暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#332

2021-11-16 08:19:44 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 誰がなっても同じ。FRB議長。

…6.2%の急伸となった米GDP。も、「最終的には4Qに4%で落ち着く」と見る米マーケット。ブレイナードさんでもパウエル再任でも「やることは同じ」と。

&「インフレを放置した張本人」として歴史に悪名が残るパウエルさんなので、”せめて最後に”と有終の美的な政策を残していくだろう、と昨夜MX・WORLD MARKETZのよそうかい松本さん。

&OPEC月報での4Q需要の下方修正は、=「増産は積極的にはしないよ」というOPECのサインなので、=弱気材料ではない、とも。→∴年末~年明けしばらく(年内)は、原油価格にもう一段買いが入ると見られている。も、「インフレ懸念」に対しパウエルさんが急に態度を変えるというリスク(タカ派的になる(”インフレは一時的”を覆した時))には要注意、とも。

…先週のCPIショックでのGOLD上昇は本当にショックで、∴インフレヘッジが出てきた証拠(ありえない動きだった先週のGOLD)

有効なインフレヘッジ商品はGOLD以外ほとんど無いので「消去法でもう一段のGOLD上昇がある」「インフレ懸念で株下落となると、これも資金がGOLDに流れる要因になる」→∴1900~2000$を試す、とも。

GoldmanMacroDeskは、GOLDが2300$であるのに対し、米30年国債実質金利が-1.10%と見ています。しかし、昨夜米30年国債実質金利は-2.5%近くまで低下。数十年ぶりの低水準に!も、GOLDは1866.6$(↓1.9)

来年Q1のGOLD価格は1945$、とSocieteGenerale。「インフレは鈍化するも金利が十分に上昇せず→実質金利抑制により」と。実質金利と米$の動きで動いている最近のGOLD。

T-Bill。

            • 4weeks:0.05→0.06%
            • 8weeks:0.05→0.06%
            • 13weeks:0.05→0.05%
            • 26weeks:0.07→0.06%(買われた)
            • 52weeks:0.16→0.17%

※26weeks→来6月の財務証券のみが買われている(来6月=FRBの国債・モーゲージ債(MBS)買いオペ終了)

Fear&Greedは83→82。

SKEWは142.38(↓1.99 ↓1.38%)

  • 日本時間午前に行われる、来年後半の世界のインフレ状況を占う習とバイデンのオンライン首脳会談。要注意。(大和証:谷さん)

…「インフレは一時的」発言を貫いてきたパウエル議長が窮地に。&米インフレを今回のオンライン首脳会談で解決したいバイデン(今日AM10:00~。①誤解・見込み違い・衝突を防ぐため共通認識を形成。②台湾への挑発問題について。③人権話合。と見られています)

何かの合意見通しが無ければ出てこない習なので。サプライチェーンにおいての解決・来秋の共産党大会での習の3期目・2026年の台湾侵攻の可否・米高官の台湾訪問・バイデンの「台湾守る責務がある」発言etc. 台湾を巡る米中のバランスが崩れている今、今日の会談は要注視。(「終わるまで動きにくい」との声多数)

…日本。昨日のGDPについて(今朝モーサテ)。三菱UFJリサーチ&コンサルの方は、

          • 回復は足踏み(2期ぶりのマイナスだった)
          • コロナ前水準に戻るには9.5%の成長が必要(昨日の6.2%では低い)。も、9.5%という数字は日本では難しい。
          • 飲食の戻りもまだ2割程度。加えて食材・コモ・エネetc. の急騰で更なる打撃を受けている外食。(食材の因:赤潮・軽石・基腐病・原油⇑での栽培コスト上昇・化学肥料の世界的高騰(コモ⇑で))
          • 政府は「年内には戻る」と見ているも、来月までに9.5%成長に戻るか?とも。
          • 選挙以降、円独歩安は一服したが、$反落のイメージも無い今の$インデックスの上昇。岸田政権でのコロナケア財政支出額が「40兆円」を超える見通しとなったが、外国人はどう見るか。

…NY連銀製造業景気指数は市場予想より強かったですが、6ヵ月先見通しマイナス36とかでした。

…BOE(英イングランド銀行)の利上げ観測でポンド上昇ですが。昨夜EUはコモディティ価格下落による⇓。も、終盤で微⇑。

独ではコロナ感染率が過去最悪な今。連立協議中の独(ロイター11/15AM)。

…ロシアが印へのミサイル供給を開始。∴米は印に制裁を科すと見られています。昨日の印マーケットは⇑0.05%。二股印。

…米HY債:108.41(↓0.12%)。4連下落。

…米10年債金利上昇に伴い、投資適格社債ETF(大手)が大幅に低下中。4/1以来最大となる資金が流出中(過去1年で最低水準)

