先週の土曜日にテレビでフィリピンのマニラ近郊のゴミの山(Smoky Mountain)で生活するフィリピンの12歳の女の子のことを放映していました。彼女の父は殺され、お母さんは病気。弟が二人います。家族の生活を支えるため、ゴミの山から金になりなそうな缶を回収しています。
12歳といえば日本では小学4年生ですか。食事も2回に1回。米に水と塩をまぶして食べるだけ。想像を絶する世界です。ゴミ山はくさく、ガスが発生する危険な場所です。途中私は画面を正視できませんでした。
マニラでもセブでもいまや日本では見られない風景、バラック小屋にはだしの子供たち。飽食の自分たち日本人の生活ぶりを考えてしまいました。その女の子は”自分はどうなってもいいが、弟たちをゴミ山の生活から解放した”といってました。
貧しいながらも家族のつながりの強さを感じました。我々日本人は確かに物質的に豊かになりましたが、他人を思いやったり、年上の人を大事にする心が希薄になった感じがします。このテレビの番組を見て自分たちの生活をもう一度見直さねばと思うとともに、この少女の将来がどうなのか考えてしまいました。