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5年の秋から受験を始める

ここのところ、続いて5年の秋から中学受験を始めたいという保護者の方と面談をしました。

4年生からはじめている子どもたちが多い中で5年のこの時期から始めるのにはハンデがあるでしょう。実際に地理はもう終わってしまっていますし、歴史も結構進んできています。割合、比、速さ算数の頻出範囲もすでに勉強しています。

しかし学校ではまだ当然やっていません。したがってこれをどうフォローするかということになるわけですが、今のところ進んでいるカリキュラムとはある程度距離を置いてやらないと効率が悪いので(わかるところから始めないと、本人に自信もつかないでしょうから)、一人ひとりのカリキュラムを作っていくことになります。

最近感じるのですが、意外にこれはいいのではないかと思うのです。

今の5年生はカリキュラムが多い、なかなかこなしきれない。だからその嵐からは距離を置いて、できることをこつこつと積み重ねていく。最初から遅れていることはわかっていますから、あわてても仕方がないと思えます。最後に間に合えばいいのだから。でも間に合わせなければならないので、本当に効率を考えた勉強法をしてもらうことが必要です。でもその方法は実際にあるのです。

今日も5年生の女の子を見ていたのですが、1時間半の間にずいぶんいろいろなことができるようになりました。もちろんその子の能力はなかなかのものですが、このペースで行けば比較的早い段階で追いつくことになるでしょう。

本人がやはり受験を始めたいと思ったのですから、努力もするし、がんばりもしてくれます。待つことも教育では大事なことなのです。
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