年09月13日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2013年公開の映画の紹介です

監督は、ラッセ・ハルストレム。
ラーシュ・ケプレルの小説『催眠』が原作の、スウェーデンのクライム映画です。
主演・出演は、トビアス・ジリアクス、ミカエル・パーシュブラント、レナ・オリン、
ヘレーナ・アフ・サンデバリ、ヨナタン・ボークマン。



(あらすじ)
ストックホルム。
体育館で体育教師が刺される事件が起き、国際警察のヨーナは現場に到着します。
しかし地元警察に任せるように言われ、帰りかけたヨーナは、
体育教師の自宅に緊急要請が入ったことを知りそちらに向かいました。
すると2人が体育教師と同じように何度も刺されて死亡していて、
浴室を開けたヨーナは少年が生きているのを発見します。
死亡は父(体育教師)と母、幼い娘で、少年・ヨセフは昏睡状態でした。
担当の医師・ダニエラはトラウマ治療に長けているエリックを呼びます。
エリックは催眠治療でヨセフに治療を始めますが、興奮状態になり中断するのです。
しかしその後、エリックの幼い息子がさらわれる事件が起き、
さらにエリックの妻は、アトリエに書かれた脅迫文字に気づくのです。
“催眠を辞めろ、さもないとお前の息子は死ぬ”
息子の誘拐とヨセフの事件を結び付け、
人が少なくなった夜、エリックはヨセフの催眠治療を始めました。
ヨセフは話し始めます・・・

****************************************************
結構スリリングで、見ごたえありましたです。

原題は『Hypnotisören(スウェーデン語)』、
意味は「催眠術師」。
この映画はアカデミー賞の外国語映画賞にスウェーデン代表として出品されたようです。
受賞は、『愛、アムール』( オーストリア) でした。

よく見かける監督さんと思いましたら、ハリウッド映画結構観ています。
出身はスウェーデンだったんですね。
この映画のエリックの妻・シモーヌ役のレナ・オリンは奥様です。
「ギルバート・グレイプ」(1993)、「サイダーハウス・ルール 」(1999)
「ショコラ」(2000)、「シッピング・ニュース 」(2001)
「親愛なるきみへ 」(2010)、「砂漠でサーモン・フィッシング」(2011)
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」(2014)、「僕のワンダフル・ライフ」(2017)




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
アマプラでお薦めに上がってきた映画でした
ありがたや、ありがたや

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マダム・イン・ニューヨーク」

2024年08月27日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2014年公開の映画の紹介です

監督は、ガウリ・シンデー。
やはり歌と踊りもある、インドのコメディ・ドラマ映画です。
主演・出演は、シュリデヴィ、メーディ・ネブー、プリヤ・アーナンド、
アディル・フセイン。


(あらすじ)
インド。
主婦シャシは、朝早くに起きて夫・サティシュ・母・娘サプナと息子の準備をしながら、
評判のいいお菓子・ラドゥをたくさん作り箱に詰めます。
朝食時、英語の発音が下手なシャシは皆に笑われてしまいました。
更にサプナの教師の面談に行くも、
英語科の教師で話が通じずサプナに文句を言われてしまうのです。
ある日NYに住む姉・マヌから姪の結婚式に招待され、
サティシュはシャシに先に準備を手伝うように言います。
NY。
不安ながらなんとかたどり着いたシャシは、
翌日マヌと姪のラーダとマンハッタンを満喫します。
しかしラーダの大学の授業を待つ間、シャシは英語が出来ず散々な目に遭うのでした。
すると偶然知った英会話教室に、シャシはなんとかたどり着きました。
パキスタン人やフランス人、メキシコ人などが生徒の教室で、
シャシは楽しく過ごし、その後もDVDの映画で熱心に勉強を始めるのでした・・・

*************************************************
頑張る姿は、観ていてもとても気持ちいいです。
インド映画なので、やっぱり歌や踊りがところどころに入ります。

シャシ役は、故・シュリデヴィ。
他界しているのは知りませんでした。

インドのお菓子ラドゥは、丸く丸めた黄色いお団子のような形です。
食べたことないですが、可愛らしくておいしそうです。
材料は、
ベサン(ひよこ豆の粉)/無塩バター/きび糖/塩/アーモンド/
カルダモンパウダー(料理やお菓子に甘く爽やかな香りを加える)
などのようです。




山積みのラドゥ
食べた~~い

皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
昔、英語教室の経験ありまして、やはり楽しかったです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ホテル・ファデットへようこそ」

