地元明石の海岸に咲くハマヒルガオ。
日が高くなると花が開き、夜は閉じている。
海は玄関を出ると歩いて3分である。
砂地に一面のうす紫。
しかもぼかしとグラデーションで趣向を凝らす。
きれいだ。
フラットな砂地に小さいがすっくと直立する花は何故かミーアキャットを思わせる。
みんなで何かに聞き耳を立てているみたいだ。
花びらは一枚で、開いた日傘のようだ。
傘とは逆で太陽をいっぱい受け入れる。
潮の音を聞き気持ちよさそうに小さく揺れる。
この季節の海辺の風物だ。
初夏には待宵草にとって代わられて今度は一面の黄色となるだろう。
海辺でも植物たちはたくましい。
嗚呼、ボタニカル