へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

67歳はお爺さん?

2009年09月29日 03時31分52秒 | Weblog
昼間ある人(50歳)とブログの話をしていて、私が「へそ曲がりおじさん」と言う名でブログを書いていると言ったところ「67じゃおじさんじゃなく、お爺さんだよ」と言われてしまったが、昔であれば確かにお爺さんと呼ばれてもおかしくない年かもしれないが、高齢化した現代社会では少々抵抗を感じてしまうのだが、特に私の場合などは「おじさん」と言うより「お兄さん」と書きたいくらいなのだが、「いくらなんでもそれはない!」と言う声が聞こえて来そうなので止めているのであるが、実際の私の頭の中は「若者」的な部分をかなり残していると言ってよいだろう。
「まさか?」と思う人が多いだろうが、その一つの例として、今月9日発売の「倉木麻衣10周年記念ベストアルバム」を自分用に買っている(他にも30枚くらい持っているのだが)のであるが、カラオケでも演歌は歌わず、倉木麻衣の歌を中心に若い世代でも通用する歌を歌い「倉木麻衣雄」と言うあだ名を付けられたほどだし、一月くらい前には、保険の勧誘に来た20代の若い女の子二人と、「仕事抜きの話」で盛り上がり、1時間以上も話し込んで「仕事の邪魔をしてゴメン」というようなこともあり、若い世代と同じ位のレベルで話をする事も結構あるのだが、若い世代と話をするときは「上から目線」で話しをするのは禁物で「自分を相手の目線に合わせて話をする」と言う事が大事な事であるのだが、これが若さを保つ秘訣でもあるのだろう。
もう一つ若さを保つ秘訣に「好奇心を持ち続ける」と言う事があるが、昔から私は「好奇心の塊」といっても良いほど好奇心が強く、今でも殆ど変わりなく好奇心を持ち続けているのが良いのだろう。
好奇心のおかげで「毎日が日曜日」と言う生活にもかかわらず、「時間がいくらあっても足りない」と言うのが実情で、「ボケている暇などない」のである。
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今日の記事はチョット毛色が違います

2009年09月28日 03時20分40秒 | Weblog
毎回のように夢を奪うような暗い内容ばかりで、自分自身でも少々辟易していたところなので、今回は少し実用的な内容にしてみようと思うのだが・・・・。
だいぶ涼しくなってきた今日この頃、スーパーの食品売り場に肉まんやあんまんが並ぶようになったのだが、袋に書かれている調理法に「レンジで○○秒」と書いてあるのだが、「レンジでチンすると蒸し器で蒸した時のような軟らかさがない」と感じる方が殆どだろうが、ちょっとした工夫で軟らかく仕上がる方法を見つけたのです。
通常は、専用の容器に少量の水を入れ、さっと水にぬらした肉まんなどを入れて指定された時間レンジで暖めるのだが、私が考え出した方法は「肉まんなどを入れる前に専用の容器をレンジで加熱しておく」と言うだけの事である。
従来の方法では、容器にいれた水はある程度の温度にならないと蒸気を発生せず、蒸気が発生するより前に肉まんが温まってしまい、内部の水分を放出してしまう事で軟らかさが失われてしまうようなのだが、事前に容器を十分に加熱しておけば、肉まんを入れて加熱を始めると同時に蒸気も発生するので、蒸し器で蒸した時と同じような物が出来上がるのです。
これはシューマイなどにも応用できるので一度試してみてはどうだろうか。
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前提条件