2024年08月13日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2017年製作の映画の紹介です

監督は、フロランス・カンタン。
フランスの、コメディ・ドラマ映画です。
主演・出演は、ジェラール・ドパルデュー、カトリーヌ・ドヌーブ、ギョーム・デュ・トンケデック。



(あらすじ)
妻の家族が経営する自動車修理工場で働くジェラールは、
勝手なふるまいをする妻に愛想をつかし、義母に自分の工場を持つため出ていくと話します。
顧客から修理代を受け取ったジェラールは鞄に詰め、車を出します。
そして田舎町に到着したジェラールは、修理工を見学し持ち主のリコと話します。
リコはしばらく旅行に行く予定でその間工場を任され、その後契約することになりました。
取りあえずジェラールは、宿泊するため近くのホテル“ファデット”を訪ねます。
女主人のバルバラはジェラールにホテルの話をした後、前金を現金で受け取ります。
朝・夕食事つきと聞き、ジェラールはレストランの席に座ります。
バルバラは客の注文を取った後買い足しに出かけ、
気になったジェラールが厨房を覗き驚きます。
シェフはおらずお湯を沸かしているだけで、ジェラールはリコに相談に行きました。
「彼女は現金を持つと豪遊に行く。」
その後リコとジェラールは調理台に立ち、それからもバルバラに振り回されるのでした。
一方、ジェラールの妻の自動車修理工に、警察が訪ねてきたのです・・・

*********************************************
フランスの2大俳優、
2人を見ているだけでも満足でした。

原題は『Bonne Pomme』。
意味は「お人よし」らしいです。
直訳では、「グッドアップル」。

ジェラール役は、今年75歳のジェラール・ドパルデュー。
「グリーン・カード」(1990)が初見でした。
この映画で、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞していたんですね。
「シラノ・ド・ベルジュラック」(1990)では、セザール賞主演男優賞とカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。
まだまだ観ていない映画も多いです。
これからですね。




皆さま。お立ち寄りと応援ありがとうございます
優雅で悪気なく人にあれこれ頼む姿のカトリーヌも、ステキでしたねぇ~

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「私、オルガ・ヘプナロヴァー」

2024年08月10日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
昨年公開の映画の紹介です

監督は、トマーシュ・バインレプ/ペトル・カズダ。
チェコスロバキア最後の女性死刑囚の、モノクロの実話映画です。
主演・出演は、ミハリナ・オルシャンスカ、マリカ・ソポスカー、クラーラ・メリスコバ。


(あらすじ)
チェコスロバキア。
裕福な家庭に育ったオルガは、ある日学校へ行かず精神安定剤を大量に飲みます。
病院に付き添ったオルガの母は言います。
「自殺には強い意志がいる。お前には無理、諦めなさい。」
家でも自分の居場所が感じられないオルガは家を出たいと話し、
コテージを借りて一人暮らしを始めます。
職場で運転手の仕事を任されますが、挨拶にも返事を返さない状態のオルガでした。
レズビアンで女性と付き合うもうまく行かず、
ある日社長に呼ばれたオルガは同僚からの苦情が多いため解雇を言われてしまいました。

『皆さま、資料として手紙を残します。
13年間良家の囚人だった。
毎日が暴行で、絶望を感じ、
家族や家、人生からも逃げ出した。
選択肢は自殺か殺人か。
私は決断する、憎い人々への復讐を。』

手紙を投函したオルガは、トラックに乗りバスの停留所に乗り上げると、
次々と人々を轢いて行ったのです・・・

************************************************
スルーしていましたが、「実話の死刑囚」とインスタの紹介で観てみました。
何も知らないで観たら、ふてくされてタバコをふかし続けるオルガのシーンは、
大変つまらなかったと思われます。
流れもわかりづらいです。
でも23歳の若さのオルガは、ウィキペディアでも紹介されていました。

余談ですが、
ファミリーネームが珍しい“オルガ・キュリレンコ”という女優について調べましたら、
ウクライナ出身の方でした。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
やっぱり苗字って、国や地域を表しますね

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピアニスト」

2024年07月24日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2002年公開の映画の紹介です

監督は、ミヒャエル・ハネケ。
カンヌ国際映画祭で3個の受賞、フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、イザベル・ユペール、ブノワ・マジメル、アニー・ジラルド。


