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着手率と正解率

得点というのは着手率と正解率の積になります。

着手率というのは、出題された問題のうち、どのくらい手をつけたか、という割合。

正解率は、手をつけた問題のうち、どのくらい正解したか、という割合。

で、模擬試験を受けていくと、間に合わない、という子が多いものです。これは組み分け試験でも同じでしょうが、実際の入試でも同じことが起こる場合があるでしょう。

ただ、ここに大きな勘違いが存在しています。

基本的に普通できる子は100%の着手率になるだろう、と思っている。

そうとは限りません。

入試でも模擬試験でもそうだが、なるべく差をつけるためにはたくさんの問題を出した方が良い。だからといって、誰もが半分しか手がつかないと、これは半分の問題しか出さなかったのと同じになってしまうから、意味がない。

微妙に分布できるぐらいに、問題を多く出しているのです。

で、これを気にしても仕方がない。つまり、着手率というのを上げようと思ってもなかなか上がらないし、みんなが100%の着手率になる問題になっているとは限らないのです。

だから、重視しなければならないのは正解率です。

150点満点の試験で、9番ぐらいまであるとすると、うしろ2題を捨てたとしても、残りが全部できていると得点は100点を超えます。そうすると、だいたい偏差値では60前後の数字が出てくる。

これで良いのです。

終らないなあ、と思ってあせって式を飛ばしたり、問題を読み飛ばしたりして、前半を間違えている子が案外多いのです。それで得点が伸び悩んでいる。

7割に手をつけて、正解率が100%という70点をまず狙っていくことが一番です。



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水溶液に関する問題

6年生の教室から
帰省先での授業

慶應進学館から
過去問をとっておかない

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ウチのやり方で臨む

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これまで多くの合格体験記を読んだり、あるいは先輩の話を聞いたり、あるいは塾の先生から指示を受けたりしてきました。しかし、それが我が子にあてはまるか、というとそうではないところはたくさんある。

やはりこれは我が家なりの作戦を考えないといけないのです。

例えば暗記テキストも、全部ができないとなれば、もっと薄い本はないかを探した方がよいかもしれない。

分厚い電話帳を渡されたが、それよりも先にまず基礎の問題をやり直すべきかもしれない。

過去問は後で良い、と塾で言われているかもしれないが、何が出るかをはっきり知るためにも早く勉強した方が良いのです。

だからウチなりのやり方で臨んだ方が良いのです。それがやがて合格体験記の手法に変わるわけです。

我が子にできること、我が子に合うこと、を優先的に進めてください。

そうすることで一番効率を上げることができるのですから。




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速さは解き方が変わる

5年生の教室から
締め切りを変える

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7月12日の問題






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問題文の意味がわかっていない

子どもの質問を受けていると、本当に問題文の意味がわかっているのか、疑問に思うことがあります。

そういうときはひとつひとつ聞いてみる。問題文の条件について、例えばA君はどこから出発しているのか。いつ出発しているのか。

速さはどのくらい?という具合にです。

そうすると、途中で「あ、先生、ちょっと待ってください。もう一度解いてもいいですか?」という話になる。

つまり、ちゃんとわかっていなかった、あるいは勘違いをしていた、ということになるのです。

案外ミスはここから起きる。

勝手に読み違えて、勝手に間違えている子は案外多いもの。

まずはしっかり問題文を読むということに集中させてください。急がせると、ここをすっ飛ばすので点数が伸びなくなりますから、要注意です。



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第385回 どのクラスにいるかはもう気にしない

6年生の教室から
学校別バインダーの強み

慶應進学館から
考える時間を増やす

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カリキュラムテストから総合テストへ

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この時期の組み分けは、カリキュラムテストから総合テストへと変化していく部分が出てきます。

これまではカリキュラムのここまでを勉強すれば良い、という感じだったのが、すべてのカリキュラムが終わり、総合実力テスト、みたいな形で組み分けが行われるようになる。

そうなると、途端に成績が悪くなる子どもたちがいます。

これはまあ、ある程度仕方がないことではあるものの、試験対策に追われてしまっていて本当の力がまだついていなかった、ということなのです。

で、入学試験は当然総合テストになるわけですから、出題範囲はすべて、です。何が出るかわからない。だから何が出ても対応できなければいけないが、これはこれであまりにも範囲が広くなりすぎる。

