面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

先発投手と鳥谷と若手と

2009年04月06日 | 野球
神6-7ヤ(5日) ヤクルトが逃げ切る(共同通信) - goo ニュース


今年も、九州在住のタイガースファンの大先輩のおかげで、開幕シリーズ2、3戦を観戦できたが、まさかの2連敗でがっくり…
開幕戦こそ幸先よくスタートがきれたが、続く2試合はちょっとヒドかった。

<弱体先発投手陣>
2戦目の能見、3戦目の福原共に、立ち上がりから攻め込まれ…というよりもコントロールと球のキレの悪さで自滅したような状態だった。
特に3戦目の福原は、2点も先制されながら見方がすぐに逆転してくれたにも関わらず、直後に再逆転されてしまうテイタラク。
中押しのホームランまでくらって、5回投げて6失点はヒド過ぎる。
しかしながら二人とも、あまりにも変化球が多いピッチングはいただけなかった。
ストレートに球威とキレが無さ過ぎたからなのか何なのか、キャッチャー・狩野のリードにも問題がありそうだ。
リリーフで登場した渡辺も、彼の持ち味であるキレ良くスピード十分なストレートではなく、いきなり変化球(スライダーかと)から入ってボールとなっていた。
とにかく変化球を外角に投げさせておけば、とりあえずは長打をくらうことはなかろうという考えのようにしか思えないくらい、変化球を投げさせていた。
プロの選手のリードをとやかく言うのはおこがましいが、消極的で逃げにしかみえない投球をさせるのはいかがなものか。
狩野の真意のほどは分らないのだが…

<守備の集中力を欠いた鳥谷!>
とにかく2、3戦での鳥谷の守備はヒドかった。
捕ってはポロポロこぼし、投げては暴投。
2戦目などは彼のせいで3つはダブルプレーを逃して能見の足を引っ張ったし、3戦目も致命的なエラーで7点目を献上した。
打撃も四球は選ぶもののヒットは出ず、ようやく3戦目になって2点タイムリーつーベースを放ったが、自分がしでかしたミスの帳消しには程遠い。
あの場面で鳥谷が罪滅ぼしできるのは、スリーランを放って一気に同点にもっていくことだけだったのである。
最終打席で、燕の守護神、WBCでも韓国の守護神を勤めた豪速球右腕・林昌勇から、イイ当たりのショートライナーを放っており、打撃は上向いてきた兆しが見えたのだが、次の広島戦は大暴れして、開幕シリーズの穴埋めをやってもらいたい!

<不甲斐無い若手…>
特に桜井。いや、これはもう桜井に尽きる!
狩野は、リードはともかくバッティングではがんばっていたし、坂や岡崎は端からそんなに期待はしていない(二人には悪いが)。
第3戦、不振をかこつメンチに代わって途中出場で登場。
2打席目で無死満塁という絶好のチャンスで打席に立ったのだが…
彼の持ち味は豪快なスイングであることは間違いない。
待望久しい右の大砲であり、一発長打は彼の大きな魅力である。
なので思い切りブリブリ振り回すのも多少は目をつぶる。
ただし、2ストライクと追い込まれるまでの話だ!
とてもバットに当たりそうもないスイングで追い込まれてからも、コンパクトに振りぬいてセンターから右方向へ打ち返そう!という意識は微塵も感じられない。
何も考えていないとしか思えないスイングを繰り返し、最後は内野へ高々と打ち上げて犠牲フライにもならない…
たとえば読売球団の小笠原。
たとえば楽天の中村ノリ。
二人とも豪快なフルスイングが持ち味で、一発長打で試合の流れを一気に変えることができる主砲であるが、味方のチャンスで打席に立った時、追い込まれれば無理に長打は狙わない。
確実にヒットを打つことを心掛け、打点をかせぎつつ次へつなごうとするバッティングに切り替える。
昨日の日本ハム戦での中村ノリは、正に桜井がお手本とすべき教科書のようなバッティングだった。
スポーツニュースを見るだけでも十分に勉強になったはずだが、桜井が見ていたとは思えない。
2年前、彗星の如く現れ、東京ドームで豪快に放った一発が嘘のよう。
あの年の8本のホームランで満足してしまったのか?
もう彼に期待する方が酷なのかもしれないとさえ思えてきた。

並べ立てればキリが無いので、このへんでやめておく。
次は、ウサギ小屋で素晴らしい試合を展開してきた広島を甲子園に迎え撃つのだが、ヘタしたら3タテを食らうのではないかとさえ思えてくる。
しかし、開幕シリーズよりもこっちのローテーションでの先発投手陣の方が、安心して見られるかもしれない。
シーズン早々期待できないのもケッタクソ悪いので、やはりここは期待して戦いぶりを見守ろう!