「社畜ノート」の物語と仕掛けに涙する人続々 めくるたびにブラックな環境に耐える社員の悲壮な日常が展開
4/4(水) 21:00配信 ねとらぼ
「社畜ノート」の物語と仕掛けに涙する人続々 めくるたびにブラックな環境に耐える社員の悲壮な日常が展開
駅のホームのシーン
仕掛け絵本風に作られた物語「社畜ノート」が、Twitterで注目を集めています。ページをめくるたび、激務に耐える社員の暮らしが展開されて、見ていてつらい。
【画像】「社畜ノート」続き
『ドラえもん』や『ドラゴンボール』を斬新な工作で表現して話題を呼んだ、しんらしんげさんの新作。今回はページの随所にスライドする紙を仕込み、動かすことで風景や時候などの変化を表現しています。
主人公の勤め先は、ホワイトボードに「死ぬまで働け」などと書いてある、分かりやすくブラックな会社。大量の業務を振られた彼は夜遅くまで働き、疲れて帰って眠るだけの日々を過ごしています。
そんなある日、ほんの少しだけいいことが。独りで残業している夜、隣席の女性社員が戻ってきて、業務を半分手伝ってくれたのです。彼女はてきぱきと作業を片付け、主人公より先に退社するのでした。
しかし、このことは痛ましい悲劇を生みました。女性社員がオフィスを出るなり、交通事故に遭ってしまったのです。それでも会社の様子は翌日もいつも通りで、「1日で3日分働け」「サービス残業は社会貢献」など、無茶なスローガンを押しつけるのみ。絶望した主人公はとうとう、自室に自殺用の縄を用意してしまいます。やめろーっ!
縄の輪っかの向こうは、一面の花畑。一度はそちらに行きかけた主人公ですが、すんでのところで縄が切れて我に返りました。それと同時に、iPhoneに着信が。電話の主は、事故で入院したあの人です。「つらいだろうけど……がんばって、私もがんばるから」と声をかけられ、号泣する主人公を描いて物語は幕を閉じます。
BGMや効果音による演出も見事で、作品は泣けると評判に。「結局何も解決していない」「ここまで追い詰められても、まだがんばらなければいけないのか」と、考えさせられた人も多いようです。
反響を受けて、作者は「もうちょっとハッピーな展開にすればよかった……」とコメントしています。同時に、一部のページを完全に開いた状態も披露。立てたとき自然に見えるよう、角度を工夫して描いていることが分かります。
4/4(水) 21:00配信 ねとらぼ
「社畜ノート」の物語と仕掛けに涙する人続々 めくるたびにブラックな環境に耐える社員の悲壮な日常が展開
駅のホームのシーン
仕掛け絵本風に作られた物語「社畜ノート」が、Twitterで注目を集めています。ページをめくるたび、激務に耐える社員の暮らしが展開されて、見ていてつらい。
【画像】「社畜ノート」続き
『ドラえもん』や『ドラゴンボール』を斬新な工作で表現して話題を呼んだ、しんらしんげさんの新作。今回はページの随所にスライドする紙を仕込み、動かすことで風景や時候などの変化を表現しています。
主人公の勤め先は、ホワイトボードに「死ぬまで働け」などと書いてある、分かりやすくブラックな会社。大量の業務を振られた彼は夜遅くまで働き、疲れて帰って眠るだけの日々を過ごしています。
そんなある日、ほんの少しだけいいことが。独りで残業している夜、隣席の女性社員が戻ってきて、業務を半分手伝ってくれたのです。彼女はてきぱきと作業を片付け、主人公より先に退社するのでした。
しかし、このことは痛ましい悲劇を生みました。女性社員がオフィスを出るなり、交通事故に遭ってしまったのです。それでも会社の様子は翌日もいつも通りで、「1日で3日分働け」「サービス残業は社会貢献」など、無茶なスローガンを押しつけるのみ。絶望した主人公はとうとう、自室に自殺用の縄を用意してしまいます。やめろーっ!
縄の輪っかの向こうは、一面の花畑。一度はそちらに行きかけた主人公ですが、すんでのところで縄が切れて我に返りました。それと同時に、iPhoneに着信が。電話の主は、事故で入院したあの人です。「つらいだろうけど……がんばって、私もがんばるから」と声をかけられ、号泣する主人公を描いて物語は幕を閉じます。
BGMや効果音による演出も見事で、作品は泣けると評判に。「結局何も解決していない」「ここまで追い詰められても、まだがんばらなければいけないのか」と、考えさせられた人も多いようです。
反響を受けて、作者は「もうちょっとハッピーな展開にすればよかった……」とコメントしています。同時に、一部のページを完全に開いた状態も披露。立てたとき自然に見えるよう、角度を工夫して描いていることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/25/c5386bb1e8578e79c81086bdd0bcd7bd.jpg)