楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

朝霞の相模湾

2006-11-04 11:39:12 | 科学
 連休前の先週末は、小田原ヒルトンホテルでカンズメ会議。ある国際プロジェクトの国際運営会議である。2日にわたるびっしり英語会議は本当にふらふらになる。今回はさしたる深刻な議題はなかったが、やはり問題はお金。国際政治のきな臭い不安定性は科学を直撃する。基礎科学へはなおさらである。真っ先に削られるのはいつでもすぐには役に立たない部分。平和は基礎科学の発展に欠かせないのである。

 さて、2日目の会議前、さわやかな朝、近隣を散歩。朝霞の中の相模湾の眺望はすばらしい。このホテルの庭には、花崗岩の彫刻、石結びがある。その中心の孔から、小田原の街を望めたはずである。しかし、のびすぎた樹木がもはやそれを遮っている。樹林のメンテまで行き届いていないのか?
 
 なぜなら、この豪華すぎるホテルは、例の社会保険庁のバブリ投資によって作られ、赤字ダルマの末、ヒルトンがそれを建設費以下で(?)引き取った。場所が悪いので、豪華さの割には値段も安い。客の少なさと大自然の中の静けさは東京から近いが最高、箱根からも離れているので記念の旅行などにはいいかも。
 ホテルの中には、彫刻や絵画などセンスのいいものが飾ってある。下の写真は、あれ!と思ったらやはり、山本正道の作品「帽子」。彼の作品は幕張メッセや東京みずほ銀行本店前などにもある。うつむき座るかわいい女の子がいつも素材。眺めていると心が落ち着いてくる。
 この連休は、人でいっぱいなのだろうなと思いつつ、私はどこへもいかず、ひたすら宿題片付けである。
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