へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

君子は豹変す

2012年06月29日 21時47分38秒 | Weblog
久しぶりに少し書いてみる事に・・・・。

タイトルの「君子は豹変す」だが、電子辞書で調べると「君子は過ちがあればすみやかにそれを改め、鮮やかに面目を一新する。俗に、考え方や態度が急に一変する事に使われる」とある。
何でこんな事を書く気になったかと言うと、野田総理が政治生命を掛けてまでやろうとしている「消費税増税」に繋がるように思えるからである。
小沢元代表はしきりに反対をしているのだが、今の日本の財政状態を考えれば速やかに実施する必要があるだろう。
しかし・・・・。
これは民主党にとっては存亡にかかわる問題でもある。
だが・・・・。
党の存亡以上に重要な問題だと言う事に小沢元代表は触れようともしない。
よって、私は政治生命を掛けてまで増税法案を通そうとする野田総理に拍手を送りたい、が・・・・。
正直な話、10%程度の消費税ではとても財政再建のたしにはならないはずである。
福祉問題の解決さえおぼつかないはずで、将来的にはもっと大幅な増税が必要になるだろう。
「それでは生活してゆけない」と言う人が大半だろうが、これからは「ジリ貧の時代」だと言う事を肝に銘じておくべきだろう。
少なくとも私はそう思っている。
「備えあれば憂いなし」とも言いますから。

「景気を回復させて税収を増やす」と言う考え方もあるだろうが、一体どうやれば景気が回復すると言うのであろう。
戦後からバブルが崩壊するまでは高度経済成長を続けてきた日本だが、その後は一向に景気の回復が見えないが、その原因が何処に有るか考えた事があるだろうか。

ここで60年前の日本の社会をお思い起こしてみよう。
当時の私は10歳である。
この年にテレビの放送が始まったのだが、この当時のテレビ受像機の値段がどのくらいだったかご存知だろうか。
放送開始の2年後に幸運にも我が家はテレビ受像機(14インチブラウン管テレビ受像機で、当然の話だが、カラーではありません)を手に入れたのだが、このとき付いていた値札の値段は「14万9千円」である。
14万9千円といってもピンとこないだろうが、当時の大卒サラリーマンの「初任給2年分」だと言えばわかってもらえるだろうか。
この事からもわかると思うのだが、当時の一般家庭には、ほとんど電化製品などなかったのである。
これは電話にも言えることで、固定電話さえない家がほとんどだったのです。
つまり、日本が高度経済成長を続けられたのは「何も無い時代から物余り時代を迎えるまで」なのである。

家に物が無いからみんな買いたい一心で頑張ったのに、今は物があふれるばかりで物を買う気がおきない。
今最もほしいものはと質問すると「お金」と返って来るそうである。
物が売れなければ景気が停滞するのは当たり前の話で、どのようにすれば物が売れるのであろうか。

家電製品や自動車に「エコポイント」なるものを付けて販売を促進させても、エコポイントが無くなれば「元の木阿弥」である。
このように、何かの特典がなければ物が売れない時代である。
しかし・・・・。
この特典の財源は一体何処から出るか考えた事があるだろうか。
これらは全て「国の財源」から出ているのだが、更に深く掘り下げると「赤字国債」へとつながるのである。

要するに、景気回復政策が「財政悪化」にも一役?かっているのである。

久しぶりに書いたので支離滅裂になってしまった。

今日はこの辺で止めにする。
コメント (2)
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