或る人が「給料が上がらないから物の値段が下がるのは助かるよ!」と、実にお気楽な話をしていたが、この人、新聞はもとよりテレビのニュースも見ないと言い、もっぱらインターネットで情報を仕入れているらしく、話をしても殆ど話がかみ合わないのである。
近頃はこの手の人が増えているようだが、私から見れば、ネットで得られる情報には信憑性に疑問の有るものも多く、尚且つ「情報に偏りが多い」と言う欠点が有る事を認識する必要があるだろう。
さて、物価の下落(デフレ)が何故起きるかに付いて少し考えてみたいのだが、「デフレは政府の政策が悪いから起きる」と考える人も多いのではないかと思うのだが、私に言わせれば「安いものを求める消費者に多くの責任がある」と思っている。
30年位前だったと思うのだが、「価格破壊」と言う事をある企業が言い始め、多くの消費者は歓迎していたのだが、何故「価格破壊」なるものが生まれたか考えた人は少ないのではないだろうか。
このとき私は「単純に価格破壊を喜んでいると後で痛い目に合うぞ!」と言っていたのだが、或る企業が価格破壊で売り上げを一時的に伸ばしたとしても、対抗する企業も直ぐに追随するのは目に見えており、価格破壊(値下げ)→他の企業も追随→価格破壊の効果が減少→売り上げの減少→利益の減少→経営の悪化→リストラ→失業者の増大・給与水準の低下→お金が無いから物が買えない→物が売れないから値下げをする→値下げをすると・・・・と、際限のないデフレスパイラルに陥ってしまうのである。
とまあ、私自身もお気楽に勝手な事を書いてはいるが、正直な話、私自身も「デフレを助長している共犯者の一人」なのである。
「安物買いの銭失い」と言う言葉があるが、少々意味合いは違うのだが、「安い物を求める」と言う事にも当てはまると思うのだが・・・・。
このように考えれば「価格破壊(デフレ)は消費者の安い価格を求める心が生んだ魔物」でしかなく、政府の力でこの魔物を退治しようとすれば「赤字国債という新たな魔物が増える」と言う事にしかならず、むしろ悪い結果になる可能性のほうが高いのである。
近頃はこの手の人が増えているようだが、私から見れば、ネットで得られる情報には信憑性に疑問の有るものも多く、尚且つ「情報に偏りが多い」と言う欠点が有る事を認識する必要があるだろう。
さて、物価の下落(デフレ)が何故起きるかに付いて少し考えてみたいのだが、「デフレは政府の政策が悪いから起きる」と考える人も多いのではないかと思うのだが、私に言わせれば「安いものを求める消費者に多くの責任がある」と思っている。
30年位前だったと思うのだが、「価格破壊」と言う事をある企業が言い始め、多くの消費者は歓迎していたのだが、何故「価格破壊」なるものが生まれたか考えた人は少ないのではないだろうか。
このとき私は「単純に価格破壊を喜んでいると後で痛い目に合うぞ!」と言っていたのだが、或る企業が価格破壊で売り上げを一時的に伸ばしたとしても、対抗する企業も直ぐに追随するのは目に見えており、価格破壊(値下げ)→他の企業も追随→価格破壊の効果が減少→売り上げの減少→利益の減少→経営の悪化→リストラ→失業者の増大・給与水準の低下→お金が無いから物が買えない→物が売れないから値下げをする→値下げをすると・・・・と、際限のないデフレスパイラルに陥ってしまうのである。
とまあ、私自身もお気楽に勝手な事を書いてはいるが、正直な話、私自身も「デフレを助長している共犯者の一人」なのである。
「安物買いの銭失い」と言う言葉があるが、少々意味合いは違うのだが、「安い物を求める」と言う事にも当てはまると思うのだが・・・・。
このように考えれば「価格破壊(デフレ)は消費者の安い価格を求める心が生んだ魔物」でしかなく、政府の力でこの魔物を退治しようとすれば「赤字国債という新たな魔物が増える」と言う事にしかならず、むしろ悪い結果になる可能性のほうが高いのである。