折々のうま-当たらぬでもなし

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馬券工学の不毛の論争に答える(回収率の本質)

2014年01月18日 09時41分50秒 | 馬券工学の不毛の論争に答える
回収率200%のローテでも当たらない。
こんな体験は良くあることだろう。
私は回収率は、こと馬やローテ、条件に関するものは一切考慮しない。

回収率が高いものは2つのパターンがある。
コンスタントに勝っている場合と
少数の穴が平均値を引っ張っている場合だ。
いわゆる個人の収支の改善のためには穴狙いに徹するのが王道ではあるが、
(控除がある以上、多数的中で転がすより、1回の穴の方がよい)
馬やローテ、他人の予想を参考にする場合はコンスタントに勝っている場合を
選ぶことになってしまう。

穴が回収率を引っ張っている場合は、まず当たることはない。
待ちきれなかったり、あまりにも高オッズで切ったときに限って、
1着に来てしまうものだからだ。
敢えて回収率を予想に生かそうとするなら、勝率とのバランスを見ることだ。

むしろデータとしては1着時の平均配当の方が有効だ。
回収率と何が違うのか。
分母が全体の出走回数と1着回数の違いだ。
来れば大きいが、なかなか勝てない馬、ローテ、条件と、
勝つが人気になってしまう場合を峻別できる。

常勝馬が高配当になることはあり得ない。
考えてみれば簡単なことだ。
回収率は予想成績の評価としてはいいが、予想自体には何の役にも立たない。

コメント
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