ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「パリ13区」

2022年12月21日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
今年4月公開の映画の紹介です

監督は、ジャック・オディアール。
エイドリアン・トミネの短編が原作、フランス 製作の18R指定のドラマ映画です。
主演・出演は、ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン、ジェニー・ベス。



パリ13区。
高層マンションの一室で、台湾系フランス人のエミリーは男性の訪問を受けます。
女性のルームシェアを希望していたものの、募集を見てきたのはアフリカ系の男性・カミーユでした。
部屋に案内して会話するうち、2人は打ち解けてきて身体の関係にまで発展してしまいます。
その後カミーユは部屋に住むことに決まり、関係を持つ2人ですが、
数日してカミーユはエミリーの誘いに「今夜は無理」と断ります。
その言葉に激怒したエミリーは、シェアのルールを変更すると言い放ちます。
「冷蔵庫は半分、裸で歩かないこと」
更にエミリーは、カミーユが連れてきた女友達にも罵声を浴びせるのです。
一方、32歳のノラはセーヌ川近くの新居のアパートを気に入り、復学した大学の法科学科に出席します。
大学の春休みパーティにも乗り気のノラは、普段と違う金髪にミニという姿で参加します。
すると数人がノラを話題にし、ノラは卑猥な言葉と違う名前で呼ばれ会場から出てしまいます。
名前を検索すると、自分によく似たセックスワーカーの女性が出てきてノラはショックを受けます。
大学を辞め、不動産の面接に行ったノラは友人を手伝っているというカミーユと対面します。
その後カミーユはノラに惹かれていくのです・・・

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この映画は、セザール賞では5部門にノミネートされています。
映画は一部カラーで、ほぼモノクロです。
部屋に飾りたくなるスナップ調のシーンが目を惹きます。

舞台となる13区は、高層住宅が連なる再開発地区で、アジア系移民も多く暮らし、
現代のパリを象徴するエリアでもあるようです。

エミリー役のルーシー・チャンは、パリ出身で今回がスクリーンデビュー、
リュミエール賞新人女優賞のノミネートがあります。

ノラ役は、ノエミ・メルラン。
監督としても活躍しているようです。
「燃ゆる女の肖像」(2019)では、リュミエール賞主演女優賞を受賞、
セザール賞主演女優賞、ヨーロッパ映画賞主演女優賞ノミネートなどたくさんの賞を受賞しているようです。





お立ち寄りと、ランキングの応援ありがとうございます
ルーシー・チャンは魅力的でしたが、役どころは最低~~~
パリの物語は「パリ、ジュテーム 」の印象が強く、
オムニバスと思っていました・・

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