リタイア、情けない結末。縦走レポ最終回

雨は変わらずかなり降っていました。
ここから摩耶山までが過酷過ぎました。

一行より少し遅れて最後尾でスタッフの方と進みます。
済みません。と、言っては
ハーハーハーと呼吸を整えること3.4回。
今度は右脚も攣りました。
頭の中ではもうこれ以上無理かもしれないなぁ
次の摩耶山でバスに乗って帰った方が良いかな？
でも本数少ないやろな〜と考えていました。

やっと摩耶山、掬星台（きくせいだい）に到着。
私も限界にきていたしスタッフに申し訳なくて迷っていたら、
なんと阪急バスが止まっていました。
バスの人に何時発か聞いたらあと3分で発車との事。
スタッフに、まだそんなに遅れてはいないしもう難所は超えたと言ってもらったけど
ここでリタイアを決めました。

先を行った皆さんもまだ休憩中でお礼を言えた。

「皆さんのお陰でここまで来れました。
有難うございました。
また今度ここからひとりでやり直します。
頑張って下さい」

スタッフの皆さんにも感謝。
次元の違うすごい皆さんでしたが
とてもお優しい方ばかりで
宝塚まで一緒に付いて行きたかった。

乗りまーす！
と叫んで脚を引きずりながらずぶ濡れで急いでバスに乗ったらすぐに出発。
情けなくて少し涙がでました。

あの時バスがいなかったら続けていたと思う。
どうなっていただろうか。
後で調べたら2時間に1本のバスが待っていたと言うことは
やっぱり乗りなさいと言うことだったと思う。
初めてのリタイア。
残念だけど後悔は全くありません。

阪急六甲に着いてすぐに阪急そばで温かい天ぷらそばを注文したけど
手がかじかんでいて割り箸を割るのも一苦労。


迷った末、銭湯に行かず駅で着替えて家に帰りました。

塩を持って行くのを忘れていたり食べなかったり
カッパを着なかったり色々と反省です。
きっちり準備をして続きをやりたい。
そして、いつか一気に縦走したいです。

長いレポを読んでいただき有難うございました。