…米実質金利:-1.48→-1.49%。

…MOVE(債券ボラ)が80を超えてきた(81.59)。米10年債金利は1.623%。

 



よろしくお願いいたします。


株価予想日記#331

2021-11-11 07:59:37 | 日記

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<今日の私的材料>

  • 「米のバブルピークは2026~2027年前後」

…「Fedの利上げは非常に緩やかなペースとなるだろう」と信頼しているクレジット専門の金融屋さんが仰っていました。「バブルはまだ育成段階」とも。

昨夜NYは、10年債・2年債共に利回り急騰でした。以下2点が材料。

            1. 米CPIが総合・コア共に強かった。(エネ・中古車・トラック・不動産の強さで。昨日のストックボイスで、外貨ex by GMOの遠藤寿保さんは「12月のFOMC以降、いつでも金利を引き上げることができる状態となるので」と。「115円再トライの芽あり」とも)
            2. 米30年債の入札が低調。

しかし、”前年同期比6.2%上昇”。前年はコロナで落ち込んでいただけで、(前年ベースと)比較は正しい数値ではない。FRBのまやかし作戦(インフレ誘導で何を仕掛けてくるか、要注意)

※FRBの引き締め警戒から、トルコリラが過去最安値を付けた昨夜。

「景気ピークの直前に、原油価格が高騰する」というoilの則(4~5年周期の則。今4年目。天井をつけたら急落するという則も有)があるので、「2026~2027年前後」説が当たるなら、原油(共和党勝利で、ますます価格上昇すると見られている)はまだまだ息が長いか。(冬が終わると価格は下がるが、今冬来春はコロナワクチン普及での”移動制限解除”(∴航空機需要⇑での)で、oil価格の乱高下が続く、と見られています)

…アマゾンも10万台発注しているEVリヴィアンの大型上場。住友商事も出資しています。

「今後の米マーケットのバブル過熱感を測る”体温計”となる銘柄」と日経FT。

…早朝に、COP26の共同声明が入ってきましたが。

モーサテで日経編集者の方は「米中の『気候変動リスクで協力する』という米中を取り持つ”接着剤”はなくなった」と。歩み寄れなかった結果に。

…JPモルガン「ヌーバンク・チャレンジャーバンクetc. スマホでの”デジタル銀行”を競争相手として認識している」と。クレカ発行・保険販売も行っているスマホのデジタル銀行(黒人・LGBTの人々が多い)

…米CPIをうけて。

        • 30年債実質金利が過去最低水準を更新(-0.595%)
        • 5年物BEIが急騰(3.437%)
        • T-Bill:全てのweeksで売り(金利上昇)
            • 4weeks:0.04→0.06
            • 8weeks:0.05→0.06
            • 13weeks:0.04→0.05
            • 26weeks:0.06→0.07
            • 52weeks:0.13→0.16
        • VXN・VIX・SKEWは大幅ではないが上昇。Fear&Greedは82(昨日は86)

…GS「『株式60%・債券40%』戦略を捨てる日が来る。株式リスクプレミアムがプラスである限り、(現金と比べ、債券の魅力が低下する中で)株式に全分配することが望ましいシナリオも(可能性がある)」と。

…モルガンスタンレー「株価指数や期待インフレ率と比較して、現在の長期金利は100~150bp低いレベルにある」と。

↑FRBが指針としている。

…昨夜ワールドマーケッツ近藤さん。「イールドカーブ(10・2年物)のフラットニング化で、今後投資は不動産・プライベートエクイティへ」と。

…パウエルよりもハト派のブレイナード。も、銀行規制には積極的な人なので。

→∴ダウには影響出ないと見られている。

「為替には影響ない」とは遠藤さん。

…NYホリコさん。

        • 「昨夜は素直に『インフレを怖がっての金利上昇』だった」「量的緩和はあと半年は続くと見られる」と。
        • 米実質金利が、コロナ後最低となった(現在は少し戻している)。1.2%(債権を持ってると、資産が毎年1.2%ずつ目減りしていく)

→∴超緩和状態の今。時間をおいて、必ずグロース銘柄に強烈なサポートとなってくる。相当効いてくると見られる(∴ナスダックに資金流入)

