本棚を整理していたら 友人が撮影したDVDが出てきた
それは平成04年 9月26日の郵便局の消印があった
内容は富山県越中八尾町の風の盆の三部作だ
オイラと風の盆の出会いは古く42年前のこと
最初は18歳で八尾町を尋ねて十年以上経過して30歳のときに再訪している
それから20年は通い続けたが 観光へと変貌する風の盆と観光客の多さに嫌気がさして行かなくなってしまった
DVDを撮影した友人は40才の頃からオイラに誘われて行くようになり「風の盆」にのめり込んでしまった
そして20年経過した今年も風の盆へゆく計画をたたている
多くの人を魅了する「風の盆」は何処に 何にとりこにする魔力があるのだろう
胡弓の奏でるシラベ 三味線のリズム 唄の歌詞 囃しての歌詞
山間の暗黒がつくりだす闇の気配も加味して 一度尋ねた人の心をトロケさす
2010年に蒼穹舎ギヤラリーで「旅の途中」という個展を開催した
その展示した文章がです
人が死んで この世からあの世へと向かう途中
自分が行った事がある場所を
三箇所通過できるといわれている
一箇所は決めてあるのだが
あと二箇所は まだ見つかっていない
この1箇所は決めてあるという1箇所は8月31日の深夜から9月1日へ日付が変わる八尾町です
31日は公式の行事が何もなく閑散としていますが 町全体の雰囲気がどこかざわついていて 町を歩いていると気持ちが高揚してくるのです
そのざわついた町が深夜はひっそりと真っ黒い沈黙の町になります
そして日付が変わると 何処からとも無く三味線と胡弓の哀調あるしらべが流れてきます
地方と若い女と男が踊りが加わった一団が町を流し始めます
こうして昔は風情がありましたが 今ではこの日までもが観光客が取り囲んで盛んにフラッシュを浴びせる始末ですから どうにもね・・・嫌になりました
友人は最近は観光客が極端に減ったと聞いていますが?
まぁオイラが死んだら40年前までさかのぼって風情を楽しませてもらおうと画策しています