三冊購入。「撮るライカⅡ」神立尚紀著 光文社2300円
タイトルが示すとおりライカを本当に取材に使っている写真家。私も神立さんに
インタビューを受けた時「ライカ使っているプロのカメラマンを始めてみました
どうしてライカなんかを使っているの?」と聞いてしまった記憶がある。
ライカは道具として使うには、あまりにも原始的で、なかなか自分の思うように
なってくれない。ピントも露出も自分自身で考えなければならずこちらの方ばかり
気をとられてシヤッターチャンスを逃し、露出がメチャクチャで、泣きをみる。
それでもメゲズに使いつづけてやると、もう手放すことはできない友人(女友達)
になってしまう
でもライカは性悪姉妹だからメンテナンスに経費がかかる。
そして浮気症が発病する。レンズをトッカエヒッカエ、レンズの味だ、ボケ味だ、
コントラストだ、これが死ぬまで直らない。
それでも、ライカを所有してもいいなぁ・・・・・・
ライカ病の症状を人に話して、得意になりたい方は
どうぞ、この本を買ってください。
でも写真を撮ることを目的の人は、ライカは止めたほうがいい。
神立さんの年代までのカメラだと私は思います。今から始める人は、
デジカメでしょう。これしかありません。フイルムももうなくなるでしょう。
さびしい・・・