2009年09月24日 03時49分38秒 | Weblog
国連の場で鳩山総理が「温室効果ガス25%削減」と言う事を公式に表明したのだが、これには「主要排出国の同意」と言う前提条件が付いていることに諸外国の人は気が付いているだろうか。
これをへそ曲がり的に見ると「主要排出国の同意が得られなかったらどうなるの?」と考えてしまう。
この「前提条件」と言うものは非常に曲者で「前提条件が満たされなければ約束は無かった事と同じ」と言うことになるからである。
分かり易く言えば「150円にしてくれるなら買う」と言うときの「150円」が前提条件に当たり、「151円」では買う義務は発生しないのである。
しかしながら・・・・である。
世界の主要国が集う国連の公式の場で表明された事が「前提条件が満たされないから」と言う理由で反故に出来るのであろうか。
京都議定書の目標値すら達成できない現状で、更にそれを上回る数値を達成させるためにどのような方法をとるというのであろうか。
一般家庭以外の分野ではすでにかなりの努力が払われ、「これ以上の削減は非常に困難」と言うところまで来ているようで、一般家庭の削減が不可欠なのだが、「高速道路の無料化」と言う相反した事が実施されようとしている。
「高速道路の無料化」は、車で旅行する機会が増える事による「排気ガス(温室効果ガス)の増加」と言う問題を発生させるばかりではなく、「渋滞で更に排気ガスが増加する」と言う二重のマイナス要因を抱えているのである。
「エコポイント制度も維持する」と言っているようだが、この「エコポイント制度」にしても大きな問題をはらんでいる事に気が付いているのであろうか。
「大きな問題」とは、「エコポイントが貰えるから大きいのにしよう」と言う事も多くなり、ここでも「大型にすることにより温室効果ガスが増加する」と言う問題が発生するのである。
世論調査でも「高速道路の無料化に反対」と言う意見が半数以上あることを考慮するべきだと思うのだが・・・・。
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「高速道路無料化」について思うこと

2009年09月22日 03時47分30秒 | Weblog
今回のシルバーウイークを利用して山形まで行って来たのだが、ETC利用で「土日祭日1.000円」の恩恵にあずかり、往復「ガソリン代込みで8,000円」と言う金額ですんだのだが、これが「無料化」と言う事になったらどうなるのであろうか。
1,000円でも想像を絶するような大渋滞が起きているのだから、「無料化」となったら更にひどい事になるのは必定で、「大渋滞=ガソリンの浪費=温室効果ガスの大量発生・・・・」と、資源や環境の保護と言う問題に相反する問題が山積するであろうが、それ以外にも「フェリー・鉄道の乗客減少」「長距離トラック便の遅れ」などの問題も考える必要があるだろう。
民主党は「無料化による経済効果」を強調しているようであるが、果たして本当にそうなのであろうか。
民主党の主張する「無料化による経済効果」に限った事ではなく、「薬の効能書き」「商品の宣伝文句」などに見られるように「良い部分ばかり強調して、都合の悪い部分は目立たないように書く」と言う事に気をつけないと、後になって「副作用に悩まされる」「意外な欠点でがっかり」などという問題も起きてくる。
次にあるサービスエリアで耳にした話であるが「エコポイントの対象車なのに7キロしか走らない」と嘆いている人がいたのだが、「エコポイントの対象車だから燃費が良い」と言う先入観を持っている人は意外に多いようだが、一体何を基準にエコポイント対象車を決めたのであろうか判断に迷うところである。
私が乗っている車は8年前の「マツダファミリア1500、MT」であるが、これが至って燃費が良い。
今回も大渋滞に巻き込まれたりしたのだが、2日間で900キロ近く走って50リットル余り。
1リットルでおよそ17,5キロくらい走る事になり、エコカー顔負けであろうが、乗る人が変わると2キロくらい燃費は悪くなるので「運転の仕方で燃費は変わる」と言う事に注意が必要だろう。
世論調査でも「無料化賛成より反対の方が多い」と言う現実に背を向けて無料化を推し進めようとする民主党の姿勢にはいささか疑問を感じづにはいられないのだが・・・・。
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身勝手な話(ご都合主義)

