ふくの映画ブログ

映画の紹介です

Re:「地獄の黙示録」

2020年08月14日 | 再アップ
1980年公開の映画の紹介です

監督はフランシス・フォード・コッポラ。
実に生々しい戦争映画です。
主演・出演はマーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、デニス・ホッパー、ハリソン・フォード。


アメリカがベトナム戦争をしていた頃の末期。
ウィラード大尉はサイゴンのホテルで出頭命令を待っていました。
ウィラードは待つうちに酒びたりで鏡を砕き、軍から迎えが来た時は血まみれのひどい状態でした。
出向いたウィラードが受けた使命は、カーツ大佐の暗殺指令です。
カーツ大佐は元グリーンベレーの隊長でしたが、ベトナムで正気を失い、独立王国を作っているというのです。
間もなくウィラードは、海軍の河川艇に乗り込みカーツ大佐の経歴を確認します。
途中、危険区域通過の護衛を依頼する為、ウィラードは空軍の中佐を訪ねます。
側で爆撃が落ちても平気で歩き回るキルゴア中佐を見て、ウィラードは戦争でおかしくなるのは皆同じではと思います。
やがてカーツ大佐がカンボジアにいると言う情報が入り、ウィラード達は向かいます。
近づくにつれ、戦争の痕跡は壮絶なものとなっていきます。
いつしかウィラードは、カーツ大佐との対決を楽しみにするようになるのです・・

**********************************************
劇場版は上映時間153分、2001年の特別完全版はなんと202分!!

この映画はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。
アカデミー賞では「撮影賞」「音響賞」を受賞、
ノミネートに「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/ロバート・デュヴァル」があります。

映画の原案は、ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』

ウィラード大尉には、ハーヴェイ・カイテル、ハリソン・フォードの名前が挙がっていたんですね。
実際に演じたのはマーティン・シーン。
撮影中心臓発作を起こして、5週間後にやっと現場に復帰したとか。

劇中でもイカレた役のデニスホッパーは、撮影中ずっとマリファナ漬けで台詞が覚えられずにコッポラと何度もけんかしたんだとか!!!




お立ち寄りありがとうございます
昨年ブログ開始数日後にアップした記事です
少し手直しして再アップ致します
いいシーンをちゃんとストックしておけば良かったと、公開しきりです・・

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4 コメント

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地獄の黙示録 (moondreams)
2020-08-15 10:01:12
コッポラが尺・予算・俳優そっちのけで映画の中で戦争を再現しようとした狂気の映画!ロードショー公開時賛否両論だったよね。ワーグナーの”ワルキューレの騎行”やドアーズの”ジ・エンド”を聴くと真っ先にこの映画を思い出します。BGMに当時のロックが多くかかったのは覚えているがお話はようわからんかった。
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手紙 (coffee plus)
2020-08-15 11:11:19
この映画はずいぶん前に見たが、とても印象的なシーンがある。ある時、ベトナム駐屯中の米兵達に故郷の家族から手紙が届き、兵士たちがそれを読むシーンだ。長大な映画の中ではあまり意味のないシーンなのかもしれない。しかし私にはとても奇妙に思えたのだ。白人の兵士たちは手紙を読むが、ある若い黒人兵はテープレコーダーで母からのメッセージを聞く。この黒人兵は文字が読めないのか、あるいは母が文盲だったのだろう。その頃のアメリカではごく普通のことだったのかもしれない。コッポラとしては深い意味はなかったのかもしれない。しかし・・と考えてしまう。読み書きができないということは軍隊ではもちろん、世の中でいい仕事を得て豊かな生活を送っていくことができるのだろうかと。米国の黒人たちが相対的に低所得貧困層の状態に置かれていると聞くが、今はどうなのだろうか。Black lives matter は今も昔も変わらないのかもしれない。
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こんばんは (moondreamsさんへ)
2020-08-15 21:36:17
大昔観たときは、確かに不可解でした
今回、しっかりみましたが、戦争が生々しいよりも独特のストーリーだなぁって思いました
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こんばんは (coffee plusさんへ)
2020-08-15 21:39:50
この映画ではないですが、時々印象が強いシーンが心に残ることがあります
映画自信重きを置いたシーンではないにしても、個々にとらえる事が出来るのは映画の良さと思います
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