薮入り

3１/24℃
　天候不順で庭の手入れ出来ず芝は伸び、隅々は草ぼうぼうで藪庭になりつゝある。　今日は薮入りこの言葉若い人に話すと「それは何のこと？」と通用しないが現在は死語となっているのではと思う。
　“薮入り（家父入）”とは辞書によれば、江戸時代「商家の奉公人が正月及び盆の１６日前後、主家から休暇を貰って親元に帰ることで盆の休暇を後の薮入り」で男子は１日、女子は３日の風習とあった。　この風習、明治６（1873年）新暦が採用された以降欧米の生活文化の取り入れで無くなったが、現在は正規の休日ではないが“盆休暇”として１３～１６日を生活風習として薮入りの名残となっている。
　江戸時代の薮入りの日には江戸では閻魔参りの歳時の風習があり薮入りの日は「地獄の主閻魔大王と地獄の釜」もお休みで“仏様と閻魔様に二股をかけ閻魔様がリラックスの状態の時に「極楽往生」を願ったのでしょうか、それともちょいとした罪を毎年閻魔様に懺悔することにより帳消”しようと閻魔像や絵のある寺は「閻魔参詣」で賑わったそうである。

　東京には“閻魔参り”の寺が数多くあるようだが地方でもそのような歳時があったのか不明だが７５年このかた世間様に悪行をしたと閻魔大王に懺悔する事は全くないが、前の薮入(正月１６日）に「極楽往生」願い参詣をしたら年寄りの気晴らしと暇つぶしに良いと思うが、金沢でも閻魔様を祀るお寺が有るのだろうか。

・７２４３歩　　　　

・血圧 106/65mmHg/76bpm
（血圧の薬３日服用していないが朝夕数値変わりなし）