(あらすじ)
夜遅くに帰宅したエリカは、母から叱責されます。
エリカが逆らうも、母はエリカのバッグから通帳を取り出して使い道を問い詰める始末です。
しかしその後しんみりすると、「短気な親子だ」と慰めあうのでした。
エリカはウィーン市立音楽学院のピアノ教師で、
ある日演奏会の為母と共に会場となる家を訪問します。
エリカは連弾など披露し、その後の軽食では主催者の甥、ワルターが気軽にエリカに声をかけます。
学院の指導後アダルトビデオ店に寄るエリカは、個室でビデオを堪能するという性癖を持っていました。
その後入学したワルターはシューベルトを弾き、エリカに弾き方を指摘されると、
正直に「あなたの気を惹くため」と言いました。
そっけないエリカですが、ワルターの後を付けたりするのでした。
ある日体が触れ合う機会があったエリカは、執拗に強要するのでした・・・

***************************************************
さて、何を強要するかは、文章に出来ませんです。
珍しい恋愛もののハネケ監督ですが、いや~~な部分はやはりありました。
ユペールがよく演じたものだと感心ですよ。

カンヌ国際映画祭の受賞は、
「審査委員グランプリ」「男優賞/ブノワ・マジメル」「女優賞/イザベル・ユペール」。
フランスのセザール賞では、「助演女優賞/アニー・ジラルド」を受賞、
「女優賞/イザベル・ユペール」のノミネートがあります。

この映画は、エルフリーデ・イェリネクの小説『Die Klavierspielerin(ピアニスト)』が原作のようです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
どれもお薦めしたくないハネケ監督作品ですが、
クセになりそうな気もしますです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「丘の上の本屋さん」

2024年07月13日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
昨年公開の映画の紹介です

監督は、クラウディオ・ロッシ・マッシミ。
小さな古書店が舞台の、イタリアのドラマ映画です。
主演・出演は、レモ・ジローネ、コッラード・フォルトゥーナ、ディディー・ローレンツ・チュンブ、
ピノ・カラブレーゼ。


(あらすじ)
30年古書店を経営しているリベロが朝店を開けはじめると、
隣のカフェ勤務の二コラが手伝ってくれます。
間もなく顧客のポジャンがやってきて捨てられていたという本と日記を持ち寄り、
売るつもりがないながらもリベロはお金を払います。
家政婦をしているという若い女性の日記で、時間を見てはリベロは読み始めるのです。
リベロは少年が立っていてる姿を目にし話しかけます。
ブルキナファソからの移民エシエンは、イタリア語は勉強していると言いました。
しかし買うお金がないというエシエンに、貸してあげるとリベロは提案し、
エシエンは『ミッキーマウス』の漫画を大事そうに抱えて帰って行ったのです。
その後もエシエンに様々な本を貸すうち、二コラにエシエンの事を聞かれたリベロは答えます。
「珍しく、本当に本好きのお客さん。」
リベロはある日、病院の検査があるからと二コラに店の番を頼みました・・・

**************************************************
古本屋をよく巡っていた頃を思い出しました。
貸した本の感想を聞き、内容の意味をエシエンに説明するシーンは、とても大切なことと気付かされました。
ワンシチュエーションのようですが、
外に広がる壮大な景色、石造りの街並み、その手前に映る二コラが勤務する隣のカフェが素敵です。
ときどき二コラがコーヒーやお菓子を差し入れする姿も、とても良かったです。

舞台となった“チビテッラ・デル・トロント”は、
「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられているようです。

エシエンに勧めた小説は、公式HPで紹介されています。
実はジャック・ロンドン著の「白い牙」は知りませんでしたので、
図書館で探してみようと思います。

リベロ役のレモ・ジローネは、
「フォードvsフェラーリ」「我が名はヴェンデッタ」の出演があるようです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
物語の冒頭に流れるテロップを、ふく自身の為に記載しておきます
「持ち主が変わり、新たな視線に触れるたび、
本は力を得る。
『風の影』カルロス・ルイス・サフォン」

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロング・エンゲージメント」

2024年07月05日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2005年公開の映画の紹介です

監督は、ジャン=ピエール・ジュネ。
セバスチャン・ジャプリゾの小説が原作の、フランス製作・R15のラブ・ストーリ-映画です。
主演・出演は、オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、
ジョディ・フォスター。



