ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「風の電話」

2020年10月27日 | 日本映画
今年1月公開の日本映画の紹介です

監督は諏訪敦彦。
東日本大震災後に実際に設置された、<風の電話>がモチーフとなっているドラマ映画です。
主演・出演は、モトーラ世理奈、西島秀俊、三浦友和、西田敏行、渡辺真起子。


2011年3月11日の東日本大震災の津波で、岩手県大槌町で両親と弟を亡くした9歳のハルは、広島に住む叔母・広子に引き取られ、17歳に成長しました。
ある日広子から、大槌町に行こうと誘われますが、ハルは答えないまま登校します。
ところが帰宅すると広子は倒れていて、昏睡状態のなってしまうのです。
病院を後にしたハルは、立ち入り禁止区域に入り、大声で泣きながら家族を呼び、
「どうして全部奪うの!?」
と叫び倒れ込みます。
通りかかった男性・公平はハルを起こし、一旦高齢の母がいる自宅へ連れて行きます。
その後、公平に駅まで送られたハルは、電車を降りた後制服姿のままヒッチハイクするのです。
ある道の駅のベンチで、パンを食べていたハルはチンピラに絡まれます。
通りがかりの森尾がハルを助け、車に乗せます。
ハルの目的が大槌町であることを知り森尾は驚きますが、途中までなら、とそのままハルを乗せて車を走らせます。
一旦降りた場所にハルも来るよう言われ、トルコ料理店に入ると、森尾は写真を見せ知らないかと聞いて回ります。
森尾も福島出身で、震災の被害者だったのです・・

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この映画は、ベルリン国際映画祭で、「国際審査員特別賞」を受賞しています。

ハル役はモトーラ世理奈。
雑誌『装苑』の専属モデルさんなんですね。
「少女邂逅」(2018)の主演が映画デビュー作品のようです。
「ブラック校則」(2019)、「恋恋豆花」(今年2月)などの出演、主演、
「タイトル、拒絶」「MEMORIES」が公開予定です。

≪ <風の電話>とは ≫

2011年に、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格さんが自宅の庭に設置した電話ボックスなんですね。
ご自身が、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから作られたようです。
「天国に繋がる電話」として人々に広まって、電話線はつながっていませんが、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れているようです。





お立ち寄り大変ありがとうございます
やはり、元来ふくは映画好きでございます
いろいろな映画を楽しめて、充実した毎日を過ごしているのでございます
なんて、いまさらですが、わが地域は感染者がまた増えておりまして、
ビビりまくりの毎日の中、改めて思ったのでございました (∩。∩;)ゞ

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