ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「2001年宇宙の旅」

2024年12月01日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1968年公開の映画の紹介です

監督は、スタンリー・キューブリック。
キューブリック監督とSF作家・アーサー・C・クラーク脚本の、歴史に残るSF映画です。
主演・出演は、キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ダグラス・レイン。



(あらすじ)
人類の夜明け。
猿たちはある日、地面に黒い板(モノリス)が立っているのに驚き恐る恐る触ってみます。
間もなく猿たちは、マンモスの骨を武器として使うようになるのです。
-----------------------------------------------
2001年。
木星探査船『ディスカバリー号』は乗組員6人を乗せて木星へ向かっています。
人工冬眠状態の3人の科学者と、宇宙飛行士のデビッドとフランク、
6人目は船の管制を行うAIロボット“HAL9000”・ハルです。
ハルは感情こそないものの、話し相手にもなる有能なAIでした。
地球を出発して18カ月後、ハルは“AE35ユニット”に故障が見られるとデビッドとフランクに伝えます。
2人は外に出て確認するも異常が見られずハルに確認します。
ハルは“9000”型は一度もミスをした事がないと言いました。
デビッドとフランクはポッドに入り、電源を切ってハルが聞いていないことを確認して話します。
「ハルの言動はおかしい、ハルの思考部を止めて管制システムだけに変えよう。」
しかし2人の口の動きをハルは見ていたのです。
その後外の活動中にフランクが外に放り出され、デビッドは小型ポッドで外に出てフランクを助け戻ろうとします。
ところが、ハルは進入口を開けるのを拒否したのです・・・

*************************************************
アカデミー賞では「特殊視覚効果賞」を受賞しています。
この映画で、宇宙食を食べるシーンが登場します。
NASAが実際に開発して提供したようです。

スタンリー・キューブリックは美術担当として漫画家の手塚治虫に協力を頼んだんですね。
その当時超多忙の手塚治虫は、
「200名もの人間を食わせなければならないので」
と断って、家族が200人もいる事にキューブリックはたいそう驚いたんだとか!!

曲は有名なクラシック音楽、
『ツァラトゥストラはかく語りき』リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩
『南極交響曲』レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ作曲の交響曲
『アトモスフェール』
『美しく青きドナウ』ヨハン・シュトラウス2世作曲の合唱用のウィンナ・ワルツ
など。

この映画は、映画史上のベスト・ランキング、オールタイム・ベストなどでは、未だにランクインしているようです。
中でも目を引いたのは、
「AFIアメリカ映画100年シリーズ」 の、
2003年:「ヒーローと悪役ベスト100・悪役部門」第13位(HAL 9000)
詳しくは後述しますです。

≪ 付録① モノリスとは ≫

一枚岩(いちまいいわ)ともいわれ、
建築物や遺跡の内で配置された単一の大きな岩、
幾つかの山々のように一枚の塊状の岩や石から成る地質学的特徴を表すものなんですね。

地質学上のモノリスと言われるものはたくさんあるようです。
 スフィンクス:エジプト
 キャッスル・ロック:ウェストバージニア州
 ウルル(エアーズロック):オーストラリア
 フォボス・モノリス:火星の衛星フォボス
 日本の「古座川の一枚岩」も載ってました。

SF上のモノリスは、
「魁種族」という地球外知的生命の道具で、
ある生物の進化を促すものもあれば滅ぼすためのものもあるなど、役割は各モノリスによって異なっているようです。

≪ 付録➁ 「ヒーローと悪役ベスト100・悪役部門」 ≫

悪役・TOP1~

1 ハンニバル・レクター/羊たちの沈黙
2 ノーマン・ベイツ/サイコ
3 ダース・ベイダー/スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
4 西の魔女/オズの魔法使い
5 ラチェット看護婦/カッコーの巣の上で
6 ポッター氏/素晴らしき哉、人生!
7 アレックス・フォレスト/危険な情事
8 フィリス・ディアトリクソン/深夜の告白
9 リーガン・マクニール/エクソシスト
10 王妃/白雪姫
11 マイケル・コルレオーネ/ゴッドファーザー PART II
12 アレックス・デラージ/時計じかけのオレンジ
13 HAL 9000/2001年宇宙の旅




有名なシーンの一つ、『グリップシューズ』を履いています

皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
初見は謎だらけでしたが、レビューで調べながらなるほどと思うことも多いです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「伝説の白い馬」 | トップ |   
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Kawakami(偽者))
2024-12-01 08:46:58
2001年可笑しいと思うのは冒頭の月面でモノリスそ探索シーンの宇宙服は
マーキュリー計画ばりの銀のスーツなんですが
以降のシーンでは全然未来的なものになっていることですかね

それと、宇宙船のノズルからナニも出ていないものすごいですね
大半は慣性航行のはずなので、これが正解なんですが
返信する

コメントを投稿

1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)」カテゴリの最新記事