2016年度<合格体験記>(104)
●英語(メルマガ読者、昨年度及び今年度「通訳案内士で食べていく方法」セミナー参加者、各種教材利用者)
(1)受験の動機
・一旦フルタイムの仕事を辞めると良い仕事はないので、自分に付加価値をつけ、短時間でも私にしかできない、稼げる仕事をしようと思った。
・また東京五輪を控え、ボランティアでなく有償でガイドができるこの資格に興味を持った。
・昨年初受験し、地理の非常識な問題に希望を打ち砕かれ、再挑戦の意欲を失いかけていたが、ハローの存在を知り、メルマガでの植山先生の熱いメッセージに触れているうちに、再挑戦する闘志が湧いてきた。
(2)第1次試験対策
現役の通訳案内士の方が神戸市勤労会館で開催する「通訳案内士講座(邦文3科目)」を、受講した。
近年の試験傾向も熟知され、提供される情報量と質が大変高く、特に一般常識が網羅されていた。
お蔭で昨年歴史と一般常識は合格できた。
今年は地理のみ受験した。
<英語>2015合格のため免除
(TOEIC免除と思いきや、IPテストは対象外だった。)
<日本地理>
昨年は難問奇問で挫折したが、冷静に考えれば、みんなができている基礎点で落としていたところがある。
日本の国立公園や国定公園の構成要素の地名、主要な河川名とその河川が形成する平野の名前など。
今年は、ハローの教材を使い倒し、弱点をつぶしていった。
マラソンセミナー動画視聴、テキスト読み込み、Flashcardsの繰り返し。
特に電車での移動時間や歩き時間にも、スマホのFlashcardsを活用し、過去問90%以上の回答率になるまで、一次試験当日も実施した。
また、旅行会社の国内旅行パンフを各季節ごとにもらってきて、旅行コースや見どころを眺めていた。このような旅行者目線も非常に重要だと思う。
2015年の出題を踏まえ、世界及び日本ジオパーク関連の書籍を図書館で借りたり、ネットで調べたが、専門用語が多く、範囲も膨大で、なかなか頭に入らず、苦労した。(今年は出なかった。)
またNHK worldをスマホで視聴できるようにし、Journeys in Japan, J-Trip Plan, Trails to Tsukiji などで各地の名産や名所、風物を英語で紹介する番組を視聴した。四国のお遍路、松尾芭蕉のルートもチェック。(2次対策も兼ね、シャドーイングも時折実施。)
NHKの「もういちど日本」は自動録画させていた。
たった5分の番組だが、各地の風物がよくまとまっている。関係ありそうなもののみ視聴。視聴の際は、必ず下記の地図で場所を確認した。
・脳を鍛える!地図ドリル
・なるほど知図帳日本
・日本歴史旅行地図帳
また、新聞で観光関連のニュースには留意し、日本遺産や広域観光周遊ルートなどの把握に努めた。
今年の自己採点では80点ほどだった。
<日本歴史>
2015合格のため免除(2015年自己採点85点くらい)
大学受験の際に世界史であったため、2015は全体の流れを易しい教科書を読み把握し、下記で肉付けした。
・山川詳説日本史図録
・改訂版詳説日本史ノート
・ベック式日本史ゴロ覚え
・超速!日本文化史の流れ竹内睦泰
・超速!日本近現代史の流れ竹内睦泰
特に「詳説日本史ノート」に、答えを見ながら答えを書き込み、手を動かしながら覚えるよう努めた。また、超速シリーズはよくまとまっていておすすめ。
<一般常識>
2015合格のため免除(2015年自己採点45点くらい)
新聞などで、観光関連の政府の情報をチェック。
統計資料、日本遺産や広域周遊ルート、
国立公園の活用等の情報を確認。
(3)第2次試験対策
①耳慣らし、口慣らし
家事や移動の合間には、耳が必ず英語を聞いているようにしていた。
できるかぎりシャドーイングを実施。
聞く内容は「英語で説明する日本の観光名所百選」のCDや上述のNHKworld の日本紹介番組など。
また、QAで突っ込まれた時のため、日本的事象で知らないことをネットで調べた。
②予備校の利用
植山先生の模擬面接は遠方で受講できないため、本番の感覚を感じるために利用。
・A社の2次対策セミナーを6時間分ほどDVD受講。
・B社の2次集中セミナー
(10名程度の生徒と講師2名で、逐次と面接特訓)を受講。
③スマホの録音機能を活用
今年度ハローの2次試験対策セミナー動画を視聴。北川式を参考にした。
試験前1週間は、2分間隔を身に着けるため、スマホで自分のプレゼンを録音してチェック。
最初はうろたえるわ英語もひどい自分の声に赤面しつつ、何度もやり直す。
客観的に英語の内容も判断でき、回数を重ねるごとに上達したが、不安にさいなまれた。
・上記のほか、私は英文を自作する能力がないので、関連書籍を参考にした。
・英語で説明する日本の観光名所100選植田一三著語研→CD付きで、通訳案内士の2次対策に大変良い。
・英語で日本紹介ハンドブック松本美江著アルク→良著。辞書的に使った。それほど活用していない。
・日本人の考え方を英語で説明する辞典
本名信行・ベイツ・ホッファ編有斐閣→12人ほどの共著で、説明が中立的。
気に入った表現がいくつも見つかった。
・The History, Religion and Pride of Japan
Yamakuse Yoji & Daniel Warriner IBCパブリッシング→比較的平易な表現で、参考になった。
・英語で説明する日本の文化植田一三著語研→少しマニアックな用語が多く、少し見た程度。
(4)ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
試験を受けてみて、2次試験では、心理的状況も大きく影響すると感じた。
私は植山先生のメルマガのおかげで、比較的平常心で臨めたのが良かった。
心臓がバクバクしたが、笑顔で丁寧な応対を心がけた。個人的には、本番ではインプットの10分の一くらいが出せたら御の字だと思った。
それくらい、準備が重要である。
また、昨年「通訳案内士で食べていくためのセミナー」を受講し、合格後の自分をイメージしながら、試験勉強を進めていくことができた。
植山先生は、時機に適した内容をこれでもかというくらい、ありえへんサービスを提供してくださるので、大変ありがたく、心より感謝している。
(5)今後の抱負
私は、インターネットを活用し、直接外国人観光客にガイドとして使ってもらえるようHPやSNSで宣伝しようと思っている。
昨年の水野氏のお話し(自分の強みを生かす)を踏まえて、私はまずは地元限定で、うまく案内できるルートを増やしていき、魅力的なワークショップを提供していこうと考えている。
(保育園に通う子供がいるので、泊りがけや早朝から夜遅い仕事などはできないが、それを言い訳にせず、自分の可動範囲でやる。)
また今年のセミナーで、どのようなベテランガイドの方々も、できる下準備はすべて全力で行いガイドに臨んでおられることを知ったので、私もできるかぎりの努力を行い、諸先輩方に恥じない仕事をしたいと思う。
また、植山先生の寛大なお志に対し、常に感謝を忘れないようにしたい。
植山先生、大変恩義を感じています。本当にありがとうございました。
以上