晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

「笑う化石の謎」を読み終えて

2018-02-12 | 読書
読み終えました。

160年前のケンブリッジ郊外のグランチェスター村。

1860年以前からこの地域では化石などが発見されていたということですが
コプロライトの採掘場ができて物語はその周辺から始まります。

主人公ビリーやその家族は完全な創作とのことですが、
実在した、ケンブリッジ大学のアダム・セジウィックその助手ハリー・ゴビエ・シーリーや
村の学校に実在したスネリング先生などが登場するので(著者が100年後にその学校に通ったそうです)
臨場感?があります。

主人公のビリーは知的好奇心が旺盛で賢明な13才。
次々に疑問に思ったことを尋ねていきます。
そう、そこ!聞いてほしかったって感じで私の疑問にも答えてくれた(^^ゞ
後半はその健気さに涙しました。

大人が読むのに値しないというレビューを見ましたが
大人が読むのに値する読み物とはどんなものを指すのでしょう?

私は大変感動しましたけれど。





笑う化石の謎

2018-02-12 | 読書
先日「ぼくはO・C・ダニエル」と一緒に借りた本
笑う化石の謎」…もちろん、こちらはタイトルに惹かれて。


読書の良い所は、自分の知らない(もちろん知らないことの方が圧倒的に多いのだけれど)時代、場所、文化に触れることができること。
この「笑う化石の謎」もそう。

まだ読み終わっていないのだけど、先日のニュースでバチっ!とリンクしたので
ちょっと、残しておきます。

94ページ

「すごいと思わないかい?すきまもほとんどないぐらいだ。これはね、大むかし、両アメリカ大陸とヨーロッパ、アフリカは
ひとつの大きな大陸だったという説なんだ。~略~
つまり、このイギリスはアフリカの一部だったってことさ。とてもおもしろい説だと思わないかい?」
~略~
「だけど、それじゃあ、どうしてぼくはアフリカの人みたいに肌が黒くないんだろう?北に動いてから白くなっていったんでしょうか?」




そこで、英国人の祖先、黒い肌だった 骨のDNA分析で判明(2月8日CNN)が思い浮かんだってこと。

(CNN) 今日の英国にあたる地域に1万年前に定住していた人々は肌の色が黒く、髪の毛は縮れていた――


大陸移動説が正しいのかとか、年代的にどうかとか私にはわからないけれど
肌の色で区別するのはム・イ・ミ