「日本とドイツはよく似ている」と言われる事があるのだが、実際の日本は「ドイツもどき」でしかなのである。
「もどき」とは、「がんもどき」「鮎もどき」「梅もどき」などとして使われるように、「似て非なるもの」と言う意味で使われる言葉である。
実際の話し、日本人は「似ている」というのに対して、一方のドイツでは「全く違う」と言うのだが、そのような相違が起きる原因は「根本的なものの見方の違い」にあると思う。
それを端的に表す話をきいた事があるのだが、それは会社の経営が思わしくなくなったときにとる企業の行動の違いの差である。
日本の企業では、「経営不振になると銀行に飛び込み、財政的な再建を図ろうとする」のに対し、ドイツでは「研究室に飛び込み、より良い製品を作って再建を図ろうとする」と言うように、表面的には似ているように感じても「いざと言うときの行動が全く正反対」なのである。
消費者にしても、何か物を買う時の基準を「企業の宣伝文句」で決める傾向が強く、このため「企業の側も消費者受けの良い宣伝文句を考える」と言う事になり、「中身より宣伝重視」と言う事になってしまうのである。
これを更に掘り下げて考えれば「規模の大きい企業ほど大量の広告宣伝費が使える」と言う事になり、「規模の小さい良心的な企業」程生き残るのが難しくなってしまうのである。
このように、日本では大企業に有利な条件ばかりがまかり通っているのだが、それを許しているのは「消費者(国民)自身」だと言う事を忘れている。
これらの事を防ぐには「厳しい法的規制の網をかける」と言う事が必要なのだが、現実には、規制する法を作る政府自体が「大企業から多額の政治献金を受け取っているので無理」なのであるが、この「多額の政治献金」が出来るのも、「上っ面の宣伝文句に踊らされる消費者が大勢いる」からだということにも自覚が必要なのだが・・・・。
「もどき」とは、「がんもどき」「鮎もどき」「梅もどき」などとして使われるように、「似て非なるもの」と言う意味で使われる言葉である。
実際の話し、日本人は「似ている」というのに対して、一方のドイツでは「全く違う」と言うのだが、そのような相違が起きる原因は「根本的なものの見方の違い」にあると思う。
それを端的に表す話をきいた事があるのだが、それは会社の経営が思わしくなくなったときにとる企業の行動の違いの差である。
日本の企業では、「経営不振になると銀行に飛び込み、財政的な再建を図ろうとする」のに対し、ドイツでは「研究室に飛び込み、より良い製品を作って再建を図ろうとする」と言うように、表面的には似ているように感じても「いざと言うときの行動が全く正反対」なのである。
消費者にしても、何か物を買う時の基準を「企業の宣伝文句」で決める傾向が強く、このため「企業の側も消費者受けの良い宣伝文句を考える」と言う事になり、「中身より宣伝重視」と言う事になってしまうのである。
これを更に掘り下げて考えれば「規模の大きい企業ほど大量の広告宣伝費が使える」と言う事になり、「規模の小さい良心的な企業」程生き残るのが難しくなってしまうのである。
このように、日本では大企業に有利な条件ばかりがまかり通っているのだが、それを許しているのは「消費者(国民)自身」だと言う事を忘れている。
これらの事を防ぐには「厳しい法的規制の網をかける」と言う事が必要なのだが、現実には、規制する法を作る政府自体が「大企業から多額の政治献金を受け取っているので無理」なのであるが、この「多額の政治献金」が出来るのも、「上っ面の宣伝文句に踊らされる消費者が大勢いる」からだということにも自覚が必要なのだが・・・・。