(あらすじ)
第一次大戦中の1917年、フランス。
5人の兵士が、故意に自傷をした疑いで死刑宣告を受けてしまいました。
婚約者・マチルドがいる若いマネクもその中の一人です。
5人は殺害される代わりに、自国の塹壕と敵地の中間地点に放たれました。
休戦状態でしたが、寒さと飢えで命を落とすだろうと見捨てられたのです。
-------------------------------------------
数年後、マチルドの元にマネクの戦死の報せが届きます。
マチルドは戦死を信じず、自分でマネクを探すため戦地にわたります。
元伍長が前線でマネクを見かけていたと聞き、マチルドは会いに行きます。
元伍長は持っていた5人の遺品をマチルドに渡してくれました。
その後マチルドは探偵を雇い、マネク以外の4人と関わる人物について調べて行きます。
しかしやがてマチルドは、5人に関する辛い連絡を受けてしまうのです・・・

*********************************************
「むいているリンゴの皮が最後までつながったら、マネクは生きている」
「近道を通ってマネクの乗る車より先にたどり着いたら、マネクは生きている」

マチルドのオトメチックな願掛けが所々にあって、
戦争シーンがなければ、ロマンチックなラブストーリーです。

ミステリー作家・セバスチャン・ジャプリゾの原作は、「長い日曜日」です。
映画の原題は『婚約中の長い日曜日』のようです。

この映画はアカデミー賞で「撮影賞」「美術賞」のノミネート、
ヨーロッパ映画賞/プロダクションデザイン賞を受賞、
セザール賞では、「助演女優賞/マリオン・コティヤール」「有望若手男優賞/ギャスパー・ウリエル」
「撮影賞」「美術賞」「衣装デザイン賞」を受賞しています。

『マネクはマチルドを愛している』の意味の「MMM」を何度も木に刻むマネク役は、
故/ギャスパー・ウリエル。
「SAINT LAURENT/サンローラン」(2014)ではリュミエール賞主演男優賞、
「たかが世界の終わり」(2016)ではセザール賞主演男優賞を受賞しています。
お気に入りの俳優さんでしたので、2022年の事故で他界のニュースは、かなり悲しみましたです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ジョディ・フォスターはフランス語ペラペラ、というのはこの映画で知りました。

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「セーヌ川の水面の下に」

2024年06月26日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
今年配信の映画の紹介です

監督は、ザビエ・ジャン。
フランス製作、ジャケットからは想像できないサメの大パニック映画です。
主演・出演は、ベレニス・ベジョ、ナシム・リエス、レア・レビアン、
アンヌ・マリビン。


(あらすじ)
北太平洋沖。
環境活動家のソフィアは、夫・クリスたちと“進化・プロジェクト”のため、
信号をつけたアオザメのリリスを追っています。
クリスたち4人は潜り、リリスを特定するも3か月前から巨大になっていることに驚きます。
しかも10匹以上の群れとなりクリスたちは襲われてしまいました。
3か月後。
子供たちに水面下についてのガイドを終えたソフィアは、環境活動家・ミカから声をかけられます。
ソフィアの追っていたリリスがセーヌ川に迷い込んでいるとミカは話します。
セーヌ川では国際トライアスロン大会の予定があり、
ソフィアは水上警察のアディルたちと市長室に入り危険性を話しますがらちがあきませんでした。
仕方なくソフィアたちは追い込むことを計画しますが、リリスを保護するためミカは位置情報を解除してしまったのです。
そして、リリスのある行動により大惨事となってしまうのです・・・

**************************************************
ジャケットからは本当に想像できない、狭い空間のサメの大パニック映画です。
ふくもフォロワーさんの紹介で知りました。
セーヌ川直下というのも、水が濁って潜っても辺りが見えないなど、とてもリアルでした。

ソフィア役は、ベレニス・ベジョ。
アルゼンチンの方で、3歳の時にフランスに移っているようです。
「アーティスト」(2011)で、アカデミー賞助演女優賞にノミネート、
「ある過去の行方」(2013)では、カンヌ国際映画祭/女優賞を受賞しています。
他、「甘き人生」(2017)、「誰かの幸せ」(2020・劇場未公開)、「キャメラを止めるな!」(2022)などの出演、主演があります。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
水中ゴーグルが顔全体見えるもので、誰が誰かわかりやすかったです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ポトフ 美食家と料理人」

2024年06月21日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
昨年12月公開の映画の紹介です

監督は、トラン・アン・ユン。
スイスの作家/マルセル・ルーフの小説が原作、フランス製作のロマンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル、エマニュエル・サランジェ、
ガラテア・ベルージ、ボニー・シャニョー=ラヴォワール。