        • 昨夜NYのCPIが短期金利に影響を及ぼさなかったのは、「CPIの31年ぶりの伸び率」にマーケットがびっくりしただけ。インフレを加味しなかったというわけではない。
        • マーケットの則として、「名目金利に反応してから実質金利に来る」なので、今後の米GDPには要注意!
        • 今の米マーケットは初心者が多い。→余裕資金じゃないので、すぐに売ってしまう(少し下げただけで)
        • 今後(バブルの最終局面では)、「金利が上昇しながら、株も上昇していく」と。

債券が実質でマイナス金利なので、①米の貯蓄率64%な今。②現金・MMSに滞留している今。

→「おっかなびっくり」のマーケットなので、Xmasラリーは押し目と利確での乱高下になると見ている(も、微)


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#330

2021-11-10 08:54:28 | 日記

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<今日の私的材料>

  • "ハト派ショック”がバブル助長か。(パウエルの有利オッズに変化なし)

…システミックリスク。

《システミックリスク上昇》~ブラックロック談。

ブラックロックがHYを買っている今について。「大規模緩和相場、11月からテーパー開始」なのに、暗号資産・ジャンク債すら物凄く買われている今。これはFed・イングランド銀行の「購入縮小するも、利上げとは関係ない」発言によるもの。→∴マーケットはインフレを期待している(予想している)。(BEI:10年→2.62%、5年→2.94%)

&「ブラックロックのETFで動いている今の米マーケット」と昨夜MXワールドマーケッツの滝沢さん。

              • レーガン~ブッシュ:GS
              • オバマ2期:シティG
              • トランプ:BR
              • バイデン:BR

→∴「通常に戻す(テーパー)」⇒インフレ圧力がさらに上昇・マーケットのボラは下がっていく・「株価を下げないようにテーパーしていく」と優しいパウエル。

              1. サンクスギビングまでに次の議長のアナウンス有と見られている。
              2. ①ブレイナード⇒マーケットは最初はマイナスへと。②パウエル(元々共和党の人)⇒再選、無理ではない。バージニアは無党層の票による結果だった(notトランプ支持者票)。
              3. 今は左派⇒極左にはいかないと見られている。FRB議長人事で見えてくる、とも。

《》低金利で簡単に資金調達できる状況の危険性を、米の金融政策担当者が痛感している今。その緩和的スタンスが更なる”最もリスクの高い市場(HY)”への資金フローを促しています。

「現況の米金利低下には、裏に”FRBの米国債購入縮小”と”米財務省の国債発行減”が(わざと)拮抗しているから(させているから)」との日経の見解が出ていましたが。

&昨夜NYの米10年債入札は「需要がやや軟調だった」とDRW.HD。10年債と2年債の利回り格差は10/28以来の水準まで縮小。

ロイター。「物価上昇のヘッジとして物価連動債に買いが入ったほか、低リスクの投資先として通常国債も買われた」と(債券投資は今後資産が目減りしていくと見られているも(利上げで)、短期筋か?)。30年物TIPS(物価連動国債)はマイナス0.592%と過去最低を更新(買われた)。

今日の米・中国の物価指標には要注意(CPI)。

時間外で米10年債は買われた。2年債は微かに売り。↓AM7:00。

              • 10年債:1.439%(↓0.058%)
              • 2年債:0.418%(↓0.036%)

ガソリン価格上昇により、米10月卸売物価指数が過去最大の伸びを持続している事。&10月生産者物価指数も年初に上昇。今は落ち着いているが、高水準を維持している。

→これは過去比で見ても稀な動き。資源高騰・人件費高騰が因、とシティG証券タカシマさん。

今夜の米CPIはプラス5.9%との市場予想。故に「物価転嫁は避けられない」インフレ率上昇とのマーケットの見方が広がっている。米でインフレ率上昇なら、日本にも影響有(日本も僅かにCPI上昇へと)

…BTCが過去最高値に。先物は67,625$(↑1140)。年初比4倍。

…ワールドニュースのシンガポール。デジタルシンガポール通貨について「仮想通貨による上下・他国中銀政策による通貨への影響etc. を避けるために、デジタルシンガポール$を構想中。も、まだ先の話」と。(シンガポールは割と”西側”の独裁国家的ポジションなので、無理が通る)

