米原万里(1950~2006年)の処女作で少年少女向(清流出版2007年刊)を再構成した文庫本。1782年にシベリアへ漂着して1793年に江戸へ戻った大黒屋光太夫の足跡をたどるTBS取材(1984年)のリポーターとして椎名誠。同時通訳ができる通訳として米原万里が選ばれた。本書は米原万里ワールドの特徴の鋭いツッコミと下ネタはありません。解説は椎名誠さんが書いています。米原万里はロシアに降り立ったら取材班一人一人にロシア名を付けた。アレキサンドル・シナメンスキー・ネルネンコは椎名誠・・・さっそく親分肌を発揮していたようです。
PS 椎名誠著 シベリア追跡 小学館1987年刊を現在読んでいますが、同時通訳米原万里はまだ登場していません。