ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「マリー・アントワネット」

2021年10月04日 | 歴史映画
2007年公開の映画の紹介です

監督は、ソフィア・コッポラ。
アメリカ合衆国・フランス製作の、伝記映画です。
主演・出演は、キルステン・ダンスト、マリアンヌ・フェイスフル、スティーヴ・クーガン、ジェイソン・シュワルツマン、ジェイミー・ドーナン。


1768年、オーストリアはフランスとの同盟の為、女帝マリア・テレジアの末娘マリーをフランス王妃とすることを決めます。
14歳のマリーはメルシー伯爵と数人の侍女と馬車に乗り、国境で別れを告げます。
そこではフランス国王がフランスの洋装に着替えたマリーを迎え入れ、夫となるルイと挨拶を交わします。
ヴェルサイユ宮殿での出迎えは、はじめは冷ややかだったものの、可愛らしさに微笑むものも出てきます。
そして結婚の儀式が終わると、翌日からマリーの世話はたくさんの女性たちが手間暇かけて行い、
「バカみたい」
と、マリーはつぶやいてしまうのです。
形式に縛られる中、マリーはドレスやスィーツは贅沢三昧になっていきます。
しかしルイが後継ぎを作ろうとしない事で、母上から「あなたが努力するよう」マリーは言われてしまうのです。
そして数年後、国王陛下が崩御しルイが国王となります。
17歳で正式に王妃となったマリーは、ギャンブルに明け暮れるようになるのです・・・

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アカデミー賞では、衣装デザイン賞を受賞しています。
担当はイタリア人の衣装デザイナーミレーナ・カノレロ。
デザイン賞ノミネートは過去9回、そのうち今回含めて4回の受賞があります。
他は「バリー・リンドン」「ダージリン急行」「グランド・ブダペスト・ホテル」
この映画の衣装は、ロココ美術に影響された曲線のあるデザイン、膨らんだスカートや、ディテールの凝った色とりどりのドレスなどが特徴で、帽子などの装飾品も大変見ごたえあります。

ヴェルサイユ宮殿での撮影で、撮影料は1日1万6千ユーロ。
日本円にすると、なんと現在で約210万円なんですねー。
でも、視聴者は大変楽しませていただきます。

ルイ16世役は、ジェイソン・シュワルツマン。
コメディ俳優さんのようです。
母はタリア・シャイア、
伯父にフランシス・フォード・コッポラ、
いとこにソフィア・コッポラ/ニコラス・ケイジ~~~~
「ムーンライズ・キングダム」(2013)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014)などの出演、
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(監督:ウェス・アンダーソン/主演:ベニチオ・デル・トロ)が来年公開予定です。




外も中も豪華な、ヴェルサイユ宮殿

お立ち寄り、ありがとうございます
女性の監督さんということもあり、
豪華な建物やゴージャスなスィーツを、演:キルステン目線でとても楽しめました

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この作品は… (ななもりうぃるまま)
2021-10-04 18:20:43
映像も可愛くて、色味もこだわっていて、
観ていて楽しめる映像美でした!
歴史ものを現代っぽくアレンジ…な感じですよね。
(良いか悪いかは別として…)
とにかく可愛かった印象が一番残っています♪
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おはようございます (ななもりうぃるままさんへ)
2021-10-05 06:04:38
今回久々に観て、キルステンの演技の良さが印象的でした 
オーストリアからの長旅や、祖国との別れや、フランスでの生活がキルステン通してひしひしと伝わってきた感じです
映画なので、こういう現実も視聴者を楽しませてくれると思いました
ソフィア監督の女性の撮り方は、かな~りお気に入りです
返信する
ベルサイユ (coffee plus)
2021-10-06 21:13:48
数年前の冬、ベルサイユ宮殿を訪れたが、宮殿だけでなく庭園もすごく広くて、いかにかつてのフランス王室が巨大な権力と金を持っていたのかと驚いた。
この映画には、70~80年代パンク・ニューウェーブ音楽が使われ、そのミュージックビデオという感じがした。
華やかな衣装だけでなく、洋菓子のカラフルな色彩はどこか蜷川実花の映像を思わせる。
ソフィアCも蜷川も同世代、芸術家一家の出で同じようなバックグラウンド、感覚が近いのかもしれない。
今年の春、その蜷川実花の写真展を見に行ったのだが、見学に来ていた人のほとんどが20代の若い女性達で、これにも驚いた。
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おはようございます (coffee plusさんへ)
2021-10-08 05:59:20
使われている曲も現代風なのが良かったと思いました
監督さんによって違う作りを見せてくれるので、視聴者も幅広く楽しめると思います  
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