英は「自国デジタル通貨は最短で20年」としていました。

…元ファーウェイの「オナー」が、欧州で初の新型スマホの販売へと。

…技術はあるがお金がない日本。TSMCの熊本工場に570億円の出資をするソニーG。日本政府、ソニーGに借りを作る形か。

今朝のモーサテでは、シティG証券タカシマさんを誘導する形で「日本の成長は、個人(のCPI)にかかっている」とテレ東主導意見(言わされてる感)。昨日のヤジマさんは「賃金引上げ・減税」と。

…昨夜NY原油は、米国の入国規制緩和による航空需要拡大の観測から、84.15$(↑2.22$)まで買われた。

ちなみに、米は日本に対する入国規制を厳しくしました。これは宏池会勢力拡大中な日本政府への当てつけと見られています。

…仏マクロンが日本時間早朝に会見を開き、「ブースター接種を”50歳以上”とする」と、年齢幅を拡大させる旨を表明。

コロナ再拡大な欧州ですが、ワクチン接種が進んでいるので重症化・死亡数は少ないと見られています。

…英ロールスロイスが、小型原子力炉に4億ポンド投資へ。再生エネではなく。

共同通信「仏大統領、原発建設推進を表明」

気候変動対策の目標を達成する為、「再び推進」と。

…WSJ。「FRBが頼るモルガンのデータ、金融政策の指針に」

…米10年債実質金利:マイナス1.17%(昨日は1.11%)

…HY:109.27(↓0.07%)

…GOLDは1840手前で警戒感。→1835$がポイントと見ているマーケット参加者多数。→金利低下・インフレ警戒での上昇。

…GS「超低金利時代の終わりが近づきつつある可能性」~ブルームバーグ

「インフレ率はパンデミック前を0.5ポイント上回って落ち着く見通し」と。


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#329

2021-11-09 07:52:24 | 日記

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<今日の私的材料>

  • 独:ZEW景況感に注目。

…コロナが再拡大している独なので、今日発表の数字は「弱まる」と見られています。

→∴ECB内ハト派が強まり、ユーロの下押し圧力へと。

→∴米との差が鮮明になる、と見られての、「ユーロ安$高」と見られています。($円にはさほど影響はない、とソニーFG石川さん)

…今朝のモーサテでは、ソニーFG石川さんが今後の為替について分析。

11月下旬のサンクスギビングデイ前のポジション調整が入る & 世界的にコロナ再拡大な今 & 中国発orコモディティ発の問題 & スタグフレーション懸念の上昇 etc. を理由に、「一時的な利確ある」と。

「JPYは、日銀のハト派姿勢から、中長期的には下落(円安)基調。も、目先はリスクオフでの円買いがあるかも」とも。

も、JPモルガン証券の阪上さんは「新興国経済が回復の兆し。①製造業PMIが新興国で伸びている(先進国は減)、②ワクチン接種率が上昇してきた新興国。→∴Ⓐ世界全体の景気減速に歯止め、Ⓑサプライチェーン問題の解消へと。→∴日本の自動車メーカーの減産も挽回へと。→∴年末に、年初来高値の31000~32000もあると見ている」と。

…同じく今朝モーサテで、日生基礎研のヤジマさんは日本の戦略性(”環境”と”経済”の維持・可能性)について分析していました。(『日本は勝てるか』の問いに対し、『うーん…勝ってほしい』と)

「今までは『戦略性』が皆無だった」とも。

&岸田首相の緊急提言

            1. 賃上げ(税控除率の引き上げ・中小企業の賃上げ)
            2. デジタル・グリーン・AIの研究開発費の原資
            3. 大学ファンドの運用
            4. 看護・介護・保育の収入増

は、来年の予算で出てくると見られているが、「分配も大事だが、過去の政府には”改革を進めよう(賃金を上げよう)”という意思が無かった(外国人投資家は、ここのところの”改革”というワードに寄ってくるので)ので、今回は『改革というワードを出さないとダメ。∴予算編成に外国人は注目するはず』」と。

…米SNS企業の今期の業績悪化について、米みずほ証券カネマツさんは「企業の個人情報の自由使用が制限されたため、広告収入が減となり」と。

FBが社名を「メタ」に変更etc. (仮想空間での個人情報収集を目論むFB)、今後は個人情報を目当てとするM&Aが増加すると見ていました。(「CPUがメタに採用された」として、AMD⇑10.1%)

  • バイデン:OPECプラスがバイデンの増産要請に応じなかったが、「米国には適切な時期に対処するため、他にもツールがある」と、SPR(戦略的備蓄)放出の質問に米エネ省長官は答えず。「SPR放出する水準ではない」と(バイデンも明言せず)。

