猫とバッハとグールドと 2020年09月26日 | 音楽 朝の四時から猫に起こされた。寝ている時は妻のベッドにいるのに、朝ごはんをねだるのは決まってこちら。猫は賢い。誰が一番いうことを聞いてくれるかを場面ごとに察知しているような気がする。二度寝も出来ず起き出して淡いピンクに明けてきた空を見上げながらレコードをかける。グールドのゴルドベルグ。バッハのピアノ曲。晩年の生涯二度目の録音版。優しく、しかし力強いピアノ。ピアニシモとはこういう響きなのだと思わされる。予想通り静かに迎えたい土曜日の朝にぴったりだった。寝起きはともかく。