晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

再開して読み始めた本にPCRのことが載っていた

2020-05-10 | 読書

一昨日の記事小さいこと色々発見(^^ゞ 「京都大学 アイデアが湧いてくる講義-サイエンスの発想法」にPCRという言葉が出てきたと騒いでいますが。読み進めると応用事例として身近な話が出てきて面白くなりました
少し抜粋してみます。

優れた技術の応用事例として
①遺伝子情報をもとに既知の遺伝子を取り出す
中略~PCRが広まったとき、「ジュラシック・パーク」という映画が流行りました。実は、あの恐竜を蘇らせた技術にはPCRが使われているという設定なのです。
(俄然興味が出てきました)
この映画では、琥珀の中に閉じ込められた古代の蚊が発見されます。その蚊の中には恐竜の血液が入っていました。その血液に入っている恐竜の遺伝子をPCRで取り出して解析し、DNA配列から恐竜を再現するといった映画です。実際の研究では、恐竜のすべての遺伝子を解明することはできませんでした。遺伝子は長年の間に劣化していたからです。しかし、PCRによって実現できそうな技術という意味では、的を射た娯楽映画でした。(子供の夏休みの自由研究のテーマだった(^^ゞ)

②目的とする遺伝子の存在の有無を調べる
みなさんの中にばい菌に感染した人がいるとしましょう。みなさんから唾液を少しもらって、PCRを行います。ばい菌にしか存在しないDNA配列のプライマーを使えば、唾液の中にばい菌が入っていれば、ばい菌のDNAはPCRで増幅されます。ばい菌が存在しなければ、DNAは増えてきません。PCRでそのDNAが増えたかどうかで、少量のDNAが存在するかどうか判別できます。~中略~その他にもウィルスの早期検出などにも使えますね。(やっとPCR検査に繋がった)