料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

日本版ザワークラウト

2022年04月28日 | グルメ
【4月30日は何の日】図書館記念日
1971(昭和46)年の全国図書館大会で決定され、日本図書館協会が翌1972(昭和47)年から実施。
1883年 マネ、亡くなる

【前の答】千枚漬け
Q1,ボク以外の、京都三大漬け物はどれでしょうか?
    a,しば漬け  b,すぐき漬け  c,べったら漬け  d,松前漬け
     →a,b,べったら漬けは東京、松前漬けは北海道です。

Q2,京都三大漬け物で、一番古くからつくられているのはどれでしょうか?
     →しば漬けが837年前、
      すぐき漬けが約430年前、
      千枚漬けが157年前からつくられました。

Q3,ボクが生まれたのはいつ頃でしょうか?
    a,鎌倉時代  b,戦国時代  c,江戸時代初期  d,江戸時代末期
     →d,慶応元(1865)年創業の大藤(だいとう)だから、
      江戸時代の末期も末期、もうすぐ明治っていう頃だね。
      現在は5代目です。



【脳トレの答】エッグ


【今日の話】
「平氏にあらずんば人にあらず」とまで言われて権勢を誇った平清盛の娘建礼門院徳子は
高倉天皇に嫁いで皇后となりました。
そして、安徳天皇を生むのです。
しかし、清盛が亡くなったことで、
平氏一門は坂道を転げ落ちる小石のごとく転落していくのでした。
一の谷の戦いで源義経の鵯越の奇襲で敗れ、
自信のある海戦に持ち込もうと屋島に渡りました。
日宋貿易で名をはせた平氏は海戦が得意のはずでしたがここでも敗れ、
さらに西に逃げていきます。
屋島の戦いは、那須与一の扇の的の話が有名ですよね。
そして最後は、『耳なし芳一』の舞台である壇ノ浦。
潮の流れを味方にできず、敗戦。
残った平氏一門は海に飛び込み滅亡していくのです。
建礼門院徳子も入水するのですが、
長い髪を熊手で絡め取られて、幸か不幸か助けられます。
そして剃髪し、尼となって人里離れた寂光院に身を寄せました。
ここからが『平家物語』の最終話である「灌頂巻」の始まりです。
舞台は寂光院。
建礼門院が住んだ土地の人達は、
かつて皇后だった彼女をなぐさめようと色々考えました。
そして、この地に古くから保存食として作られてきた紫蘇の葉と夏野菜の漬け物を献上したのです。
紫は最も高い位の身分の人が身につけることの出来る色
(聖徳太子の冠位十二階の制でも最高位の色です)。
建礼門院はこの紫色をたいそう喜び、紫葉漬けと名づけたそうです。
それ以降、紫葉漬けの名が定着したといわれています。

Q1,古来のボクの原料は何と何でしょうか?
    a,ミョウガ  b,紫蘇  c,大葉  d,ナス  e,キュウリ

Q2,ボクはどこの郷土料理でしょうか?
    a,大原  b,鞍馬  c,八瀬  d,嵯峨野

Q3,ボクは作り方がザワークラウトとほとんど同じような作り方です。
  さて、ザワークラウトはどこ発祥の食べ物でしょうか?
    a,イギリス  b,イタリア  c,ドイツ  d,フランス



