GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

ヨーエンス・ゲームズ ナホム選手2位、日本人選手も活躍

2011-07-28 12:16:15 | 参加試合結果
27日夜、フィンランドで行われた陸上国際大会・ヨーエンス・ゲームズ
STCIでサポートしているナホム・メスフィン選手(エチオピア)が3000m障害に参加。
先のサボー・ゲームズに続き積極的なレースで2位に入る健闘。
記録は8分23秒15。只、今季2度目の世陸A標準記録突破には僅か0.5秒届かず少し残念。
今レースでは1000m(2分46秒)、2000m(5分36秒)共に本人が先頭ラップを取っているので、
もしかしたらペースメーカーが上手く走ってくれなかったのか。
当初主催者の話ではトップが8分20秒を切るレースを予定と言っていたのですが。

いずれにせよ今回の欧州転戦はナホム選手一人で回り、不慣れな環境の中2戦ともしっかり走り、
目標であるA標準記録を突破した事は立派。まだ22歳と若い選手ですが5月上海DLの時の本人の
行動や普段コミュニケーションをとる中で、ある程度海外のレースに一人で行っても大丈夫だろうという
感じはしていましたが、今回ナホム選手のアスリートとしてのたくましさを再認識した遠征でした。

今後は母国エチオピアに帰り8月世界陸上、9月オール・アフリカンゲームズの代表候補合宿に合流。
両大会の代表選出の報を待ちます。日本と違い、代表の選考基準がメディアや陸上雑誌等を通じて公に
なっていないので本当にギリギリまで誰が選ばれるか否かが分かりません。この辺はいつもの事なので
仕方がない事なのでしょうが。。。

一方、同大会には日本の中長距離陣も参加。男子5000mでは宇賀地選手(コニカミノルタ)が
13分38秒39の好記録で2位。5月にアメリカのレースで実際に走りをみましたがガッツと粘りの
ある走りが印象的。
その後のレースでも常に安定した成績を収めており記録だけでなく強さを感じる選手といった感があります。
その他の日本人選手も健闘。不慣れな海外で色々な経験が出来るこの様な遠征は若い選手の強化には
大切な機会。
こう言った遠征での経験を通じてぜひワールドクラスのアスリートが日本から一人でも多く出てきて
ほしいものです。

各種目の結果はこちら

↓ナホム選手。エチオピア陸連からの朗報を待ちます。




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