ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「消えた声が、その名を呼ぶ」

2024年09月28日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2015年公開の映画の紹介です

監督は、ファティ・アキン。
ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・ポーランド・カナダ・トルコ・ヨルダン合作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、タハール・ラヒム、。シモン・アブカリアン、ヒンディー・ザーラ。


(あらすじ)
数世紀にわたり君臨したオスマン帝国は衰退し、
ドイツ側につき第一次世界大戦に参戦した。
帝国内の少数民族は、一夜にして帝国の敵となった。

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1915年。マルディン。
キリスト教徒の鍛冶職人のナザレット・マヌギアンは、
ある夜中、数人の憲兵隊が訪ねアルメニア人も戦争に徴収すると言われます。
ナザレットは妻・ラケルと双子の娘達と別れを惜しむ間もなく、
他の住民の男たちと連れていかれました。
戦争ではなく道を作る作業に安どするも、過酷な労働で命を落とすものもいたのです。
その後イスラム教に改宗したものだけが解放され、
残ったナザレットたちは後ろを向くよう言われます。
みな喉を切られる中、ナザレットに手をかけた男は傷だけつけてその後助けに来たのです。
そしてナザレットは脱走兵から住む村の女子供達が連れていかれたと聞いた場所、ラース・アルアインを目指します。
たくさんのテントが並ぶ中、悲惨な状態で埋め尽くされ、
ナザレットはある人物を見つけるのです・・・

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ナザレット役のタハール・ラヒムは、最近幾つかの作品を観ていまして、
この映画でも見た目通りの穏やかな人物を演じていました。

原題は『The Cut』。
文字通り「切断、削減、無視、分け前、取り分」など。
映画の意味するところは調べ切れませんでしたが、
邦題は「なるほど」と思いましたです。

この映画は、ヴェネツィア国際映画祭で、「ヤング審査員賞」を受賞したようです。

トルコ系ドイツ人のアキン監督による“愛、死、悪に関する三部作”の最終作らしく、
他の2つは、

「愛より強く」(2006)
出演:ビロル・ユーネル、シベル・ケキリ

「そして、私たちは愛に帰る」(2008)
出演:バーキ・ダヴラク、トゥンジェル・クルティズ




オスマン帝国はこの辺り

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様々な国のスタッフ、俳優陣の映画も多く、やっぱり共通語は英語なんでしょうね

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