2009年09月14日 04時37分01秒 | Weblog
民主党の政策の話ばかりか、様々な専門分野の人たちの話を聞いていると、正に「身勝手なご都合主義」と言った感じがしてならない。
福祉、医療、教育などに関する話をテレビ、ラジオ、新聞などで見聞きすると、比較対照する国は「判で押したようにヨーロッパ」なのであるが、一番肝心な「国民の負担割合」と言う部分には全く触れようともしないのである。
「英仏に比べて・・・・」などということもよく言われるのだが、比べるのは都合の良い部分だけで、都合の悪い部分(国民の負担割合)はカヤの外なのである。
本来日本の税制はアメリカに倣った「アメリカ型」なのだから、比べる対象はアメリカでなければいけないのだが、身勝手なご都合主義の方々(多くの国民もそうなのだが)は全く意に介さないのである。
消費税(ヨーロッパでは付加価値税というらしいが)一つとってみても、「日本の4倍以上」と言う国が多いのだから、当然の話「福祉、医療、教育にお金を回せる」のであって、日本と比べる事自体が「ナンセンス」なのである。
アメリカは「中負担中福祉国家」であるのに対し、ヨーロッパ諸国は「高負担高福祉国家」だと言う事を無視?して、「中負担高福祉」と言う「両者の良いとこ取り」と言う理屈に合わない事をしようとしているのである。
言い方を変えるなら「ファミリーレストランの値段で高級レストランと同じ料理を求める」と言う事と同じで、「正気の沙汰」とは思えないのであるが、多くに国民がそれを求めているのだから驚きである。
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温室効果ガスを25%削減する

2009年09月10日 03時55分30秒 | Weblog
民主党が新たに盛り込んだマニュフェストだが、自民党が掲げた「8%削減」でさえ実現が危ぶまれていると言うのに、一体どうやって実現すると言うのであろうか。
私自身としては「25%削減」に賛成ではあるが、「高速道路無料化」と言う全く相反する政策とどう両立させるのであろうか。
自民党の場合は「一般家庭は対象外」と言う事で対応しようとしたのだが、「産業界で減らしても、一般家庭の増加分で帳消し」と言う結果になってしまった事を考えれば「25%削減には一般家庭の協力が不可欠」で、かなりの痛みを伴う事は覚悟しなくてはいけないだろうが、「痛みを伴う=支持者の離反」と言う事を考えての発言とも思えないのだが・・・・。
「好事魔多し」と言うように、「308議席も獲得した圧勝に浮かれてつい口が滑った」と言うようにも感じるのだが、「おごれる者は久しからず」と言うような事にならないよう頑張って欲しい物だが・・・・。
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際限の無い戦い

2009年09月09日 03時51分42秒 | Weblog
画期的な除草剤の開発で、農産物の効率的生産が出来るようになって久しいのだが、最近どうもその雲行きが怪しくなっているようである。
日本の稲作もそうなのだが、それ以上に深刻なのがアメリカの大規模農業のようである。
遺伝子組み換えで除草剤に強い作物を作り雑草を退治していたものが、いつの間にか除草剤の効かない「スーパー雑草」なる物が現れていると言うのだ。
除草剤が効かないのだから困った物で、除草剤を撒いても枯れる事が無く「農産物の収量が落ちる」と言う問題に直面して、やがては「供給に影響が出る」と言うのだから困ったものである。
生物は進化の過程で「突然変異」と言う事がしばしば現れるようで、いつの間にか除草剤に耐性を持った雑草が現れてしまったのである。
科学の力で新たな除草剤を開発したとしても、やがてはまた同じことが起きるであろうが、今世界中で流行している「新型インフルエンザ」も同じ様な物で、かなり以前から院内感染で問題になっている「多剤耐性菌」も同じなのである。
「特効薬」などと言われている薬なども、やがては効き目が少なくなり新たな新薬が必要になるのであるが、これらの事が集中的に起きている現状を考えたときふと思うのだが、これは「発展を望む人間に対する自然界の警告」ではないかと言う事である。
もともと自然界には、数が増えすぎると「自然淘汰」と言う形でバランスをとっており、人間だけが例外的に発展を遂げてきたのだが、それもそろそろ限界になってきたのではないだろうか。
今現在もそうなのだが、「問題が発生するとそれに対応する方法を考えて乗り切る」と言う事が行われてきているのだが、やはり「ものには限度がある」と言う事なのだろう。
政権交代により「民主党政権」が誕生したのだが、これが「特効薬」になればよいのだが、「一時は良かったのだが、後になって大きな問題が発生」などということにならねば良いのだが、自民党が政権を奪い返したとしても「大同小異」でしかないのだが・・・・。
困った時代がやって来たものである。
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内部留保

