ジー様のホームへ爪切りとクッションを持って行ったら ジー様は車いすに座ってみんなそろって体操をしていた
それが終わるとオヤツタイムでリンゴのプリンとお茶がでた
「午前中は弟さんがお見えになったけど ジー様の調子が悪かったのですぐに帰られました
午後からは大丈夫だね・・どうしても低血圧だとこうなるね」と看護師さんが声をかけてくれた
ジー様はオヤツを平らげると「どうも普通じゃないなぁ・・・気持ち悪い」と言い出した
看護師さんに言って自分の部屋へ連れていってもらいベッドに横になったが・・・
調子が悪いのではなく眠たくなったんじゃないかと思うのだ
「オイ!昔の話やけどな・・・会社で集金してきた金をどこかへ無くしてしまったけど あれはどうなっとるんやろ?」
「?」
「それになぁ・・・ワシがネコババしたと思われとるんやないかなぁ・・会社から訴えられてらどうしょうと思っているや」
ジー様は訳が分からない話をして 本当に心配しているような顔になっている
「オイラがちゃんとやっておくから心配はない」 安心するように話すがなかなか納得がいかないようだ
寝ていると昔の会社や金にまつわる話が夢にでてきて 混乱をしているようだ
そんなこんな話をしていると眠たそうに目をつむってしまった

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