そこで、出題傾向に沿ってある程度出る内容を絞り混む必要は出てくるのです。

逆にこれまでのカリキュラムテストの成績が奮わなかった子が総合テストで上がってくる場合もある。細かいことはあまり覚えていないが、算数や国語はしっかりできる、というタイプがこのタイプでやはり入試には強い。

組み分け対策ばかりに追われていると、ここでしっぺ返しがやってきます。だから、もうシフトチェンジをして、組み分けではなく、入試に対する対策をしっかり組み立てていきましょう。




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大逆転の理由

6年生の教室から
先生と秋の学校別対策を相談する

算数オンライン塾
7月10日の問題






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戦略が必要

志望校が決まり、その学校別傾向を調べ、子どもの成績の傾向と合わせて何をどう伸ばすかを決める。

これは受験勉強を効率的に進める上で非常に大事なことです。

ただ、これをちゃんと決めていないまま、ただ塾の夏期講習に臨んでいる子が案外多い。

塾でやることが決まっているのだから、その通りやるのが一番、と考えているからだとは思うのですが、しかし、塾はみんなに同じことをさせるのが一番効率的なのです。

だから、ウチの子がいまやっている勉強がウチの子にとって最も効率的か、と言えばそうではないところはたくさんある。

実際にできないところが相変わらずできるようになっていない、と感じられることも多いのではないかと思います。

で、それを子ども自身が考えることはまず不可能です。だからその戦略的な部分は親が手伝ってあげる方が良い。ところが、6年生になると、反抗期も相まってなかなか親の言うことを聞かない、という子もいるでしょう。

そうなると、やはり別の先生の存在が必要になるケースもある。塾の先生は塾の決めた通り(先生が決めたわけではないのですが)に進む以外にはないわけで、それ以外の個の部分を調整するための先生が必要になる場合もあり得るのです。

親が手伝って進めるのであれば、それはそれで良いのです。

ただ、これからは時間との戦いもある。残された時間の中でいかに成績を上げていくか、戦略が問われる時期になっている分、夏から秋をどう組み立てていくか、ぜひ一緒に考えてあげてください。



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ゲームとの付き合い方

6年生の教室から
予備日を作る

慶應進学館から
パターン問題に強くなる

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逃げる子

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受験は自分のためにやるのだ、ということは当然、子どもたちはわかっています。

わかっているが、やらされていることも多い分、なかなか自分でやり出さない。

あるいは、やると決めたことがちゃんと実行されない。ちゃんと考えないと力がつかないのに、つい答えを写したり、まったく白紙にして「わからない」と言ったり。

これは復習しなくていいの?と聞けば「先生がやらなくていいと言った」とか。まあ、いろいろあるものです。

で、それもこれも、子どものすることなのです。

つい、時間を他のことに使ってしまった。で、やってないと叱られる。だからごまかす。あるいはなかったことにしてしまう。まあ、そういうことは多々あるのです。

それでも段々時間を追うごとにやるようにはなります。ただ、やらされている意識が強いとつい逃げる子になってしまう。

あくまで自分で決めたことをやるだけだ、ということは本人に良くわからせておかないと、最後「親が入れてくれる」ぐらいに考えてしまいがちなので、気をつけましょう。




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試験時間内でどこまでできる?

6年生の教室から
シンプルに考える

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7月8日の問題






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意味の通る文章にする方法

子どもの書いた記述の答えを採点していると???と思うことが多々あります。

これは何を言いたいのか?