【今日のひと言】種を蒔いて花が咲くまで続けることを努力という

【今日の脳トレ】


【今週の話】「生き方って、思いだね」(ネットで見つけた素敵な話)
高校の同級生の彼女のことを好きになるのですが、ずっと告白できずにいました。
しかし成人式で華やかな振袖姿の彼女を見た彼は、
「やっぱり彼女しかいない!」と改めて思ったそうです。
そして、彼の猛アタック。
お付き合いを始めることになりました。
もう彼は、天にも昇る気持ちで、まさにバラ色の毎日だったそうです。
しかし、そんな幸せな日は1か月しか続きませんでした。
彼女が車で帰宅途中、カーブを曲がり切れずセンターラインをはみ出してきたトラックと衝突。
瀕死の重傷でした。
寝たきりの入院生活となってしまったのです。
彼は毎日病院へ通いました。
でも、会わせてもらえませんでした。
しかし、彼はそれでも毎日病院へ通います。
病室を訪ねると、彼女のお母さんが病室の外に出てきて状態を話してくれます。
彼はそれを聞いて安心して帰っていく。
そんな毎日でした。
彼女は彼が帰ると、涙を流しました。
そして必ず、「『もう来ないで』と伝えて」とお母さんに言いました。
やがて、お母さんは彼と病院の入口で会うようになりました。
きっと娘の心をこれ以上乱したくなかったのでしょう。
彼女は「やっとあきらめてくれた」と思っていました。
それから数か月経ったある日、彼女は掃除のおばさんからこんな一言を聞きました。
「羨ましいねぇ、毎日お見舞いに来てくれるステキな彼氏がいて」
「えっ!」
「今日もさっき下でお母さんと話してたわ」
彼女はこの時、彼が今もまだ彼が通い続けていることを知りました。
そして彼女はお母さんにこう言いました。
「次に彼が来たら病室に入ってもらって。
 元に戻らないかも知れない私より、他にステキな人を見つけてもらいたいから。
 私の口からお別れを伝えたいの。」
その日の夕方病院にやってきた彼は、ついに彼女の病室に通されました。

翌日、昨日まで泣き続けた彼女が、
回診の時、主治医の先生にキラキラした顔でこう宣言したのです。
「私どんな手術にもリハビリにも耐えます。だから私の体を元通りにして下さい。」
彼女は、昨日のことを話しはじめました。
「彼は、私の体の状態を母から聞いて全部知っていました。
 それでも、こう言ってくれました。
 『ずっと言いたかったことがある。結婚してほしい』って。」
その時彼女は、元通りの体にならないかも知れない自分が彼の側にいてはいけないと思い、
「別れてくれ」と頼んだそうです。
でも彼は、「そのままのあなたでいい、あなたでなければだめなんだ」と譲ることはなかったそうです。
平行線のまま数時間が過ぎ、彼の根気に疲れ果てた彼女は、
「もう好きにしてよ・・・」とつぶやきました。
すると彼は、体に触れるか触れないかほどの、
本当に優しい力で彼女の体を抱きしめてくれたそうです。
その腕のなんてたくましかったこと。
その胸のなんてあったかかったこと。
彼女はその時こう思ったそうです。
「私が何を言おうとこの人は信念を曲げない。
 だったら彼の隣に立った時に彼の足手まといにならないように、私は元通りの体になりたい!」

それから彼と彼女の二人三脚の日々が始まりました。
辛いリハビリにも彼はいつも笑顔で付き添ってくれます。
頭を洗ってもらい、体を拭いてもらい、着替えも手伝ってもらいました。
傷が治ってくるたびに、二人で喜んだそうです。
そして一週間後、ウェディングドレスを着た彼女は見事なまでに美しく、
華やかな笑顔でゲストを魅了しました。
そして、式の終盤に彼女のお母さんからの手紙が披露されました。
「娘に出会ってくれてありがとう。
 娘を愛してくれてありがとう。
 あなたのおかげで娘は人生を取り戻すことが出来ました。
 あなたになら喜んで娘を託せます。
 どうか幸せにしてやって下さい。」

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2 コメント

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Unknown (かみら)
2022-05-05 10:02:19
しば漬け、大原では郷土料理なのですね。
シソの葉の紫色が良いですね。
ザワークラウトって…???で調べました。
キャベツで作っているものを見ました。私もできるかな…
発酵させた本場のしば漬けを食べてみたいです。
京都は見るところも、美味しいものも沢山あって、楽しめますね。

今週の話は感動です。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (greenoff)
2022-05-05 12:16:03
京都、美味しい物がたくさんありますよね。
いろいろ眼で見て、舌で味わって、雰囲気を身体で感じてと、
2週刊語の出張がいろいろ楽しみです。
返信する

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