





2015年9月5日 15時50分
パソコン、スマホで回答OK=総人口、初の減少か―10日から国勢調査・総務省
5年に1度、日本の人口などを調べる国勢調査が10日から始まる。総人口は1920(大正9)年の第1回以来、増加し続けてきたが、今回は国勢調査として初の減少に転じる見通しだ。対象は国籍を問わず、国内に住む全ての人と世帯。今回は手軽に応じてもらえるよう、初めて全国的にパソコンやスマートフォンで回答できるようにした。
総務省は「福祉や防災など、日本の未来をつくるのに欠かせない、さまざまな施策の基礎資料となる」として、協力を呼び掛けている。
調査は世帯ごとに実施。氏名や男女の別、出生年月、就業状態など計17項目を尋ねる。パソコンなどで回答するオンライン調査は5年前の前回、東京都内に限定して行ったが、今回から全国展開する。総務省は1000万世帯以上がオンラインで回答すると見込んでおり、実現すれば同様の調査手法としては世界最大規模になるという。
パソコンなどで回答するには、10~12日に各世帯へ配布されるオンライン回答用IDが必要だ。10~20日にIDを使って専用サイトにアクセスすれば、入力できる。オンライン回答をしなかった世帯には、26~30日に紙の調査票が配布される。記入後は郵送するか、10月1~7日に調査員へ手渡す。
今回は5年前の居住地を問う項目も設けたため、結果を集計することで、地方から都市、都市から地方といった、人の移動を把握できる。人口減少に悩む自治体が、地方創生に向けた施策を立案する上での参考データとなりそうだ。加えて2011年の東日本大震災後、初の国勢調査となるため、避難した人の流れも捉えることができる。
電子マネーの"お得な"活用術
近年ますます耳にすることが多くなった電子マネー。でも、電子マネーって実際どんなもの? 現金と比べて、おトクになることはあるの? この記事では、そんな電子マネーの活用術をお教えします。
○電子マネーとは? 電子マネーの種類
電子マネーとは、あらかじめ金額をチャージしておく、もしくは使った金額をクレジットカードで後払いすることで、現金の代わり使うことができる電子のお金のことです。先払いでチャージしておくタイプのものをプリペイド型、クレジットカードで後払いするタイプのものをポストペイ型と呼びます。
また、電子マネーには交通系と商業系の二つがあり、電車を使う方には馴染み深いSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)も交通系の電子マネーです。他にも主要10社の交通系電子マネーが2013年3月より全国相互利用できるようになっています。
商業系の電子マネーは、Edy(エディ)やiD(アイディ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)などが挙げられます。独自のおトクなサービスを行っているものもあるので要チェックです。
電子マネーの形態としては、カードタイプのものやキーホルダータイプのもの、また、携帯やスマートフォンのアプリで支払うおサイフケータイといったタイプのものがあります。
○電子マネーの利用シーン
例えば交通系の電子マネーでは、1枚のカードで電車やバスに乗れるだけでなく、駅の売店などでも使うことができます。最近では街中で使えるお店も増えていますね。
電子マネーは他にも、コンビニエンスストアやスーパー、自販機で使うことができるほか、タクシーやインターネットでのショッピングで使えるものや、グループ外の店舗でも使えるものなどがあります。また、大手コンビニエンスストアの多くでは、複数の種類の電子マネーが利用可能です。生活の中の多くの支払いの場面で電子マネーが利用でき、その範囲は今後ますます増えていくといえそうです。
○電子マネーのココが便利
いつの間にかお財布の中の小銭が増え、お財布がパンパンで、お会計のときにぴったりの小銭を出そうと一苦労……。そんな経験は誰しもあると思います。電子マネーなら小銭を持ち歩かなくて済み、このようなわずらわしさもありません。お会計のときは電子マネーを専用の機器にかざすことで、1秒で決済が完了するため、かなりの時間の節約になります。
また、クレジットカードのようなサインの手間もありません。電子マネーを使うことで、時間と手間の両方が省けるといえそうです。楽天Edyは最大4カ月分の利用履歴をパソコンやスマホで確認できるなど、利用履歴がわかるサービスもあるので、レシートと同じように後から使った金額がわかって便利です。
○電子マネーをおトクに使おう
電子マネーで忘れてはならないのが、現金で支払うよりおトク! ということです。多くの電子マネーでは、支払った金額の一部がポイントとして還元されます。
例えばビックカメラSuicaなら、定期や切符を購入するだけでビューサンクスポイントが貯まるうえ、クレジットカードからのチャージを行うと1.5%のポイント還元が受けられます。さらに、ビッグカメラでの購入時にビッグカメラSuicaを利用すると、10%のポイントが付与されます。
セブン・イレブンをはじめとするセブン&アイグループや、グループ外の一部店舗でも使えるnanacoは、お買い物100円(税抜)につき1ポイント、さらに特定の商品に期間限定で設定されるボーナスポイントがあります。
ただ使うだけでもおトクな電子マネーですが、自身のライフスタイルに合った使いかたをすることで、さらに得をすることができます。よく行くスーパーやコンビニエンスストアでポイントが貯まる電子マネーを選ぶのはもちろんのこと、例えばwaonならイオンカード、nanacoならアイワイカードと、それぞれ電子マネーにチャージできるクレジットカードを組み合せて使えばさらにおトク度がアップします。タクシーをよく使うビジネスマンなら、タクシーに対応したiDが便利です。非常にたくさんの種類がある電子マネーですが、有意義に活用できるものを選びたいですね。
毎日のちょっとしたお買い物でこつこつポイントを貯めていけば、気付いたときには大きなポイントになっているというのも電子マネーならでは。電子マネーを上手に活用して、スマートな生活を送ってみてはいかがでしょうか。