(あらすじ)
1885年、フランス。
レストラン経営者のドダンのシェフとして働くウージェニーは、
住み込みのヴィオレットと共に休みなく料理を作っていきます。
その日、ヴィオレットが姪と紹介して厨房に入った少女・ポーリーヌは、
ドダンから味見をするよう言われ、更に料理に使った食材のほとんどを言い当て驚かれます。
ある日ドダンの友人たちが2人の料理を堪能していると、
男性が訪問し、「ユーラシア皇太子が晩餐に招待したい」と伝言を伝えます。
そして晩餐に参加したドダンは、「秩序がない料理のオンパレード」と酷評しました。
更にドダンは、ユーラシア皇太子を直接招待することを思いつくのです。
ドダンが決めた料理はフランスの伝統料理“ポトフ”でした。
ある日姿が見えないウージェニーを探すドダンは、木の下にうずくまる姿を見つけ驚きます。
安静が必要と言われ、シェフを少し休むことになったウージェニーに、
ドダンは何度目かのプロポーズをするのです・・・

******************************************************
やっと観ました!!
料理工程にかなりの時間をとっていて、味わうことはできませんでしたが、
堪能できました。
パン好きの私は、友人たちが大きなパンをみんなでちぎりながら食べるのがとても美味しそうに見えましたん。

この映画は、カンヌ国際映画祭で、「監督賞/トラン・アン・ユン」を受賞しています。
アカデミー賞国際長編映画賞ではフランス代表作品でした。
(受賞は「関心領域」/イギリス)

ドダン役は、先日「愛する人に伝える言葉」をご紹介したばかりのブノワ・マジメル。
たくさんの映画出演があり、これからも少しづつ観ていきたい俳優さんです。
カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した「ピアニスト」(2002)も、
まもなくご紹介の予定です。





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
この映画はゲオのレンタル、新作でも5本で1000円で借りてきた1本です。
最近は劇場鑑賞もせず、いよいよ節約になってしまいましたです・・トホホ

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「神が描くは曲線で」

2024年06月01日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2022年・配信の映画の紹介です

監督は、オリオル・パウロ。
スペイン製作の、サスペンス映画です。
主演・出演は、バルバラ・レニー、エドゥアルド・フェルナンデス、ロレート・モーレオン、
ハビエル・ベルトラン。


(あらすじ)
車を降りたアリス・グールドは男性から「勇気に感謝する」と言われ、一人で精神病院に入ります。
担当医ドナディオの手紙などを確認後、入院の手続きをしたアリスは副院長・モンセに館内を案内してもらいます。
今は不在の院長が就任後、鉄格子が取り払われたり森があったり館内は開放的でした。
私物の中で、本一冊だけ許可されたアリスは、部屋に入ると本を広げ資料を取り出します。
この病院で亡くなったダミアン・デルオルモの事件の記事で、実は探偵であるアリスは調査を依頼されていたのです。
----------------------------------------------
ある時病院で火事が起こり、外に出た患者は雨の中大混乱となります。
すると、一人の患者がガラスで数か所切られ死んでいるのが発見されます。
院長は患者それぞれに聞き込みをはじめ、イグナシオが怪しいと感じるのです。
----------------------------------------------
アリスは患者たちにダミアンの写真を見せ、知っているか聞き始めます。
すると、一見普通そうに見えるイグナシオがいろいろ教えてくれました。
捜査を進めるうち、怪しいと思えたイグナシオは、アリスの目の前である発作を起こすのです・・・

*************************************************
タイトルに惹かれ、随分前からチェックしていた映画です。
2時間半ほどの長丁場ですが、二転三転し、とても面白かったです。

原題は『Los renglones torcidos de Dios』。
スペイン語わかりませんが、意味は、
「Dios(神)が書くことを学んだ時の曲がった行と同じような患者たち」
というようなことらしいです。

アリス役は、とても美しいバルバラ・レニー。
スペインの女優さんです。
「マジカル・ガール」(2016)で、ゴヤ賞主演女優賞を受賞しています。
他映画は、「ザ・トランスポーター」(2014・劇場未公開)、「私が、生きる肌」(2012)などの出演があります。



ランキングサイトから、毎日たくさんのご訪問を頂いております
皆さまの応援のおかげでおりますよ
本当にありがとうございます
日々、ふくも応援を心がけてポチポチさせて頂いております!!

