「人寄せパンダ」が上野動物園へ

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　小春日和の晴天が続き３月中旬の気温だが近畿にも花粉が飛散し始めた。　昨日夜遅く中国から世界の珍獣パンダが上野動物園にやってきたが、中国の胡錦濤主席が来日した時に外交上の置き土産に約束したパンダである。　39年前の1972年、田中角栄総理が中華人民共和国を訪問し、周恩来首相との首脳会談により 、日中国交正常化の道が開かれ、これを記念して、中国人民共和国から日本国民に、2頭 のジャイアントパンダが贈られた。　当時は珍獣パンダは日本では珍しく上野動物園へは全国から連日、超満員の見物客が押し寄せた。
　当時日本列島大改造で人気の田中総理の選挙演説などで行くところ聴衆者が押し寄せ会場は超満員。　このことから「客寄せパンダ」の言葉が出たらしい。　　

　石原都知事は中国から借り受けたパンダの年間賃料は都税から支払われるが「8千万も払ってそんなにしてまでパンダを見たいかねえー」と発言した映像が流された。　　我輩もこの不景気時にと同感だったがパンダは対中国外交を考えればそうも行かない面もあが、自分が神戸王子動物園で数度パンダにお目にかかっているからであろう。　だが、上野動物園からパンダがいなくなってから３年、世の中にはパンダをまだ見たことが無い人はまだ沢山いると思う。　若者の東京見物といえばデズニーランド（千葉県）がお定りのコース（我輩はデズニーランドは行ったことが無い）だが上野動物園のパンダは少し元気の無かった上野界隈を活性かさせるだろう。　上野公園の“西郷さんの銅像”・“動物園のパンダ”・“浅草の雷門・仲見世と演芸場”・・・そして“スカイツリー”は子供から高齢者まで楽しませてくられる観光コースとおもう。　この春休みから千葉県のデズニーランドから東京上野へ観光客（修学旅行）と金が流れ込むので都税から支払われるパンダの年賃料９５万㌦は生きてくるので、まさに「客寄せパンダ」の再来を思わせるのである。