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比較レビュー「西部戦線異状なし」(2022配信)(1930)

2023年01月31日 | 比較レビュー映画
どちらもエーリヒ・マリア・レマルクの小説『西部戦線異状なし』が原作の、戦争映画です。
1979年にも劇場未公開の映画が作られていますが、
今回は(2022配信)と(1930)の映画をご紹介致します。





「西部戦線異状なし」(2022配信)アメリカ合衆国・ドイツ製作。148分。
監督:エドワード・ベルガー
出演:フェリックス・カマラー、アルブレヒト・シュッフ、ダニエル・ブリュール
アカデミー賞では発表待ちですが、「作品賞」「脚色賞」「国際長編映画賞」「作曲賞」「音響賞」「美術賞」「撮影賞」「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」「視覚効果賞」のノミネートがあります。

『あらすじ』
第一次世界大戦中、「突撃しろ、攻撃しろ」と命令され前線でハインリヒは命を落とします。
亡くなった兵士たちの軍服と靴は集められ補正されます。
開戦から3年目の1917年。
17歳のパウル・ボイメルは友人たちと戦争に参加を望み、親の署名欄に自筆で書き一緒に入隊します。
軍服の支給でパウルは“ハインリヒ”と書かれた名前に気づき、はがします。
意気揚々のパウルたちが元気よく行進している最中、ガス弾が落ちてきて皆慌ててガスマスクをつけました。
更に前線に着いた直後敵の攻撃に遭い、パウルたちは退避壕に潜り込みガタガタ震えます。
その後集中攻撃がおさまった後、パウルは袋を渡されました。
亡くなった兵士たちのネームを入れる作業だったのです。
一方、ドイツ軍人のエルツベルガーは陸軍最高司令部と会談し、連合国との休戦協議を開始するよう説得するのでした・・・

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「西部戦線異状なし」(1930) アメリカ合衆国製作。136分。
監督:エドワード・ベルガー
出演:フェリックス・カマラー、アルブレヒト・シュッフ、ダニエル・ブリュール
全編モノクロです。
アカデミー賞で「最優秀作品賞」「最優秀監督賞」を受賞しています。

『あらすじ』
冒頭にながれます。
“これは冒険ではなく、戦争に破壊された若者たちの物語である”

17歳はポールは高校教師から「祖国の為に」と言われ、仲間たちと希望に満ちて入隊します。
前線ではカットという食糧調達の兵士がいろいろ世話をしてくれますが、次第に仲間が命を落としていきます。
その後休暇で地元に戻ったポールは、やはり教師が祖国の為に若者に入隊を進めている姿を目にするのです・・・

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戦争の描写は、2022年版は、それはもう、凄すぎです。
内容がところどころ違いますが、どちらも心が痛くなく映画でした。
1930年版では兵士たちの話や休暇で帰省するシーンがあって、かなり重要な部分と思いました。

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「西部戦線異状なし」(1979年製作・劇場未公開)
監督:デルバート・マン
出演:リチャード・トーマス、アーネスト・ボーグナイン、イアン・ホルム
※ ゴールデングローブ賞で、「最優秀テレビ映画作品賞」を受賞しているようです。








皆さま、お立ち寄りとランキングの応援ありがとうございます
久々の比較映画なんですが・・なんとも重い2本でございました
我が家のうさぎ君と、スヌちゃんと、モルカーに癒されましたですよ
(*´∪`*)

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2 コメント

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Unknown (suisuimedaka)
2023-02-01 00:19:04
時代を感じますが、やっている事は変わらないなぁと・・心が重くなりますよね🫥
返信する
おはようございます (suisuimedakaさんへ)
2023-02-01 05:57:04
こんなにたくさんの戒めの戦争映画が作られているんですけどね
この2作品は若者が主役で、本当に憤りを感じました
返信する

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