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アダージョ」

2024年05月23日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2023年製作の映画の紹介です

監督は、ステファノ・ソッリマ。
イタリアの、クライム・ドラマ映画です。
主演・出演は、ピエルフランチェスコ・ファビーノ、トニ・セルビッロ、バレリオ・マスタンドレア、
アドリアーノ・ジャンニーニ。


(あらすじ)
夜、都会ではネオンが点灯していますが、何度も停電になる状態が続きます。
青年・マヌエルはぼんやりと椅子に座りルービックキューブを手にする父に「それは難しい」と声をかけます。
食事の支度をし、出かけると言ってマヌエルは外から鍵をかけます。
しかし間もなく父の手のルービックキューブは、全面完成しているのです。
マヌエルは合言葉を言ってきらびやかな店の中に入ると、秘かにスマホで店内を撮影します。
ところが壁のマイクに気づき、依頼主・パスコに連絡します。
電話を受けたパスコはそのまま撮影を続けるよう言いますが、
店の外で監視していた男たちからマヌエルが店を出て行ったと聞き悪態をつくのです。
マヌエルはある男性・ポルニューマンを頼り、
紹介されたで男性・カメロ追い払われながらも、状況を話すのです。
一方、ポルニューマンはパスコに脅されマヌエルの所在を聞かれますが、
直後停電になるのです・・・

****************************************
ほぼ、前半ですが、登場人物が説明なく交差するので、
知らない俳優陣という事もあり、誰が誰やら混乱状態でした。
多くの作品にあるように、後で状況がわかり始める系です。

この映画は、ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出展されています。
タイトルの『Adagio(アダージョ)』は、
クラシック音楽などで使われる、速度記号の中の1つのようです。
イタリア語で「ゆるやかに。」 という意味の言葉です。


皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
あらすじを書いているため、真剣に魅入りましたです
氏名等、メモメモしながら

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロシュフォールの恋人たち」

2024年05月02日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1967年公開の映画の紹介です

監督は、ジャック・ドゥミ。
ラブロマンスオンリーの、フランスのミュージカル映画です。
主演・出演は、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック、ジーン・ケリー、
ジョージ・チャキリス、ジャック・ペラン。


(あらすじ)
フランス西南部。海辺の街、ロシュフォール。
ボートなどを積んだ大きなトラック2台が到着し、2日後のカーニバルの準備が進められます。
この町に住む美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは夢見ています。
「パリで運気を試したい、素敵な恋をしたい。」
2人を一人で育てている母、イボンヌはカフェを経営し、
カーニバル主催の若者2人、エチエンヌとビルに幼いブブを迎えに行くよう頼みます。
するとデルフィーヌが迎えに来ていて、エチエンヌとビルにブブを任せた後、
デルフィーヌは画廊の恋人ギョームを訪ねます。
自分によく似た絵が飾られいて、画家マクサンスの事をギョームに聞くもすでに発った後というのです。
ところがそのマクサンスはイボンヌのカフェにいて、
まもなく除隊で一目惚れの女性を探すと話していました。
ギョームに別れ話を告げたデルフィーヌは、自分描いた画家に恋心を抱き、
ソランジュも偶然町で出会った男性に一目ぼれをするのです。
すると、カーニバルの女性2人が突然辞めてしまい、
エチエンヌとビルはデルフィーヌたちに手伝いを依頼するのです・・・

*************************************************
ソランジュ役のフランソワーズ・ドルレアックは、私生活でもカトリーヌ・ドヌーヴの実の姉のようです。

カトリーヌの映画は今でも時々観ています。
ちょっとのダンスシーンがある映画が多く、楽しませてくれています。

歌はほとんどが吹き替えのようです。
カトリーヌ・ドヌーヴ (歌:アンヌ・ジェルマン)
フランソワーズ・ドルレアック(歌:クロード・パラン)
ジョージ・チャキリス (歌:ロミュ・アルド)エチエンヌ役
ジャック・ペラン (歌:ジャック・ルヴォー)マクサンス役

エチエンヌ役は、ジョージ・チャキリス。
ダンサー、歌手、俳優、今年何と91歳。
超有名な「ウエスト・サイド物語」(1961)では、
アカデミー賞/助演男優賞、ゴールデングローブ賞・映画部門/助演男優賞を受賞しています。
1960年代は、ヨーロッパ映画界に進出していたようです。
「ブーベの恋人」(1964)、「パリは燃えているか」(1966)などの出演、
その後の作品はDVD化にもなっていないみたいです。




皆さまお立ち寄りと応援ありがとうございます
タイトルは知りつつも、初めて観ました
カトリーヌは、本当に可愛いです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村ランキング

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

人気ブログランキング


映画レビューランキング