YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

宮部みゆき

2011-11-18 21:33:00 | Weblog
『模倣犯(三)』

どんどん話が深くなり…
広がって…

どうなっちゃうんだろう?

もう、目が、離せない 


『今、あのカップルを観察していて、ストレートに(羨ましい)と感じ、それを自分で自分のなかで再構成してしまったのは、それほどにあの二人が心地よい組み合わせで、楽しそうで幸せそうで、そして健康そうに見えるかだからだった。
二人が放っているオーラの健全さは、二人が、お似合いの組み合わせであることを裏付けている。どちらかが無理して相手に調子を合わせいるカップルからは、あんなオーラは出てこないものだ。』

『和明は和明でここのところずっと何やら考え込んでいる様子で、家族とのコミュニケーション不全病にかかっているから……
彼を除く家族3人が「トゲトゲ病」にかかっている事にさえ、気付いていないようだった。』

『誰かに向かって手を広げ、俺がついてるよ、一緒なら大丈夫だよと声をかけた瞬間に、人間は、頼られるに足る存在になるのだ。
最初から頼りがいのある人間なんていない。
誰だって、相手を受け止めようと決心したその時に、そういう人間になるのだ。』


さあ、第四話!
実はもう、半分くらい読んじゃってるんだけど…

楽しみ  

ニム氏からのメール

2011-11-18 20:44:42 | Weblog

『 梅澤先生の診察と治療受けて来ました、抗がん剤はがん研と同じですが最初にCT撮って前回と比較した上で治療内容決めるので格段に信頼出来ます。

次回からは温熱療法も合わせていきます、電子レンジみたいにして身体の深部に42度位の熱を加えます。

がん細胞の成長はなさそうですが肝臓に何かありそうです、先ずは経過観察します。
腫瘍マーカー(がんの種類によって血液に印が付くみたい.一番分りやすいのが乳癌・前立腺がんだそうです。)もみて貰いましたがあまり参考にはならないようです。

僕の場合は本人同様はっきりしないようだ(笑) 』


私的感想

がん研にかかってる間は、なんだか彼が “モルモット” みたいに思えて…淋しかった。
だって、抗がん剤投与の後の副作用で歯茎が腫れた時の先生の言葉が、
「次回、腫れそうな歯は、ぜんぶ抜いておいて下さい。」だったのよ 
そんな事言われたら…
頭おかしくなるよ!

もともとがドーナッツ星人の彼。
なんだか、ドーナッツのわっかが二周りくらい大きくなって…
来るメール来るメール (この人、どうなっちゃったんだろう?)って思うくらいに、心のない、本当に 『 心ここにあらずメール 』 だった。

そりゃ、自分が癌だって言われて、落ち着いていられる人なんている訳ないんだけど…

今までの彼を知ってる私には…信じられなかった。
悲しかった。
私の愛した人の心を、そんなにしちゃった “癌” を恨んだ。


でも、今回の梅沢先生に会ってからの彼は変わった!! 

戻ってきたの! 彼の “心”

“癌”ってとっても怖い!
でも、身体よりも心が負けちゃったら…
絶対に治れない!
逆に “心”が元気なら…勝てる!! 

だから、彼は、もう大丈夫。
だって、心の元気が戻ってきたから、これから続く辛いであろう “治療”にも、耐えられる 

でも…相手は手ごわいから…完全になくす事は出来ないと思う。

だから…今以上に大きくならないように、少し(いっぱい?)不自由だけど、癌と仲良く生きていければ…
その日その日、精一杯。
悔いのないように!

ね