
入院中のバ~様を見舞いに行ったら、ベッドは空だった。
「トイレだよ!」と前ベッドの人が教えてくれた。
車椅子に乗ったバ~様が現れ「なんや!お前!」と言ってオイラの腕を叩いた。
オイオイ!どうしたんや
「お前らが旅行へ行っとるからやと思っていたら居るやないか!何じゃ!
これで家に帰れるなぁ・・・まぁこんなとこは出たい。誰も喋らんぞ!
なんでこんな所に居なけりゃいかんのや?!」
此処は病院でバ~様は背骨が骨折しているから現在は入院している。
ここは病院のベッドで皆病人なので痛くて喋れないのや!
「こんな何もしてくれない病院だったら、家で寝てたほうが良いがや
トイレだって自分で行くし、ちゃんと何でもやっとるがや!もう痛くは無いぞ!
もう家に帰りたい。お前が居るなら帰るぞ!もう痛くはない帰る!」
看護士さんが「お家の人が来たから甘えとるね」と言うと
「お前らが旅行へ行っとるからやと思っていたら居るやないか!
これで家に帰れるなぁ・・・まぁこんなとこは出たい。
なんでこんな所に居なけりゃいかんのや?!」と言い出した。
そしてベッドに移る際には看護士さんに補助してもらったら「痛い痛い!痛いがや!」

まぁね・・・バ~様は自分が骨折していることも病院に居る事も分からない。
そして言って聞かせても、聴く耳を持っていないというより分からないようだ。
一瞬は理解するのだが、一瞬に忘れるようだ。それが認知症・・・。
オイラの母親としてのバ~様が消えつつある。