ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「王様と私」

2022年05月06日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1956年公開の映画の紹介です

監督は、ウォルター・ラング。
マーガレット・ランドンの小説『アンナとシャム王』の舞台が元になっている、ミュージカル映画です。
主演・出演は、デボラ・カー、ユル・ブリンナー、リタ・モレノ。


1862年、シャム。
英国からの船が到着し、英語教師・アンナと息子・ルイスは王様の側近・クララホム首相にむかえられます。
荷物を宮殿に運ぶと言われ、アンナは家の提供が条件だったと言い張ります。
王様に直接交渉するというアンナは、宮殿で貢物の風景でビルマから女性・タプティムが差し出されたことに驚くのです。
クララホムが止めるのも構わず、アンナは王様に挨拶と共に家の事を話します。
気の強さを気に入った王さまは質問を投げかけ続け、答えに詰まるアンナに勝ち誇るのです。
間もなくたくさんの妻達やたくさんの子供たちを紹介され、本当はもっといると言われアンナは呆れます。
ある日夜中に起こされたアンナは、王様は寝そべって聖書を読みながら内容が変だという事を語るのです。
世界情勢の話になり、王様は手紙を筆記するようアンナに言います。
更に、頭が高いと言われたアンナは調子に乗る王様に合わせて床に寝そべるのでした。
その後部屋に戻るアンナは男性の姿を見て驚きます。
男性は、ビルマからのタプティムに会いに来たとアンナに懇願するのです・・・

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実際に、タイ国王・ラーマ4世(在位:1851年 - 1868年)がイギリスからアンナ・レオノーウェンズを家庭教師として招き西洋の教育を子弟に行った事で、
アンナ・レオノーウェンズが経験を元に書いた「シャム宮廷のイギリス人女性家庭教師」「シャムの後宮生活」が元になっているようです。

アカデミー賞では、「主演男優賞/ユル・ブリンナー」「美術賞」「衣裳デザイン賞」「作曲賞」「録音賞」を受賞、
「作品賞」「主演女優賞/デボラ・カー」「監督賞」「撮影賞」のノミネートがあります。

アンナ役は、デボラ・カー。
この映画では、「ゴールデングローブ賞/主演女優賞」を受賞しています。
「地上より永遠に」(1954)、「白い砂」(1958)、「旅路」(1959)などでアカデミー賞主演女優賞のノミネートがあります。
他、「悲しみよこんにちは」(1958)、「007/カジノ・ロワイヤル」(1967)などの主演・出演があります。

2015年。
ニューヨーク、ヴィヴィアン・ビューモント劇場にて4回目のブロードウェイ再演。
アンナ:ケリー・オハラ
王様:渡辺謙
チャン王妃:ルシー・アン・マイルズ
クララホム首相:ポール・ナカウチ
タプティム:アシュリー・パーク

渡辺謙はトニー賞で「主演男優賞」のノミネートがあるようです。




おまけ


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4 コメント

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Unknown (Kawakami(偽者))
2022-05-06 07:19:52
アンナの息子のルイがクララホム首相を見て
”He look so cool”
冷酷そうだ
というシーンがあります(たしか)
これ1956年の言葉遣いで
いまだったら
”He look so cool”
はかっこいいという意味になるのではないかと思います
と思いましたがひょっとしたら
He look so cruel
といっていたのかも
とりとめがなくてスミマセン
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Unknown (1948219suisen)
2022-05-06 07:26:20
デボラ・カーは上品で綺麗でしたね。
返信する
こんばんは (Kawakami(偽者)さんへ)
2022-05-06 21:22:30
原文のセリフはわかりませんが、
確かにそういう流れのシーンでした
上手く訳されていて、原文が気になる事時々あります
今はどうかわかりませんが、
英国の映画のDVDは英文のセリフが出なくて、
直接取り寄せたことあります
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こんばんは (1948219suisenさんへ)
2022-05-06 21:23:36
ご訪問とコメントありがとうございます
デボラ・カーは本当に素敵でしたし、
可愛かったです
若かりし頃の他の作品も観たいですね
私はユル・ブリンナーのファンなので、
久々に観ましたがやっぱり凛々しくてカッコよかったです
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