…現況のWTIは、8/23の安値60.76$からの、2ヵ月で⇑40%。先週は下落傾向(も、週末で絞ったが)。

背景には「産油国 vs 消費国(米)」という構図有り。混乱中。

&冬の需要期を迎えての価格上昇もあるが、核心はOPEC産油国の「春からの需要はある?」での増産渋りな今。油にばかり設備資金投資をしたくない産油国。脱炭素に向けての、投資先振分け中。

も、マーケットエッジ小菅努さんは「10・11月は、中国経済を見てのOSP引き下げだったが(中国経済が減速すると見ての、値段抑える作戦)、今後のアジア需要が強いと見てのOSP12月分の販売価格引き上げ。サウジはこれからの原油需要を強気に見ている」と。

小菅さん:米のシェールオイルについては「大規模増産に動いているので、値が上がらない(コスト高なのに!)」とも。

小菅さん:今後の原油マーケットについては↓

            1. 原油価格が上昇すれば、投資資金は流入する。
            2. しかし、来年増産が始まるので、継続は無理と見られている。
            3. 現在のサウジの”石油施設の稼働減(=OPECプラスの言う『減産』)”は、リスク対応ではなく「止まっていたオイル井戸を掘り返しているだけ」だったところの「その井戸の稼働を再びストップさせているだけ」な策士サウジ。(ロシアの増産枠を増やしてあげて(恩を売った)、実は自国も実質増産(本稼働基で)してた的オチだった)

→①②③から、「来年”年明け後”には流れは変わってくるだろう。&コロナ再拡大での再ロックダウン開始なら、価格はガラッと変わるので要注意」と。

…中国で昨日から始まった六中会議。来秋の党大会での”習の異例3期目”に向け、40年ぶりの「歴史決議」を採択へ。

∴北京閥と上海閥の結束とも。&「上海閥系企業への投資は今後慎重になっていくだろう」と日経FT。(本土当局の香港ハイテク企業への規制が厳しくなってきているので)


<追記:zerohedgeさん>

…ブレイナードさん、検索がヒートアップする中、連邦準備制度理事会(FRB)の為に(Fed議長として)バイデンにインタビュー。

パウエルが去った後、ブラックロックに有利となるetc. 深刻なリスクがある。(ブレイナードさんが議長に就任するとハト派になるので、マーケットにとっては悪くない。→$売り(円高)な今)


よろしくお願いいたします。


株価予想日記#328

2021-11-08 09:17:20 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • ポートフォリオの株を抑制した分はマルチアセット・ロングショートでのリスク抑制型・トータルリターン重視型ファンドへ。

過去二度、米の利上げ政策前後に米株は低いリターン率局面を迎えた例があるので、”それなりの調整”を想定しての抑制。コロナ後のマーケットは”調整しても微調整で終わる”だったのでマーケットは買いが進んでいたも、今後は非対称性リスク(どちらか一方にエネルギー集中)が高まる可能性を踏まえ、キャッシュを厚めにしておく。

  • HY債:109.30(↑0.45%)。4日続伸。急激に買われ始めている。
  • サウジアラムコ、12月のアジア向けOSP(原油公式販売価格)引上げ。需要に自信あり。
  • 来週の米インフレ指標。

足元の原油価格が伸び悩みつつあるが、価格が急上昇した月の物価統計とあって、上振れを心配する声が。予想以上の伸びとなれば、恐らく”悪い金利上昇”と受け止められて$が買われやすくなる一方で、株価には調整圧力がかかってきます。

  • 今の高インフレの原因は、供給制約(サプライチェーン混乱)によるものではなく、需要急増によるもの(急増しすぎている今)。

ほぼすべての物は、パンデミック前を超えて史上最高水準の供給量となっている。

  • FBR人事問題。インフレ長期化に対応する姿勢なら、すんなりパウエル再任。も、時間かかりすぎ。

T-Billは8w・13wしか売られていない(しかも微)。要注意。

  • バイデンの求心力低下。来秋の中間選挙まであと丁度1年。トランプら共和勢力が強くなってくると、中国への影響が懸念材料に。

米インフラ投資法案成立したも(ジョージア州知事選挙で民主が負けたため、危機感を感じた民主急進左派(それまでインフラ法案に反対していた)が”公共投資には賛成”に動いた)、子育てケアetc. 福利厚生関係の法案は未成立(セットで可決しようとしていたバイデン。失敗)。


よろしくお願いいたします。