みなさんの住む地域からも、中秋の名月が見られるといいですね
「十五夜」イコール「お月見は15日」と思っている方もいるかもしれません。
しかしこれは、月の満ち欠けを基にした旧暦(太陰暦)のお話です。
月は地球の周りを約29日〜30日でまわります。このため旧暦では、月の半分の15日が満月だと考えられていました。
また、旧暦では、7月、8月、9月が秋にあたります。中秋の名月はその真ん中の8月15日。
ちょうど稲の収穫前後の時期であり、美しい月をしばし観賞しながら、今年の実りに感謝していたのではないでしょうか。
現在では、旧暦を太陽暦に合わせて計算しているため、中秋の名月の日にちは毎年変わるのです。
そして前述したように、30日ぴったりで地球を一周するわけではないので、実際には必ずしも満月ではなく1日か2日後になることが多いのです。
── 国立天文台によると、今年の場合、実際に満月になるのは翌日の28日の11時51分。
残念ながら月が地平線上に出ていない時間となりますが、27日はほぼ満月に近い月を見ることができるそう。晴れるとよいですね。