ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「アルゴ」

2019年12月26日 | 実話をもとにした映画
2012年公開のの映画の紹介です

監督・主演はベン・アフレック。
アカデミー賞では「作品賞」を受賞しています。
1979年から1980年の、イラン・アメリカ大使館人質事件を題材としたサスペンス映画です。
他の出演は、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン。


1979年11月4日。
イラン革命が勃発し、病気を持つパーレビ国王はアメリカで匿われます。
イラン国民はアメリカに国王の引き渡しを要求し、アメリカ大使館の前で騒ぎ始めます。
大使館の職員が心配して様子を見ているうちに、門を飛び越え、フェンスを破壊して民衆がなだれ込んできました。
職員は書類をすべて焼却するよう、手分けしてシュレッダーにかけたりします。
しかし間もなく職員は拘束され、運よく裏門から6人が逃げ切りカナダ大使館の私邸へ匿われたのです。
アメリカのCIAは6人の救出方法をいくつか考え、人質奪還のプロであるトニーの意見が最終案になりました。
それは、6人を撮影の為の映画関係者のふりをさせ、実際に映画を撮る準備段階までするという奇抜なものでした。
トニーが選んだ脚本は『アルゴ』という、SFです。
間もなくイラン側が、6人の数が合わない事に気付き初め、シュレッダーの紙を子供たちにつながせ始めるのです。
トニーは映画製作者を装ってイランに入国し、匿われている6人に「救出に来た」と告げます。
しかし、脱出方法を聞いて、6人は呆れるのでした・・・

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アカデミー賞では、ほかに「脚色賞」「編集賞」も受賞しています。
出演はありませんが、プロデューサーにジョージ・クルーニーの名前があります。

≪ イラン革命 豆知識 ≫

第二次世界大戦後、イランはアメリカ合衆国から支援のもと、近代化政策を行っていました。
経済は急成長しましたが、伝統的なものの破壊も急速でした。
やがて僧侶階級や農村の地主や都市の中小商業資本たちの不満が爆発し、反政府デモが多発します。
しかしワシントンからの支持で、反政府デモに残虐な弾圧がされてきたのです。
そして、1978年にホメイニらを指導者として「イラン革命」が勃発しました。
結果、イランで独裁政治を行ってきたパーレビ国王が追放され、イランはイスラム国家になったんですね。






応援ありがとうございます
まま脚色されていると知りつつも、実話はお気に入りのジャンルです
マメ知識等は、実は自分自身のためなんです~~

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (azm)
2019-12-26 08:59:27
ホラー作品ではありませんが、緊張感が半端ない作品でした。
実話をもとにされているので説得力もありました^_^
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「キング•オブ•スコットランド」 (象が転んだ)
2019-12-26 09:12:47
この映画のエンディングを見てると、「キング•オブ•スコットランド」を思い出します。
私が見た中では一番恐ろしい映画でした。
そういう意味では「アルゴ」も怖かったです。
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Unknown (ばっちもんがら)
2019-12-26 16:32:11
シュレダーにかければだいじょぶ!と思っていたのに、子供たちが修復していくところが怖かった。
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こんばんは (azmさんへ)
2019-12-26 22:18:10
最後の最後まで安心できない映画でしたね
実話はいろんな事情を教えてくれるので、お気に入りのジャンルなんです
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こんばんは (象が転んださんへ)
2019-12-26 22:20:16
「キング•オブ•スコットランド」
まだ観ていませんでした
メモメモさせて頂きました
・・一番恐ろしい映画でしたか・・
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こんばんは (ばっちもんがらさんへ)
2019-12-26 22:22:19
そこまでするのかーーって思いました
子供たちを使うのも凄いですよね
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