以前にも書いたかと思うが、Amazonプライムビデオで動画を見始めたのは、「SUITS]が始めで
それから「goodwife」「goodfight」…「NCIS」はシリーズ22話~23話もあるのに、シリーズ16まで全部見てしまった。
次にイギリスのドラマ。「ブラウン神父」や「新米刑事モース」「第一容疑者」等。アメリカとイギリスの刑事ものの違いも面白かった。
視聴傾向として、大体法廷もの、刑事、謎解き系が好きなようである。
ところが、この1週間はこれまでと趣の異なった映画を4編鑑賞。
「さくらんぼ 母と来た道」:これは確か評判良かったなと思って見始めたのが、同じ脚本家の「初恋の来た道」と思い違いをしていたとわかった。
けれども、この映画も村人の素朴さ(実は現地の素人さん、夫役は公務員の方だそう)と中国の山深い田舎の原風景と無償の愛というものが心に残った。
「デタッチメント 優しい無関心」:とても印象深かった作品 オンリー・ハーツ代表の奥田真平さんの紹介記事より
原題の「Detachment(デタッチメント)」とは、孤立、無関心、超然、公平といった意味があるようで、なんとなく冷たく暗い感じがしますが、映画の核心でもあり、邦題をどうするか決める際、無視もできません。
そこで、加えたのが「優しい無関心」という言葉でした。これは、新型コロナウイルスが世界で感染拡大する中、著作「ペスト」で脚光を浴びるフランスの作家、カミュの代表作「異邦人」の最後の部分に出てくる言葉を拝借したものです。「優しい」と「無関心」は一見矛盾する言葉の組み合わせですが、その二つの単語が重なり合う部分の影と光を映し出したのがこの映画とも言えるからです。
主演は「戦場のピアニスト」でアカデミー主演男優賞に輝いたエイドリアン・ブロディ。彼が演じるのは、高校を数週間ごとに渡り歩く国語の代用教員ヘンリー。有能で公平、穏やかだが毅然(きぜん)とした彼の態度は、すさんだ生徒たちの心を一瞬にしてつかみます。ただ、彼はいつものように彼らと濃密な関係をつくる前に去っていくのです…。
ヘンリーのもとに、2人の少女が現れます。1人はカラダを売って生きているその日暮らしの少女、乱暴されてけがをしているところをアパートに連れていき治療を施し優しく癒やす。そんな紳士的な男性に初めて接した少女はヘンリーを愛するようになる。
もう1人は生徒の少女。いじめられ孤立した存在ですが、ヘンリーは彼女の芸術的な才能を認め励まします。少女にとってヘンリーだけが世界との窓口になり、やがて世界そのものになっていく。
しかし、ヘンリーは2人とどう関係を保てるのか、苦悩します。なぜなのか。他人との、過去との、世界との困難な距離感であがき、もがく、それぞれの魂を描き、絶望の中にかすかだけど確かな希望をきっと見いだしていける、そんな映画です。
「戦場のピアニスト」:戦争ものは苦手で避けているけれど、デタッチメントの主演俳優「エイドリアン・ブロディ」が素晴らしかったので見ることにした。戦争の悲惨さはもちろん、砲撃などにより物理的に破壊されることもそうだが、理不尽に人間の尊厳を奪われることが辛い。
主人公のシュピルマンはボロボロになりながら、逃げ続けているが、ある日ドイツ人将校ヴィルム・ホーゼンフェルトと遭遇
職業を問われ、ピアニストだったと応えピアノを弾くことになる。この場面のショパンのバラード1番は、本当に心にしみた。この結果彼は命拾いをすることになる。やがてドイツが負けあの時の将校らが囚われ、威厳を持って立っていた姿が印象的だった将校が命乞いをする。
勝者と敗者の逆転…
戦争ものが嫌いなのに、今も頭に浮かぶのは戦場のピアニストでのシーンの数々
特に缶が転がっていた先、足元からズームしていくドイツ将校 その後のピアノを演奏するシュピーゲルとそれを聴くホーゼンフェルト。
「宗家の三姉妹」:これははっきり言って、なんだろう脚本が悪い?三姉妹と結婚した歴史的な人物 財閥の孔祥煕、孫文、蒋介石の誰も魅力的に描けていないし、話が散漫になってしまった。歴史を動かした人たちなのにまるでオーラが感じられなかった。
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