当たらずとも遠からずかもしれないが、しかし、主語と述語は合っていないし・・・。

なぜ、こうなるのかと言えば、書いている途中で流れが変ってしまうからです。で、読み返すとおかしいが、すでに書いてしまっている。

書いてしまうと、直すのは大変だ。だから、筋が通らない答えが出てくるわけです。

どこかに下書きすればいいか、と思われるかもしれないが、下書き、清書は2倍時間がかかるから、もっと間に合わなくなる。

だから、一文を短くするべきなのです。子どもたちの答えが八十字もあるのに、一文でできていることは良くある。これだと主語と述語が一致しなかったり、修飾句と被修飾句が大きく離れてしまったりしがちで、さらに意味がわからなくなる。

一文を短くして、それをつなげると意味は割と通りやすくなります。だから子どもたちには
「ひとつの文はひとつのことを言えば良い」と言っているのですが、なかなかそう切り替わらない。

しかし、良く方からすると一文が短い方が読みやすいし、部分点もつけやすいのです。


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ストレスとの戦い

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入試傾向に挑む

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川の流れに関する問題

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これは絶対にやり遂げる

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まもなく夏休みが始まります。夏休みは受験前、自由な時間が長くとれる機会ではあるものの、実際には夏期講習があってなかなか自分の勉強ができない、というところもあるかもしれません。

これまでの勉強のデータが集まっているので、ここを復習したい、とか、ここを練習したいという気持ちがあるでしょうが、なかなか全部はやりきれません。ですから、「絶対にやり遂げるもの」を決めましょう。決めるといっても、具体的に時間があるか、調べてみないと決められません。(気合いだけではだめです。)

塾の講習時間や、復習や宿題にかかる時間を差し引いて、いったいあと、どのくらい勉強する時間があるのか、計算してみましょう。加えて過去問も宿題になる可能性があるでしょうから、やはり、相等少なくなる、と考えないといけないのです。

あれもやりたい、これもやりたいはなかなか難しいので、「これは絶対」というものに絞り込んでいきましょう。





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三態に関する問題

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個の勉強へシフトする

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夏の計画を立てた後


講習のスケジュールも決まり、過去問の練習やまとめの問題集の割り振りなどをやっていって、「うーん、時間が足りない」と感じられることが多いでしょう。

結構、講習の時間が長いし、宿題や復習もやらないといけない。

しかし、一方ですでに課題を出されているところもあり、「本当に終るの?」と思ってしまう部分があるかと思います。

でも本当に必要なのか、という勉強もあるものです。

例えば自分の受けない学校の過去問を本当にやる必要はあるのか。それよりはやはり実際に受ける学校をやった方が良いでしょうし、「これは明らかに出ない」と思われる内容を繰り返しやらされるのも明らかに無駄と言えるでしょう。

中学受験は、すべての学校が独自入試ですから、それぞれの学校に入試傾向があり、それを具体的に対策していくことが、最も効率の良い勉強になる。

だから、何度も計画を見直していくことが大事です。例えば途中から出てきた夏の課題は本当に全部やらないといけないのか?ということを実際に吟味していかないといけない。

子どもに必要なことは何なのか、しっかり管理しないと時間はいくらあっても足りません。



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難しくなるから、じっくり構える

6年生の教室から
シンデレラ症候群?

慶應進学館から
慶應の社会

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何周する?

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算数の基本テキストと理科社会の暗記テストの回し方は根本的に違います。

理科社会の暗記テキストは知識を覚えるわけですが、それは忘れるかもしれない。そのとき覚えていたとしても、忘れるとまた覚え直さないといけないのです。

だから、知識はなるべく後回しにしたい、と思うのです。もちろん間に合わないと困るが、どうしても忘れるから、忘れないうちに入試に持って行くような工夫をする必要がある。

秋にやると知識て点もとれるようになり、成績が上がっていくからそれで良いわけです。

が、算数は同じ問題を何度も繰り返す必要はあまりありません。もちろん、忘れるということはあるわけだけれど、これは基本的な考え方、だから、ある程度は身についているものです。

なので、まずはできなかった問題を繰り返していく。

できる問題はまあ、よし、で行かないと切りがない。それに応用問題や過去問を考える段階で、その基礎が活きるから、思い出す場合もあるでしょう。

何周回す、というのにあまりこだわらないことです。




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第384回 第一志望と現実的な第一志望

6年生の教室から
ミスの特徴を記録しておく

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