ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ブリキの太鼓」

2024年01月19日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1981年公開の映画の紹介です

監督は、フォルカー・シュレンドルフ。
ドイツの作家ギュンター・グラスの小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、ダーフィト・ベンネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー、
ダニエル・オルブリフスキー、カタリナ・タルバッハ、シャルル・アズナヴール。

(あらすじ)
3歳の姿で成長が止まったオスカルの語りで、物語は進みます。
『(1924年)自分が生まれた時、最初に見たのは60ワットの電球だった。
辺りの様子から胎内に戻ろうかと思ったが、聞こえた母の言葉で踏みとどまった。
「3歳になったらブリキの太鼓をあげるわ」』
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ダンツィヒ(ポーランド)。
3歳になってブリキの太鼓を腰に下げたオスカルは、
冷めた目で大人たちの様子を窺い、3歳のままの姿でいる決断をします。
オスカルは地下の階段からわざと落ち、
そのせいで成長が止まったと両親・アルフレートとアグネスは信じたのでした。
ある日壊れている太鼓に気づいたアルフレートは、
直すためにオスカルから無理やり取り上げようとします。
嫌がるオスカルは叫び声をあげ、大きな柱時計のガラスが割れ、皆驚きます。
毎週木曜日、アグネスと出掛けるオスカルはおもちゃ屋を訪ねます。
アグネスは店主に、30分ほどオスカルを預かるよう頼み出ていきます。
後を付けたオスカルは、通りのホテルの窓から、
アルフレートよりも前にアグネスと付き合いのあるヤンの姿を見つけます。
アグネスはそのホテルに駆け込み、オスカルはテレビに上ります。
そこでオスカルは叫び始めたのです・・・

******************************************
この映画は、ディレクターズ・カット版で162分、
あらすじの後、まだまだ物語は続きます。

この映画は、1979年度カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞と、
アカデミー外国語映画賞を受賞しています。

原作の長篇小説は、ギュンター・グラスの『ダンツィヒ三部作』の1作品目のようです。
他は『猫と鼠』『犬の年』。

オスカル役は、当時11歳のダーフィト・ベンネント。
スイス出身の俳優さんのようです。
今年、多分58歳ほど。
映画は他に、「レジェンド/光と闇の伝説」(1987)、「バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い」(2013・劇場未公開)などの出演があります。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
タイトル知りつつ、観たのは初めてです
原作はドイツ文学の重要作品らしい・・・
“文学作品”は納得

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Kawakami(偽者))
2024-01-19 20:09:26
うちの会社の女性社員
中学生の時に体育館でこれ見せられたそうです(笑)
おっぱい出てくるのに(殴
返信する
おはようございます (Kawakami(偽者))
2024-01-20 07:41:10
多分教師も初観だったんでしょうねぇ 
名作が、決して良いとは限らないですよね
返信する
こんばんは (hisa24)
2024-01-20 21:44:10
これは何といっていいのか・・奇妙で奥深い映画でした。
鑑賞後、衝撃的な内容で少し疲れましたが、とてもいい映画だと思いました。
返信する
おはようございます (hisa24さんへ)
2024-01-21 06:39:23
ポーランドやドイツの戦時中を、太鼓をたたきながらオスカルが見ている流れだったんでしょうね
心が成長したオスカルの行動は、問題にもなったようでした
問題にされないと作れない映画もありますよね
初見ですが、やっぱり想像できないストーリー展開でした 
返信する

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