2009年09月07日 02時34分33秒 | Weblog
「社内留保」と言う事もあるが、特別会社に限った事ではなく、一般家庭でも「内部留保のあるなし」で万一のときの対応に大きな差が出てくる。
最近では外資・株主などの圧力が強くなり、「内部留保がしにくい」と言う風潮が強いのだが、内部留保を少なくすると「社員や株主は喜ぶ」と言う事になるのだろうが、今回のような世界的不況の嵐の前では、たちまち「風前の灯」と言った状態になってしまう。
会社の名前は忘れてしまったのだが、NHKの番組で紹介されたある会社では「内部留保が十分にあるので、売る上げが半分になっても10年間は人員整理(リストラ)をせずにやって行ける」と豪語しているのである。
これは私にも言えることで、バブルの最中に内部留保(住宅ローンの繰上げ返済)に勤めた結果、子供には「父さん、家は貧乏なの?」とまで言われるほどだったのだが、ローンを完済した少し後に「バブル崩壊」と言う事になったので、多くの人がローンの返済など、生活のやり繰りに苦労している中、「借金返済の心配をしなくて良い」という気楽な生活が出来たのである。
私はもともとお金には余り縁がない生活をして来たことも有って「万一に備える」と言う習慣が身についている。
「万一に備える」と言う事は「内部留保をしっかりする」と言う事で、「出来る限り借金はせず、失業して1年や2年収入が途絶えたとしても大丈夫なように貯金をする」と言う事を常にしてきたのである。
前にも書いているように、十指に余るほどの転職を繰り返した私にとって「失業して収入が途絶える」と言う事は特別な事ではなく、「万一に備える」と言う事が習慣になってしまったのである。
8年前にも危機的状況があったのだが、結局内部留保のおかげでギリギリではあったが乗り切る事が出来たのである。
8年前の危機的状況とは、現在と同じような「就職氷河期」の時代で、定年を目前にして会社のリストラにあい、定年間近の人間に職などあろうはずもなく、失業保険が切れても職は見つからず、大学生の息子の授業料にも事欠く状態であったが、生命保険の「契約者貸付」と言う制度で乗り切ることが出来たのであるが、この生命保険、毎月の保険料は高いのだが「貯蓄型」と言う事で、これも内部留保と言えるだろう。
そして、その後の5年間は徹底した節約に努め、「内部留保を増やす」と言う事に努力した結果が今の私なのである。
私の年金は「月額16万」と言ったところだが、「こんな金額ではやり繰りが大変」と言う人もいるのだが、私がこの中から「月に5万くらい残している」と言うと皆あきれたような顔をして信じようとはしないのである。
「30万くらいもらってるんじゃない!」と言う人もいるのだが、国民年金と厚生年金が半々くらいではこれくらいの物だろう。
私の知り合いには「月20万でも苦しいよ」と言う人もいるのだから無理もない話であるが、誰もが私と同じようなことが出来るわけではなく、また、全ての人が私と同じような事をすれば「企業は経営が成り立たなくなる」と言う事になることにも注意が必要であろう。

