AM9時にはバ~様の退院に着き、入院費等の支払いと退院手続きを済ませて
病院の玄関で10時には二人の看護士さんに見送るってもらった。
そして施設に到着すると
「なんや!ここは何処や?!ワシは家に帰るんやないのか?」
「この部屋はTVも無いのか?」
「この部屋はカレンダーが無いのか?」
バ~様は一人で遅いオヤツを出された。
そのすきに施設の案内と契約書等にサインをしてお昼になった。
昼ご飯を食べてからバ~様用のこまごまとした物を調達してバ~様に、再び会いに行った。
「TVを持ってくる!そんなら死ぬまでここに居ろ!ということか!」
「何時!帰れるか聞いてきてくれ!」
「どうして家に帰れんのや!」
「窓から飛び降りて死んでやる!」
こりゃいつまでもバ~様の傍にいても同じ事の繰り返しなので
介護士の人に挨拶をしていると
「おい!ひろお!」とオイラを呼ぶのです。
振り返ると「オイ!お前は声もかけずに帰るんか!」と叫んだ。
こういう事は頭がまわるんやね・・・
長い一日が終わりました。
正直に、ほっとしている気持ちもあるのですが
親を捨てるという行為からか、気持ちが萎えてきた。