晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

映画「ひとよ」はオススメ(^_-)-☆

2019-11-21 | 映画・DVD
自分の映画の好みとしては、おしゃれでミステリアスな推理もの、スパイものとか音楽家を主人公としたもの
などずっと洋画を観ることが多かったのですが…

この雑多な気まぐれブログでも度々告白しているように(だから専用のブログと分けようよと思いつつ先延ばし
私は佐藤健氏のファンです。興味ない人はここでUターンどうぞ。


で、初めに申し上げたように、ずっと洋画ばかり観てきたのですが、2010年の「龍馬伝」の人切り以蔵の健くんに出会ってから
彼の映画はすべて観ています。つまり圧倒的に邦画が多くなりました。

その彼の最新作が白石和彌監督の「ひとよ」
たいそう評価の高い監督らしく数多くの賞を受賞されています。
なので、Amazonプライムで「凶悪」「その名を知らない鳥たち」を観てみたのですが、「凶悪」はちょっとというかどろどろしたものが大変苦手で
無理無理って感じで受け付けませんでした。白石監督ではないのですが、是枝裕和監督の「万引き家族」も私はノーサンキューです。

なので、「ひとよ」の予告編も暗く重い感じで押しが出ていなければ、映画館に足を運ぶことはなかったでしょう。


ところがこれが、テーマは確かに重く深いけれど最後には不思議と心地よいのです。
母親が父親を殺す、このことは確かに特異ではあるけれど、心象風景は特別な人々の話ではなく普遍的であり
リアルな営みと思える役者さんたちの演技がすばらしい!!三兄弟が本当の兄弟に思えるし(妹役の松岡茉優さんが扇の要となっている)
もちろん健さんは重量感と迫力があって素晴らしい…特に贔屓の役者さんがいなくても絶対に見た方がいいよとオススメできるのは初めてかもしれない

私が目にする高評価レビューに関わらず、上映回数が減ってきているので、3回目行ってきました