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足し算ばかりの民主党

2009年09月06日 03時17分35秒 | Weblog
足し算とは「良い事」と言う意味で、民主党のマニュフェストには「良い事(足し算)ばかり」が前面に押し出されている。
高速道路の無料化やガソリンの暫定税率の廃止などは、一見すると引き算のように見えるが「国民にとって都合の良い事」である以上足し算でしかないのだが、現実には「その事が実施される事により泣く人が出る(引き算)」と言う事には全く触れられていない。
右の物を左に持って行けば、当然のこと「左の人は喜ぶ」のであるが、本来あったものを左に持って行かれた右の人は一体どうなるのであろうか。
「無駄な物を無くして財源に充てる」と民主党が強調しているのだが、「無駄な物」とは一体ナンなのであろうか。
公共事業などが無駄な物として取りざたされているのだが、この公共事業にしても、目立った産業の無い地方にとっては「失業対策事業」と言った意味合いが強いことに気が付いていないのであろうか。
気が付いていないなどと言う事は到底考えられない事で、「公共事業関係者は自民党支持者が多い」などと言われているので、「自分たちの票につながらない者いじめ」と言う事も考えられるのではないだろうか。
圧倒的な支持によって誕生したアメリカのオバマ政権でさえ理想と現実の差に悩まされ、「失業率の悪化」と言う問題を前に「支持率の低下」と言う事態に陥っている。
今回の民主党圧勝の背景には、本来は自民党に都合の良い結果が出るように作られた「小選挙区制度」がたまたま民主党に有利に働いただけで、比例代表部分ではそれほど大きな差は出ていないのである。
つまり「議席数では圧倒的多数だが、支持者の数は過半数に満たない」と言う事で、「頭でっかちな不安定な状態」なのである。
現実の話としても、私の周囲にいる人たちの多くが「民主党のマニュフェストには懐疑的な人」が多いのである。
「しかしながら・・・・」である。
私個人とすれば、民主党のマニュフェストも理解できなくはないのだが、余りにも請求過ぎるのと、「少々現実を無視しすぎている」と言う部分に危うさを感じてならない。
「急いては事を仕損じる」と言う事にならないように願いたいものである。
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なぜよその国で出来る事が日本で出来ないのか

2009年09月03日 04時10分11秒 | Weblog
最近非常に良く聞く言葉であるが、これは「国によって事情が違う」と言う以外に言いようがなく、反対に「なぜ日本で出来る事がよその国で出来ないのか」と言う言い方も出来るだろう。
麻生総理が良く口にしていた「わが国は中福祉中負担」と言う言葉だが、福祉と負担は同じレベルでなければ成り立たなくなってしまう。
しかしながら、民主党などは「高福祉国家」であるヨーロッパなどを引き合いに出してあれこれ論じているのだが、「高福祉=高負担」だと言う事には触れようとしない。
「4年間は消費税を引き上げない」とも言っているのだが、日本の消費税が5%なのに対して、ヨーロッパの消費税(付加価値税)は20%前後の国が多く、日本と比べれば「ナント四倍!」と言う高い負担になっているのである。
これ以外にも様々な負担が日本よりはるかに多く、全体的に見れば「日本の倍以上?」と言う高い負担になっているのであるが、以外にもこの高い負担に批判の声は意外に少ないという。
これは「国民性の違い」と言うほかなく、ヨーロッパの人たちは、3%の消費税導入時や、3%を5%に引き上げる時の大騒ぎを冷ややかな目で見ていたそうである。
古くはヨーロッパの国々とのつながりが強かった日本であるが、それも徳川幕府が崩壊して以後は急速にアメリカ寄りに変化し、社会的基盤はアメリカが手本になっている。
このようにアメリカに倣った国作りをしてきた日本に「ヨーロッパを比較対象にする」と言う事自体がナンセンスと言わなければならないだろう。
「よその国で出来ること」を日本でしようとするのであれば、「その国と同じ税負担にする」と言う事も必要になってくるのだが、現実にはそのような論議などお構いなく、都合の良い部分だけで論ぜられているのである。
福祉・医療・その他諸々の問題が指摘されているのだが、それらを解決するためには「それ相応の負担」が必要なのであるが、麻生総理が口にした「中福祉中負担」と言う言葉にも少し無理があるようで、現在の日本は「中福祉低負担」と言った方が正しいのではないだろうか。
少子高齢化で、福祉や医療にかかるお金が増大している中で「負担は横ばい」では、現状の制度を維持する事さえままならないのではないだろうか。
「これ以上負担が増えては生きて行けない」と言う言葉も良く聞くのであるが、現状のままで行けば、やがては「福祉・医療制度自体が維持できない」と言う事態も覚悟しなければならないだろう。
正に「前門のトラ、後門のオオカミ」であるが、さてどちらを選ぶか難問である。
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